
こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!
2025年はどのような年になるのでしょうか。
皆さんはどんな年にしたいですか。
今回はそのようなお話をしてみたいと思います。
2025年問題
2025年問題ということが言われています。
これは何かというと、後期高齢者、4人に1人が75歳以上になるということです。
そうなると、例えば介護施設に入りたい人、病院に行きたい人の数がどんどん増えていくのに、
少子高齢化で働く人が増えていないから足りない、サービスを提供できなくなってしまいます。
そうなると、病院が混雑するとか、介護施設になかなか入れない、そのようなことが起こるのでは、と言われています。
安い国、日本
今、日本は先進国の中ですごく安い国なのです。
海外旅行に行った時、日本人が行くと「高いっ!」と思ってしまいますが、
海外の人が日本に来ると「安いっ!」と思うはずです。
例えばオーストラリアやニューヨークでは、時給が3000円以上ついたりしますが、日本は1000円くらい。
給料も3倍もらっていて、物価も高いので出ていくお金も3倍くらいというのが海外で、
日本はその3分の1です。
この歪みが我々にどう関係があるかというと、2つあります。
1つは、海外のもの、輸入品が値上がりします。
今もどんどん値上がりしているのは、輸入品が値上がりしていることが理由のひとつです。
日本は輸入に頼っている国なので、これからもどんどん値上がりがしていくというのは間違いありません。
もう1つは、移民が来なくなります。
今、日本の少子高齢化で供給する人がいない状況を、移民の人たちが助けてくれています。
今もいろいろなところで働いています。
今後、このような移民の人たちが安い国にわざわざ来るでしょうか?
それであればオーストラリアに行く、シンガポールに行くとなってしまうはずです。
そうやって移民が来なくなる、ということは、これからますます働き手がいなくなる、となるわけです。
するとどうなるか。
サービスを提供する側として、医療や福祉というのはある程度、社会公共性があり、
国に値段を決めてもらってはいるけど、やっぱり値上がりしていくのではないでしょうか。
人がいないわけですから、人を雇うにしても給料を上げるしかしょうがない。
移民も来てくれない、人がいない、それであれば給料も上げるしかない。
海外の輸入品含め、いろいろな物の値段も上がっていくとなると、サービス自体の値段を上げないとしょうがない。
何が言いたいかというと、2025年問題、加えて海外に比べて物価が違う、
これらの問題を合わせると、これからも物価上昇していくよね、ということです。
この2、3年を見てもだいたい2%から3%の物価上昇をしていますから、
20年30年経つと、今毎月20万円で生活をしている人が、同じものを買って同じものを食べたとしても、
40万円くらい、倍くらい出さなければいえない、そのような時代が来るということです。
そうなると、銀行に置いているお金はどうなるでしょうか?
そんなに利息がつくでしょうか?
銀行に置いておいても利息はつきません。
20万円を置いておいても、20万円と少しくらいにしかなりません。
それなのに、20年、30年経った時、20万円で生活はできなくて40万円出してと言われてしまう。
つまり銀行のお金は減っていく、ということです。
では、どうしたらいいの?
ここで貯蓄から投資へと言って、2024年に新NISAがスタートしました。
そして今、なんと2400万人以上の方が新NISAの口座開設をしました。
日本の総人口の約19%です。
子どもはそもそも口座を作れないので、口座を作れる人で考えると、もうかなりの人が口座開設をしているということです。
イノベーター理論というものがあります。
世の中に何かが広まっていく時、このような動きをするというものです。
最初は2.5%くらいのイノベーターという人たちが始めます。
いわゆるマニアと呼ばれる人たちです。
次に情報感度の高い人、流行りもの好きの人がだいたい13.5%いて、この人たちはアーリーアダプターと言われています。
この2つを合わせた16%を超えるとき、キャズムという「これ大丈夫?」という不安視される“谷“があります。
この谷を超えた時、一気に大衆化します。
今、新NISA口座を開設している人は19.4%だから、この谷を超えた状況。
つまり2025年はNISAをやっている方が当たり前、という時代が来るということです。
ここで次の問題があります。
投資1.0として、とりあえずNISAを始めた、という谷は超えました。
ただ投資というのは長く続けないと意味がありません。
途中で解約してしまっては意味がありません。
結局やってないことになるし、良くない体験を作っていくことになります。
始めたからには続ける、これが本当の意味で投資をするということになるわけです。
では、続けるために何が必要なのか。
これを理解して次のステージ、投資2.0に行っていただく。
これが、2025年皆さんにやっていただきたいことです。
投資2.0。
それは何かというと、やらなければいけない投資からやりたい投資に変えようということです。
なんとなく周りに流されて、やらなければ損なのではないかとか、とりあえず始めましたとか、
物価が上昇しているからお金を銀行入れているだけでは損だと聞いたからとか。
とりあえず始めました、でも何を選べば良いかわからない、どうしたらいいの?
