森次 美尊

いまさら聞けない 投資信託って何?

こんにちは。

ファイナンシャル プランナー もりつぐ先生です。

岸田政権の「貯蓄から投資へ」発言を軸に、
次年度の税制改正の目玉にNISAの改正が入るかどうか、昨今注目を集めている資産運用ですが、
お客様と喋っていてよくある間違いの一つに「NISAをしたい!」とおっしゃる方がいます。

NISAは日本語で非課税口座と言います。

口座をするって日本語としておかしいですよね?

口座は作るものです。
つまりNISAとはただの器であり、その器にどんな商品を買ってきて入れるのかが最も重要なのです。
その商品をその器で管理している間、非課税になるのがNISA口座です。
で、その買ってくる商品の本丸一丁目一番地が投資信託なのです。

つまり、NISAをしているのではなく、投資信託をしているのです。
その投資信託をNISA口座で管理しているのです。

さらに言うと、iDeCoもそう、変額保険もそう、我々の年金運用もそう、
ほとんどこれらの中身は投資信託なのです。
気がつけば我々の人生とは切っても切り離せない関係にある投資信託について、
今回の記事ではいったいどういう仕組みなのか改めて解説致します。

素人の人が、無理なく、ギャンブルにならずに、ほったらかしにしながら資産形成できる仕組みとして、
最適だと言われている投資信託の特徴は3つあります。
 

ポイント① 少額資金からスタートできる

まず、投資信託はみんなから集めた多額の資金を財源に投資してくれるので
毎月5000円の積立からでも始められます。

投資において最大の武器は時間をかけることです。

これは複利効果を使えるからです。
例えば、年率10%の利回りで元金100万円だと1年で10万円増えます。
次の年は110万円の10%なので11万円増えて121万円になります。
30年目には1983.7万円となり、同じ10%でも1年で198万円増える事なります。

仮に老後の資産運用を1年遅く始めることは、
老後を迎え売却するこの最後の1年の取れ高を失うことになります。
であるならば少しでも早く始めた方が良いのですが、若い時ってそこまで資金を持っていません。
投資信託なら、お金を貯めてからスタートしなくても少額から気楽にスタートできるので、
時間を最大限使うことができます。
 

ポイント② 分散投資できる

投資信託はみんなから集めた多額の資金を使って分散して投資してくれます。
例えばJALの株を保有していたとしてJALが倒産したら紙切れになります。
でも同時にANAの株を保有していたら飛行機に乗りたい人の数が変わらなければ
ANAの売り上げはあがり結果として株価も上がるかもしれません。
つまりJALの株で損したぶんANAの株で取り戻せるかもしれません。
このように1つより2つ、2つより10、10より100という風に、
世界中の様々な株や債券に分散投資すればするほど資産は安定していきます。

ただこれには多額の資金が必要になります。
投資信託はみんなから集めたお金を使うので、月に1万円投資するだけでも、
何百何千という分散投資を可能にします。
 

ポイント③ 運用のプロが管理してくれます

投資信託では、みんなから集めた多額の資金を使った分散投資の管理を、
ファンドマネージャーと言われる運用のプロが行い、常にバランスを考えて売り買いしてくれます。

例えば現在時価総額世界一の企業はアップルですが、平成元年はなんとNTTでした。
30年ちょっとでここまで世界経済は変化しています。
老後の資産形成をする時に30年後の世界経済を予測するのは困難です。
であるならば常に情勢をチェックしながらその時々で最適化を図っていく必要があります。
しかもその時々で何百何千の分散投資を行っているのです。

これを個人で、プロと同じクオリティでやり続けるのは、不可能ですよね?
これを信託報酬という手数料と引き換えに行ってくれるが投資信託です。
 

いかがでしょうか?
投資信託が、ほったらかしでも安心した資産形成の手段であることがお判りいただけましたか?

世界全体に分散するどこでも買える定番的な投資信託を例に挙げると、
過去50年間の年平均利回りが約7%です。

1973年に100万円保有していたら2021年に2700万円です。
しかも1973年は1ドル=約270円、2021年は1ドル=約110円と
為替ではかなり逆風なのにこの成績です。
また、この投資信託を20年間保有していたらどのタイミングで売却してもマイナスにはなっていません。
つまり、リーマンショックと言われる大きなマイナスの年に全額売却したとしても
20年前から保有していたらちゃんと元金以上になっています。
 

このように、長期で保有すれば安心できる投資信託ですが、
投資信託の日本人の平均保有期間はなんと2年半なのです。

これは、長期でしっかりと目標設定して資産を成長させていく投資ではなく、
マーケットの予想をして短期売買を繰り返すギャンブル的なやり方や、
目標を設定せずにただ流行っているからという軽いノリでスタートしている方が多いからだと思われます。
また、日本には6600以上の投資信託が存在し、売り手都合のろくでもない投資信託も多数存在します。

 

まとめ

素人の人がほったらかしにしても安心して資産形成できる投資信託ですが、結局のところ使い方次第です。

自分が何のために投資するのか?

しっかりとライフプランに基づいた目標設定を行い、自分に合った商品を選定し、
無理なく長く続けられる仕組みを作ることが必要となります。
大切な人生の資産であればあるほど、プロのアドバイザーの力を借りて、
納得いく形でスタートさせることが必要なのではないでしょうか?

弊社でも6600の投資信託の殆どを取り扱っております。

いつでもご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。