投資信託の手数料

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

本日は改めて投資信託にかかってくる2つの手数料についての説明をさせていただきます。
具体的には信託報酬と購入手数料です。
これ、結構な方が誤解していますのでぜひしっかりと読んでみてください。

信託報酬

まずは信託報酬ですが、これは自分の資産全体に対して毎年かかってきます。

正確には、毎年数%という決められた額を資産総額から365で割り、365日毎日抜かれていくという仕組みです。

例えば、100万円を投資して信託報酬が1%の場合、年間の手数料は1万円になります。
これを365日で割り算するため、毎日少しずつ引かれていき、1年でトータル1万円が取られるイメージです。

もし運用をずっと続けて、この100万円が1,000万円に増えたとしたら、今度は1,000万円の1%である10万円が年間の手数料になります。
この10万円を365日で割り算して、毎日少しずつ抜いていくことになります。

信託報酬は運用会社が差し引くものです。
運用会社はお預かりしたお金を使って様々な企業の株などに投資して運用しています。
そこから当然運用益が出ますので、その運用益の中から信託報酬を差し引いているイメージを持っていただくと分かりやすいかと思います。

つまり、自分の財布から毎月や毎日いくら取られたというよりは、例えば100万円を投資して1年間で10%増えて110万円になったものの、1%の信託報酬が引かれるため、実質利回りとしては9%なので109万円ですよね。という感じです。

このように、直接何かお金を支払っているという実感が湧きにくいもの、それが信託報酬になります。

この信託報酬は投資信託ごとに決められていて、例えばインデックスファンドなどは0.1%から0.2%というすごく安い設定になっています。
一方、アクティブファンドと呼ばれるものは1%から2%と、高めの設定になっています。

ただ、コンピューターが自動的に運用するインデックスファンドと違い、アクティブファンドはファンドマネージャーが世界中の企業をくまなく歩きながら調査し、チェックしています。
そこに自分の安心感を覚えるのであれば、安心料として1%程度の手数料を支払うのは、安いものかもしれません。

実際に1%以上の成果を上げることが過去の実績としてできていれば、これは「手数料以上の仕事をその投資信託がしているよね」という評価になります。

購入手数料(販売手数料)

一方の購入手数料ですが(販売手数料とも言います)、こちらは一般的に商品ごとに設定されているというよりは、一律3%というのが基準になっています(一部異なるものもあります)。
これは購入時の元金にだけかかる手数料です。

例えば100万円を投資しようとすると、最初に3万円が差し引かれ、残りの97万円だけが投資に回されるというイメージです。
※正確には税込3.3%なので、手元に残るのは厳密には97万円ではありませんが、約97万円というイメージで捉えてください。

この97万円が30年かけて、仮に1000万円まで増えたとします。
その場合でも、信託報酬のように毎年毎年手数料が引かれることはありません。
最初に3%引かれたら、その後は一切引かれない仕組みです。

「3%」と聞くと金額が大きいように感じるかもしれませんが、これは元金に対する3%です。
資産が10倍になっていれば、最終的な価値に対しては実質0.3%しか引かれていないことになります。

購入手数料と信託報酬

こちらのグラフを見ていただくとわかるように、同じインデックスファンドで24年間運用したとして、購入手数料を3万円取られたら元金が小さくなるので、24年後に15万円の差になっています。

一方で、このグラフを見てください。

信託報酬のように毎年資産全体に対して1%の手数料がかかると399万円になり、購入手数料3%と信託報酬1%の差は、約96万円になります。
こうなってくるとかなり大きな差に感じると思います。

まとめ

信託報酬は大きな手数料なので、その投資信託が本当に手数料以上の仕事をしてくれているのかを常にチェックする必要がありますが(弊社では運用報告会などで発表している)その手数料があるからこそ安心にも繋がる重要な手数料です。
一方の購入手数料は誤差なのであまりこだわり過ぎるのはよくありません。
というのも、例えばつみたて投資枠であれば購入手数料がそもそもかからなかったり、成長投資枠でもネット証券で買える投資信託に関しては購入手数料がかからなかったりします。

しかし、そもそも購入手数料はあまり全体の運用益に影響をもたらさないので、購入手数料の有り無しではなく、その投資信託が本当に納得感があり、長期で保有すべきものなのかどうかを見極め考えることが重要です。
購入手数料があるかないかだけで商品を選んでしまうと、本筋からズレてくるので大切なことを見失ってしまうかもしれません。

弊社では、つみたて投資枠で購入手数料を払いたくない人におすすめする推奨ファンドもあれば、購入手数料の有無に関わらず、本当に納得感のあるものを提案し考えていただく場合もあります。
また、ネットでは買えない、必ず購入手数料がかかるが、とても魅力的な商品もありますので、一概にどれがいいということはないのですが、お客様がより安心につながるものを選択されるということが正解だと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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