あの有名な人が言っているから真似します。
手数料が安いと聞いたので、よく分かっていないけどとりあえずやりました。
ランキングに入っているから、みんなと一緒だったらいいなと思ってやりました。
以上のように今は、消極的、受動的に投資を始めた人たちがほとんどです。
次のステージの投資2.0では、やりたい投資、
能動的に積極的に自分で選択していく、
そのような投資のターンに入っていただきたいなと思います。
なぜかというと、自分で選択することが長期で続ける一番の原動力になるからです。
そのような納得感のある投資を選ばなければいけません。
では、どうしたらいいのか。
その時に重要なのが、皆さんがやっているのは投資であって投機ではないということ。
まずは、これをもう一度再認識していただきたいです。
投機の機というのは機会、タイミングという意味の漢字です。
タイミングで投げる、つまり上がり下がりの安い時に買って高い時に売る、
マーケットの予想をして短期売買でお金を増やすやり方、
マーケットを見てマーケットに投資するという考え方、これが投機です。
投資は違います。
投資は、自己投資という言葉もあるように、成長して未来を作っていくというのがポイントです。
未来を作っていくのは企業です。
世の中に価値を生み出すのは企業しかありません。
企業が世の中にたくさんの価値を生み出して、経済を成長させていくわけです。
この企業にお金を預ける、マーケットに預けるという予想をするのではなく、企業に預けて成長させる、
これが投資です。
これからの時代背景を考えると、このようなことが予想できるなとか、こういうニュース見たよとか、
このような判断は全部投機です。
そうではなくて、どのような企業を未来に残したいのかどうか、この考えが投資です。
例えば知らない間に自分のお金を戦争している企業、戦争に加担している企業が使い、
ミサイルを作ってその企業は儲けているかもしれません。
その時、自分の資産も儲かるかもしれませんが、戦争に自分のお金が使われるということは嫌ではないでしょうか。
それによって戦争系の企業が成長し、戦争のある未来が来たら嫌じゃないですか、ということです。
一方で、とある投資信託が2004年にAmazonの株を買っていたとします。
2004年というのは、まだスマホを持っていない時代です。
そのような時代にAmazonのジェフ・ベゾスは、
みんなが手元で世の中のすべてのものをネットで購入できる時代が来る、
このような未来を信じたわけです。
そして、今その通りになっています。
しかも購入した履歴から情報を吸い上げて、あなたにはこのような商品がぴったりじゃないでしょうか、
とアルゴリズムを解析して提供してくれているわけです。
2004年から見たら夢のような世界です。
買い忘れとかなく、あなたに向いているもの全てが手元に出てきます。
今Amazonで車でも家でも買える時代です。
全てが手元で買える時代が来たのです。
そのような未来を2004年に考えていたジェフ・ベゾスに、
「すごいね!お金出します」という人たちがいたということです。
その投資家がいてお金を出したからこそ、Amazonは未来に残っていき、我々の現代を作っていったわけです。
投資という考え方がなければ、
いくらジェフ・ベゾスがそのようなすごいことを考えたとしても、この未来は実現できなかったわけです。
さらに付け加えると、2008年にAmazonの株価は半分くらいになっています。
夢のような話を追いかけいたとしても、マーケットというものは気まぐれに動くので、
リーマンショックが来た時のように、下がる時は下がるのです。
ただ、マーケットは投資には関係ないと書きました。
投資家はマーケットを見るのではなく、企業の利益を見るのです。
今株価が下がっている、リーマンショックで下がっているけどマーケットは関係ない、
このようなものは見てもしょうがない、
ジェフ・ベゾスの想いを信じる、Amazonの企業の利益はちゃんと出ているとAmazonを信じたことで、
投資家はその投資信託に関しては売却せずに持ち続けた、保有し続けた。
さらに買い増しするところもあった。
そのようなお金があったから、今のAmazonが存在しているのです。
すごくないですか?
