森次 美尊

児童手当拡充!オルカン・資産運用の掛け合わせで大学費用とどう戦う!?

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

2024年10月から児童手当が大幅に拡充しました。
子育て世代の方にはかなり良いニュースだと思います。

変更点① 支給頻度が4か月に1回から、2か月に1回に

まず変わる点としては、今までは年に3回、4ヶ月分が出ていましたが、
2ヶ月に1回、年6回で出るようになりました。
年3回というと忘れた頃に入ってくる感じでしたが、2ヶ月に1回、年金等と同じ頻度になります。
毎月のやりくりがすごくやりやすくなるというメリットがあると思います。

今までの4ヶ月に1回というのは、ボーナスのような感じでした。
どのように管理して良いのかわからないという方も多かったのではないでしょうか。
ただ、これの良い面もあって、どうして良いのかわからないからこそ、
ちゃんと貯めときましょうという、優しさなのではないかとも考えています。

これが2ヶ月に1回に変更になると、今までと同様に貯めるということもできますが生活費に充てる
ということもできるので、多くの世帯をカバーすると思われます。

変更点② もらえる期間の延長と、3人目に対する大幅な拡充

そして何よりも貰える金額が大きく拡充しました。

今まで児童手当というのは子どもが生まれてから3歳までの間は1万5000円が貰えて、
その後、中学校を卒業するまでの間は1万円がもらえるというものでした。
合計で198万円をもらえるような制度です。
これが1人目と2人目でもらえます。

3人目はこの1万5000円の期間がちょっと長い。
1万5000円が1人目と2人目は3年間ですが、3人目は小学校の間までずっと1万5000円がもらえて、
最後の3年間は1万円という制度でした。

これが大幅に拡充しました。

まず1人目と2人目。
1万5000円が3年間、その後1万円が15歳までだったものが、15歳ではなく18歳まで伸びました。
確かに高校もお金がかかるので、今までなぜ中学校までなのかな?と思っていましたが、
今回高校までしっかり出るようになりました。
かなり大きいかなと思います。
月1万円の12ヶ月を3年間ですから36万円増えたということになります。

以上が1人目と2人目で、大幅に拡充したのが3人目からです。

まず最初の3年間1万5000円だったものが、拡充されて3万円になります。
そして今までは12歳まで1万5000円を貰えて15歳まで1万円だったものが、
拡充されて18歳まで3万円もらえます。

とてもわかりやすいし、たくさんもらえるようになりました。
今まで3人目は252万円を貰えていたものが、今回の改正で648万円もらえるようになります。
約400万円、たくさん貰えるようになります。

1人目で36万円、2人目で36万円、3人目でなんと約400万円多く貰えるようになるので、
合わせると470万円くらい、3人子供を産むと多く貰えるようになります。
つまり、2人産むよりも3人産んだ方が一気にもらえる額が増えるという制度です。

これは何を意図してるかというと、
やはり少子高齢化で今子どもを産む人が減ったので、日本の人口がどんどん減っていき働き手がいなくなるということで、
若者を増やしたい、今の子育て世代に沢山子供を産んでほしい、こういう意図があるのだと思います。
今までも3人目は多少の拡充はありましたが、今回2人目と3人目にかなり差をつけたのは、
やはり3人産もうよという制度なのではないか、と思います。

3人産むと、今までは3人分の児童手当で約650万円を貰えていたものが、
今回から1110万円貰えるようになります。

さらに3人目がいると、これはまだ決まっていませんが、
1人目が大学に行った時、下の2人が扶養の形でいます。
扶養家族という形で下の2人がいる状態で、一番上の子が大学に行くとなった時、
奨学金のような制度になるのかわかりませんが、大学の費用がある程度優遇されるということを言われています。

今、高校は無償化です。
小学校、中学校も基本は義務教育なので学費はかかりません。
これが大学も学費かからなくなるかもと言われています。

そうなると、2人いるより3人いた方が仮に3人とも大学に行った時にはとんでもない差が出てくるので、
経済的には3人いた方が有利になるかもしれません。
もちろん毎月の食費や、子どもの世話、正社員になれない等、3人いることの負担はありますが、
一方で精神的な面で子どもが3人いるというメリットもあると思います。
そのように考えた時、今回の制度で3人作ろうかという大きな後押しになるはずです。

ここまでのお話はただの情報です。
今回皆さんに持って帰っていただきたいお話ははここからです。

このような制度が決まりました。
今後こういう形で2ヶ月に1回貰っていくということが決まりました。
今までは15年間だったものが18年間ずっと貰えるようになりました。

それを皆さんはどこに置いておきますか?

今日本は物価上昇時代に入りました。
物の値段がどんどんと上がっていきます。

海外と比べた時、海外は日本よりも物価が高い。
特に先進国は物価がすごく高いので輸入品は値上がりするだろうなとか考えたり、
人手不足で働き手がいないから人件費上がるだろうなって考えると、
この物価上昇というのはこれからも続くと考えるのが普通です。

その物価上昇に金利が全然追いついていないので、
今銀行にお金を置いておいても全然増えません。
でも物価は上がっていく。
つまり、銀行のお金は価値としてはどんどん減っていっているわけです。

せっかく児童手当というものを貰ったのだから、
できれば大学費用で使ってあげたいなと思うはずです。
それであればこのお金は資産運用に回したいですよねと考えます。

このコラムでも長期分散積立投資ということで、
投資信託を使って分散して世界株で長期的に運用しましょうということをお話してきました。

今一番売れてる定番はオルカンと呼ばれる世界全体に分散するインデックスファンドです。
(オルカンの良し悪しは一旦置いておきます。
 過去のコラムでいろいろ書いているので、是非読んでみてください。)
このオルカンの数字を使うと過去50年間の年平均利回りが7%です。
これからも仮に7%で進んでいくとします。

子どもが生まれて児童手当を貰い始めました。
これを3人分もらえる。
つまり、トータルで約1110万円もらえます。
これを全部オルカンに入れたとします。
子どもが18歳になったタイミングでどうなるのか?

もらったお金1110万円が約2250万円になります。
約2倍になるわけです。

今、大学費用は学費、入学金合わせて、私立大学、4年制、自宅から通うという前提で、
だいたい700万円くらいと言われています。
700万円×3人で2100万円。
児童手当を運用しただけで2250万円はクリアです。

細かなことを言うと学費も物価上昇で値段が上がっていくのでもっとかかるでしょう。
ただ3人いたら1人目は無償化という制度も始まるかもしれません。
であればやはり、児童手当を運用しておけば、もう大学費用は怖くないということです。

せっかく拡充したこの制度を資産運用の財源にすることをぜひ考えていただけたらなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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