
こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!
今回は、小学生でも分かる金融業ということでお話したいなと思います。
現代の物価上昇時代に入っていくと、
銀行に置いているお金は減っていく、といったことをいろいろなところで耳にするかと思います。
どんどん物の値段が上がっていくのに対して、給料も最低賃金もどんどん上がっていきます。
ただ、銀行に置いているお金はそれほど利息がつかないから上がらない。
今20万円を使えば20万円の生活ができるのに、
20年後に同じ20万円を出しても同じ生活ができない、30万円、40万円を出さないといけない。
それなのに、銀行に預けた20万円は20万円のまま。
これでは生活できなくなる、銀行は良くない、といったことを言う人がいます。
それは考え方が間違っています。
銀行はそもそもそのようなことをする場所ではありません。
それはサッカーを観戦しながら、なぜ手を使わないんだと言っているようなものです。
サッカーというルールがあるというだけの話です。
それでは、金融業のルールはどうなっているのか、
このルールを理解すると皆さんがどこにどのようにお金を置けばいいのか、
そのヒントになるのではないかなと思うので、今回解説していきます。
小学生でも分かるシリーズということで、ざっくりと解説していきます。
大きく言うと金融業は、銀行、保険屋さん、証券会社の3つがあります。
それぞれ何をしてるかというと、人から預かったお金を運用して利益を出しています。
預けてくれた人に対して、ありがとうございますと言って何かを還元しています。
この還元の仕方がそれぞれ違う、と認識すれば良いです。
では、どのように還元しているのか。
銀行
銀行に預けてもお金は全く増えない、それは良くないと言っている人がいますが、改めて考えてみてください。
銀行は皆さんに何を還元してくれてますか?
皆さんがお金を預けることで、皆さんは何をいただいているのでしょうか?
何ももらってません、金利0.01%じゃないですか。
それは収益制という面を見ているだけです。
お金は増やしてもらえていませんが、もらっているものがあります。
銀行にお金を預ける時、どのようにして預けましたか?
ATMや、銀行の窓口で預けられたと思います。
いろいろなところに、ATMや銀行はあります。
それらのお金は誰が出しているのでしょうか?
そして、そこにはいろいろな従業員さんがいます。
給料が高そうな、優秀な人がいっぱいいます。
その人たちの給料は誰が出しているのでしょうか?
そう、銀行は皆さんにサービスを提供しているのです。
サービスというのは、例えば銀行間決済であったり、給料振込であったり、ATMですぐに引き出しが出来たり。
分からないことがあれば、窓口に聞きに行ける、両替をしてくれる。
全て流動性なのです。
専門用語で言うと流動性、つまりお金をすぐに出し入れできるというものです。
お金をすぐに出し入れできるということは、短期間の財布です。
今日、もしくは来年くらいといった期間で、何があるか分からないからとりあえず置いておきます、
そういった使い方にはとても向いています。
短期のお金は銀行に置く、これは正解です。
一方で20年間、銀行にお金を置いておいても金利は全くつきません。
物価上昇を考えると損していませんか?となります。
つまり、長期のサービスはしていません。
長期の財布には弱い。
短期には強い、長期には弱い
これが銀行です。
証券会社
銀行の正反対をやりましょうと言っているのが、証券会社と言えます。
NISA口座を作る時、証券会社で作ります。
投資信託で運用します。
もちろん、中には投機的な危ないものもありますが、それはいったん置いておきます。
ここで説明するのは過去に何度も紹介してきた、長期分散積み立て投資という資産運用のことです。
国も推奨している資産運用をやると、長期的には右肩がりで成長していきます。
ただピンポイントとなると、リーマンショックのようなものが来るかもしれないので、
やっぱり使いにくい。
証券会社は短期の財布には向いていません。
長い目で見たら増える、長期の財布には向いているので、
まさに銀行の正反対をやってくれているのが証券会社です。
銀行のお金と、NISA等を中心とした投資信託での長期分散積み立て投資での証券会社のお金、
これらをバランスよく、手前にいくら置いておくのか、将来にいくら持っていくのか、
これを考えていただくことが実は投資を考える第一歩です。
保険
長期投資をするのであれば、当然長期間、証券会社にお金は置いておかないといけませんが、
途中で万が一のことがあれば出さなきゃいけない、そのようなリスクはあります。
身体的なリスクです。
そこをカバーしましょう、何かあった時のための財布を作っておきませんか?、
これが保険会社です。
長期と短期の架け橋になる、これが保険会社のサービス、保障です。
つまり全て必要なのです。
どれがダメということはありません。
保険は損する、いやいや保険は保険のサービスをしているのだから、このサービスが欲しければ保険は良いのです。
銀行はお金が増えない、いやいや銀行はそもそもそのようなサービスはしていません。
銀行は短期の財布としては優秀です。
証券会社はリスクがあるじゃないか、そうです、短期では使えません。
ただ長期的に置いたら右肩上がりに成長します。
というように、この3つの財布をいかにバランスよく組むのか、
これは、ライフプランという自分の人生設計を考えた上で、
どのタイミングでどのお金が必要になってくるのか、
ここを考えるということが重要です。
ライフプランを作って、自分は何をしなければいけないのか目的を決める。
その目的に合っているのは、銀行なのか保険なのか証券なのか。
このような観点で考えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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