このような企業を個人で見つけられたら最高です。
個人で見つけられたらいいなと思いますが、さすがにそれは難しいです。
だから投資信託、信じて託す、です。
専門でやっているファンドマネージャーと呼ばれる人たちがいるので、
その人たちに自分のお金を託して、その人たちにその企業が残る未来がいいよね、という企業を選定してもらう。
年中、世界中を飛び回っていろいろな企業訪問をしてチェックしていて、
その情報を投資家に発表、情報を開示してくれます。
この企業良かったですよ、このようになったんですよ、
だからこれだけ投資するんですよ、といったことを教えてくれます。
そこに皆さんが納得感を取れるかどうかです。
この投資信託は自分の考えている未来と近い未来を意識してくれているな、
そしてちゃんと実績が出ている、それだけのパフォーマンスをちゃんと出している、
ここに一貫性があり納得感を取れたとすれば、その投資信託は皆さんの大切な資産になっていきます。
多少のマーケットの上がり下がりを気にしなくなります。
そして、長期で投資を続けられるようになります。
ただ数字に投資している、よくわからないから、やらなければいけないという理由で投資をしていたとすると、
やっぱり下がった時に不安になります。
自分がやりたい、そのような納得感を持っていれば多少下がったとしても、
例えばAmazonは頑張っているという納得感があるから、そのまま続けられます。
最後に、そのような投資信託をどのように探したらいいのか?ということについて。
運用する人たちのことをファンドマネージャーと言いますが、
優秀なファンドマネージャー、優秀な投資信託というのは情報をどんどん開示しています。
ファンドマネージャー自らの場合もありますし、その投資信託の代表の方が宣伝広告塔になって、
いろいろなメディア、SNSで発信しています。
本を出している場合もあります。
そのような情報を集めて頂き、その中から信じて託せるファンドマネージャーを探し当てていただく。
これが最高の方法だと思いますが、この方法は少しハードルが高いです。
探す時間はありません、本を読む時間あありませんという方へのアドバイスです。
今はネットでやるのが主流になっていますが、一度立ち止まって考えてみませんか?
ネットでNISAをやって、自分で全部やっていいんですか?
証券会社と提携していて証券口座のお手伝いできますという、いわゆるIFAと呼ばれる証券仲介業の方や、
ファイナンシャルプランナーの方のように運用のお手伝いをしてくれる方、
このような担当者がいる上で投資信託を購入する、NISA口座で保有するということをやっていただければ、
この担当者が知っています。
このファンドマネージャーいいですよとか、この投資信託いいですよ、ということを知っています。
推奨ファンドと呼ばれる、推奨している投資信託をちゃんと持っていますから、
そこを聞いかもていただいて納得感を取れるかどうかです。
担当者なのにインデックスとか言っていたら、おそらくその人はよく分かっていないので、
その場合はちょっと注意していただいた方が良いかもしれません。
別にインデックスがダメなわけではありません。
ただ、インデックスは誰でも知っている情報です。
プロであれば、その一歩を踏み込んだところ、
例えば、マクドナルドは誰でも知っているけど、銀座のお寿司屋さんは食通じゃないと知らない、
その食通の人かどうかという見極めをしていただくことが必要です。
これからは心の時代です。
人と人がつながるからこそ長期的に安心した投資ができる。
だからこそネットで全てを完結して合理的に数字だけに投資して、
ただただ無機質な投資をするのではなく、
投資2.0、
自分がやりたくなるような心の通った投資をしてほしい。
そのためにはそこに人がいるんだ、ということを考えて頂けたら良いと思います。
一番先にはお客様、そのお客様に提供している企業、その企業のサービスが世の中に価値を生み出す、
その企業に投資しているファンドマネージャー、
このようなファンドマネージャーを見つけられたらそれがいいです。
そして、ファンドマネージャーの手前にそのようなファンドマネージャーとも
情報連携をできている担当者がいるかどうか。
どこかで自分がイメージできる、心がつながる、
そのような投資をぜひ探していただく、
このような投資を2025年、皆さんにはやっていただけたらなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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