森次 美尊

世界一の投資家。ウォーレンバフェットの言葉。

こんにちは。

ファイナンシャル プランナー もりつぐ先生です。

世界一の投資家として知られるウォーレンバフェットさんは株式投資を得意としています。
そのパフォーマンスは、1965~2014年で年平均19.4%。
これが複利で増えてきたわけですから、全期間の収益率が7511.13%。
つまり、仮に1965年に100万円持っていたとして、この元手を現在75億にしたということです。 
世界の平均が7%ですからとんでもないパフォーマンスであることがわかります。

ではどのような投資方法なのか?

実はとてもシンプルです。
長期的に生涯保有できそうな銘柄の株を安い時に買って持ち続けるだけです。

有名なのは1970年代に買った世界一の炭酸飲料メーカ―の株を
一度も一株も手放さずに未だに保有し続けています。

そんなウォーレンバフェットさんがリーマンショック後の2009年元旦に
ニューヨークタイムスに寄稿した記事を今月はご紹介します。

ウォーレンバフェットさんの記事

米国をはじめ世界の金融市場は窮地に追い込まれ、
失業者は増加し、経済活動は低下、新聞の見出しは恐怖を駆り立てている。
ただ、私は米国株に買い出動した。
近く個人資産の100%を米国株にするつもりだ。

なぜか?

今、株を買う理由は極めて簡潔だ。
市場が欲深くなった時には警戒し、市場に恐怖心が蔓延した時が投資のチャンスだからだ。

今確実に言えることは、恐怖心が広がり人気だけで動く目先筋は打ちのめされた。
企業の業績も一時的には落ちるのは当然だが、向こう5~20年以内には史上最高益を上げる。

但し、ここで一つ明確にしておきたい。

私には相場の短期的な動向を予想することはできない。
一か月先、一年先がどうなるかという予測はできない。 

しかし、長期的には株式投資の成果は優れている。

20世紀に米国は2つの世界戦争に巻き込まれ、大きな被害と高い代償を払った。
恐怖、数回の不況、金融危機、オイルショック、
世界人口の3分の1が感染し20分の1が死亡したスペインかぜ、
屈辱的な大統領の辞職を経験した。

しかしダウ平均は66ドルから1万1497ドルまであがった。 

このような素晴らしい100年間を振り返ってみると株式投資で損をする方が難しい。
それなのに株式投資で損をする人の方が多い。
不遇な投資家は環境の良い時だけ投資し、記事の見出しが恐怖感を煽るときに売却するからだ。

要するに悪材料は投資家の最良の友人である。
相場が下落した時にこそ株を買うべきである。

現在、現預金を抱えている人は満足感を持つかもしれないが、それは間違っている。

仮に、とんでもない資産をいくら長期間保有しても収益はなく、むしろ貨幣価値は下がる。
現在の金融危機の終焉後には物価上昇が進み貨幣価値は減少していく。
向こう10年では株式価値は現金を上回り、その収益は相当なものになるだろう。
現金にしがみつく投資家はタイミングを掴めずチャンスを失う。

繰り返しになるが、
私は、短期的な相場がどうなるのかはわからないが、
長期的に見れば株式投資で損をする方が難しい。


引用:ニューヨークタイムス



いかがですか?

現在世界的に株価は減少していますが、短期的なトレンドに一喜一憂せず、
長期的視点で長く保有し続けることが投資の鉄則であり、
その価値は歴史が証明していますし、ウォーレンバフェットさんもこのように言っています。
 

企業が利益を出せば必ず株価は長期的には上がってきます。
但し、短期的にはマーケットという不確定要素があり上下します。
それでも、長期的には企業が利益を出し続ける限り株価は上がり続けるのです。

そして人は生きていれば買い物をします。
買い物するという事はその裏側でどこかの企業は利益を出しているという事です。
そして世界の人口は今も増え続けています。
つまり世界中の買い物の量は増えているという事です。
言い換えれば世界中の企業の利益の総量が増え続けているという事です。

だから投資信託のような分散した形で世界株を持っておけば、
長期的に見れば株価は上がるに決まっているので、損する方が難しいのです。

さらに付け足すなら、企業が利益を上げるという事は、
世界中の様々な問題を解決し、幸せの総量を増やした結果です。
200年間で世界の株価は50万倍以上になりました。
それは我々がそれだけ幸せになったという事です。

治らない病気が治るようになったり、世界中の人に会えるようになったり、
より便利で、より豊かな時代になりました。
その裏側で、様々な企業が幸せの総量を増やし、
結果として利益を上げ、それに連動する形で株価は長期的にあがり続けてきたのです。
 

この企業の利益と長期的な株価の成長だけを見る行為が『投資』であり、
マーケットの上がり下がりで売り買いし一喜一憂するのが『投機』です。

投機とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、これはギャンブルに近いので基本的にはお勧めできません。

我々が大切な資産を投じて、より確実に資産形成するには、『投資』が必要です。
そのためには、目的を持って長期的視点で無理のない範囲で続けるための仕組みが必要です。
だから、弊社ではライフプランなどを行い、その人に合った目的を探すことから始めているのです。

短期的なトレンドやメディアのネガティブキャンペーンに振り回されかけたら
是非何のための投資だったのかを思い出してみてくださいね。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。