森次 美尊

失敗しない生命保険の入り方シリーズ:生命保険の正体は○○ 第1話

こんにちは。

ファイナンシャル プランナーもりつぐ先生です。

今日は【失敗しない生命保険の入り方】
永遠のテーマじゃないでしょうか。

めちゃくちゃ大きな買い物じゃないですか。
でもみんな、形に見えないし、全然わからないじゃないですか。
じゃあ、どうしたらいいの?っていうことを今週から3回に分けてお伝えしていきたいと思っています。
 

保険のお話

生命保険って言いますよね。
この『保険』、まずはここからお話していきます。

我々の年金、あれって『保険』なんです。
「年金保険料を払うよ」とか言いますよね。
例えば、万が一があったら、「遺族年金」って言って死亡保障みたいになったり、
障害者になったら、「障害年金」みたいな感じになるわけです。
老後、普通に受け取るのも「老齢年金」っていう形で受け取るんですけど、
それは1つの受け取り方であって、あれは『保険』なんですね。

じゃあ、保険、保険って言うけど、
そもそも『保険』って何なの?って話です。

今、世代間格差って言われてます。
若い人からは
「なかなか払った分が戻ってこない!だからもう払い損だわ!払いたくない!」
みたいなことを聞くんですけど、
あれは貯金じゃなくて『保険』なので別に払ったものを回収するというような考え方ではないんです。

今払ったものは我々のためにどこかに貯金してるんではなくて、今の老人を支えている制度なんですね。
これを世代間扶助という風に言います。


これが『保険』の根幹の考え方ですね。

現役で元気な人がお金を払って、
本当に困った人、
お亡くなりになった人(遺族年金)、
障害者になった人(障害年金)、
そして働けない今のおじいちゃん・おばあちゃんを支える制度(老齢年金)なんです。
なので、【自分たちが払ったものをもらう】ではないんですよ。

そうは言っても、お気持ちは分かります。

自分たちが今払っても、どうせ自分が老後になったとき、今の若者は支えてくれないじゃないか!ってね。
そう思うかもしれませんが、我々若い人にはまだまだ時間があります。
まだ老後を迎えていない人には、これからまだまだ時間があるんです。
この時間をどう使うかが重要じゃないでしょうか。
だから、僕は長期分散積立投資をやりましょうって言っています。

しっかり時間を使って、資産を作っていって、
我々が豊かになればいいんです。
我々が豊かな日本を作るんです。
すると、その豊かな日本を子供たちに残し、
そしたら、子供たちは「ありがとう」って言って、
我々を支えてくれるんじゃないでしょうか。

もちろん世代間格差があるっていうのは分かるんだけども、逆にこう考えてほしいんです。

今、我々が普通に働けているのは、
当たり前に道が通っていて、
当たり前に電気がつくからじゃないでしょうか。

戦後の焼け野原。
確かに、今も大変なんだけど、
それ以上にもっともっと大変な時代があったんです。

その時代、思いっきり頑張って働いて、どんどん開拓して
日本を豊かにしてくれたのが、今のおじいちゃん・おばあちゃんですよね。

でもこのおじいちゃん・おばあちゃんが長生きしてて、少子高齢化で、、、
だから自分たちの年金は少ないんだ、みたいなこんな風潮はちょっと歪み過ぎてるんじゃないですかって、思うわけです。

なので、是非、
ここはやっぱり良いスパイラルで行きましょう!

今の老人に「ありがとう」

おじいちゃん・おばあちゃん「ありがとう」って言って、
「おかげで俺、いっぱい稼げてるわ」って言って、そして感謝してお金を払いましょう。
その分、自分たちは今を一生懸命生きて豊になるんです。
そして、その豊かになった日本を残して、また感謝してもらう。

この【感謝のバトン】
これを【世代間扶助】って言うんです。

この【世代間扶助】の考え方を横展開して、
民間でやっているのが、『生命保険』だという風に考えてください。

お父さんに、子供たちに、自分に、万が一があったら、子供たちが困るな、奥さんが困るな、、、
じゃあ死亡保障入っておこうかってなりますよね。

お父さんに本当に万が一があって、3000万円の死亡保障が奥さんのところに入りました。
奥さんはこう言います。「おかげさまで助かります」
じゃあ、この「おかげさま」は誰のおかげなんですか?

もちろん、お父さんのおかげです。

生命保険会社かもしれない。
担当者かもしれない。
でも、正しくは、全国の家族を守りたいって考えて、
生命保険に入っている全国のお父さんたちのお金が届いたんです。

生命保険をかけている、このお金は貯金箱みたいなところがあって、これは保険会社が管理してるんです。
そして、本当に困った人に届けるよっていう、【相互扶助】という考え方で賄っています。
これが生命保険なんです。

なので、もちろん、損したくない、失敗したくないという気持ちはわかります。
失敗しない生命保険の入り方は残りの2回でしっかりお伝えしていきます。
でも、それをお伝えするからこそ、まずはここを分かって欲しかったんです。

この土台の部分にあるのは、助け合いの精神なんです。

なので、もちろん「自分は払い損だわ」「結局元気だったからいらなかったわ」
ということもあるかもしれないけど、
その時、そのお金は、
日本中の誰かのもとに届いてるってことなんです。

保険会社が丸儲け、なんてことはない訳です。
誰かのもとに届いて、誰かを助けているんですよ。
だから、健康で良かったね、って言って、笑ってください。
損した!なんて思うんじゃなくて、あー、良かったね。誰かを助けたねって思ってください。

その範囲で、そう思える無理のない範囲で保険料を設定する。
これが重要じゃないかなっていうのが、今回のまとめです。

まとめ

保険というのは助け合いの精神。
そんな貯金箱にお金を入れているんだ、ということ。

なので、「損したわ」「なんかもったいない」とか考えるんではなく、
なんとなく良い気持ちになれるんじゃないでしょうか。

こんな気持ちで、払える範囲で設定することが重要なんだっていうことでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



こちらの記事でご案内してます。