こんにちは。
ファイナンシャル プランナーもりつぐ先生です。
今日はお客様から住宅に関する質問を頂いたので、
それについてお答えしていこうと思います。
一戸建ての家を買おうと思った時の永遠のテーマ
『 新築がいいのか、それとも中古がいいのか?』
これについて、それぞれメリット・デメリットがありますが、僕が思う事を解説していきます。
新築
新築のメリット
① 探しやすい
まずは新築のメリットなんですけど、まず一番は探しやすい。
中古住宅って一点ものなんですよ。
でも新築住宅は、色んな所でどんどん作っていきますよね。
だから色んな物を比べながら、自分で選んで買って行けるのがいい所です。
一方で中古住宅ってどうしても一点物なので、他の物件と比べるのが難しいんです。
例えば来年には、子供がもう小学校に上がるし、そうなると決められた学区になるので
それまでに探しておきたい!っていう後ろの条件が決まっていたとします。
ですけど、必ずそれまでに中古の良い物件が出るかどうかがわからないんですよ。
やはり住宅って時間をかけてじっくりと考えた方が良いですし、
「 時間をかけて探してやっと出た ! 」
ってなると今度はすぐに決断しないと、気に入った物件は
一個しかないからすぐに他で売れちゃう可能性もあるって事ですよね。
やはりその辺の探しやすさや、あとはゆっくりと考えられるとか
そういった所はメリットかな、と思います。
② 自分なりに育てていける
そして、自分の家を育てていける。ということも言えますよね。
とにかく新築住宅は全てが新品です。
なので家族と一緒に育っていける。
って言うところが、やはり家っていいんじゃないかな。と思うわけです。
ある時、新品だった壁に子供が傷をつけました。
でもこれって、よく考えると子供の成長を感じとれるとも言えますよね。
あとは子供が小さい時には、庭に子供用の滑り台とか置いていたけど、
大きくなって巣立っていくと、もういらなくなったから滑り台は取って
その場所を家庭菜園に変えていくよ。とかね。
この家族の成り立ちや、成長と一緒に家も成長していくということが
やっぱり家って素敵だよね。と思うわけです。
③ 間取りなどの自由度・住宅性能の高さ
あとはやはり
『 新築住宅の性能がどんどん上がっている !! 』
ということにも注目したいですね。
やはり特に大手のハウスメーカーさんっていうのは
開発部門のレベルがものすごく高いんですよ。
すごく頭のいい人たちが、日々研究を重ねて良いものをどんどん
作っていっているので、当然 耐震性能も耐火性能も上がるし、
風災に強いような壁もあります。
地盤調査の義務化だったり、建築基準法自体が上がっていったり、
外に音が漏れにくい気密性など、そういった色々な性能のレベルが上がっています。
このように、基本的に全部の住宅性能は上がっています。
これは間違いありません。
その他にはやはり間取りの自由度がかなり高いので、
自分たちの想いに沿ったものを色々と作れます。
今でしたら、やはりzoomもできるように
オンラインに対応した部屋がいい、とか。
その他には家電製品も昔に比べたら、
今ってとても色んな種類があるじゃないですか。
その色んなものをちゃんと吟味して、
『 自分はホームシアターみたいな音響にこだわりたい 』とか、
例えばキッチンなんて色んなタイプのものが出てきてますから、
そういったものをちゃんと置けるようなスペースを確保したい。
っていうような想いがあったりしますよね。
最近ではコロナが流行ってからウォークスルーと言って、
玄関から手を洗ってそのまますぐに中に入っていけるような、
玄関とは別の場所の物置のようなところから入っていくみたいな
間取りが流行っていたりします。
こういった自分たちの想いに沿ったものを色々と作れるのが、
新築の大きなメリットですよね。
④ 瑕疵担保責任が10年間義務化
あとは瑕疵担保責任が10年間義務化されています。
これは一体何なのか??
例えば家に住んでて欠陥が見つかりました。
その時、新築の場合は売主に対しては10年間の責任があるので、
「ちゃんと直して欲しい!」って文句を言えるわけです。
これは、中古にはない新築のメリットですよね。
⑤ 固定資産税の優遇
⑥ 住宅ローン控除が使える
そして後は、最初に新築で買った時には
固定資産税が半額になる期間が何年間かあるなど、
その住宅に合わせて、『 半額の期間が3年とか5年ありますよ。』
といったメリットがあったり、
あとは住宅ローン控除を使えたりといったメリットがあります。
新築のデメリット
逆にデメリットについて考えてみます。
① 購入時に消費税がかかる
逆に新築のデメリットとは上物(建物)に対して、
消費税がかかってくる。ということがあげられます。
中古
中古のメリット
次は、中古住宅のメリットについて解説していきます。
① 安い・リフォーム可能
まず、中古の最大のメリットは安いってことですね。
やはり新築に比べたら安いに決まってます。
安いっていうことはシンプルにお金が浮くわけです。
例えば本当はこの地域に憧れて、ここに住みたかったんだけど、
ここは土地が高すぎて買えない。っていうケースも
中古だったら手を出せる可能性があるわけですよね。
なので上物が安い分、土地にお金をかけれるって事になります。
あとはリフォームして、とにかくこだわり抜いた内装にしたい。
みたいなことにお金をかけれたりなど、
実はこっちの方が自分たちの想いを成し遂げられる可能性もあるかもしれません。
② 事前チェック可能
中古の場合、すでにモノは建っているので、
実際住んだことをイメージして、風通しや日当たり、周りの環境音などを
事前に確認できるのは大きなメリットです。
③個人売買なら消費税不要
あとは中古住宅の場合、売主が個人だったりします。
自分が住宅を保有していてこれを売りたいとなった時に、
仲介として不動産屋が入って売買するケースが多いんですが、
この場合、個人から個人の取引なので消費税がかからないんですよ。
という風に新築にはデメリットだけど、逆に中古のメリットっていうことで
消費税って売主が個人だったらかからない。ってことはあります。
中古のデメリット
① 瑕疵担保責任がない
では、逆に中古物件のデメリットについてお話していきます。
中古の場合、売主に対して瑕疵担保責任がないので、
欠陥が見つかった場合でも、売主に責任を問えません。
なので、もうこれは泣き寝入りするしかないというマイナスもあるわけです。
② 個人売買の場合、税制優遇が使えない
先ほど、中古のメリット③で消費税が不要とお伝えしましたが、
注意点として、売主が個人の場合、
住宅ローン控除や住まい給付金などの税制優遇が使えなくなります。
③ 探すのに時間がかかる
そして、最初にお伝えしたように中古住宅って一点ものなので、
気に入った住宅を見つけるまでにどうしても時間がかかってしまうということはあげられますよね。
④ 流行・ニーズが古い
あとはどうしても中古の場合、一昔前の時代に流行った間取りになっていたりするので
その辺りのギャップを感じるかもしれません。
⑤ 仲介手数料がかかる
その他には、中古住宅を個人で直接買うことはほとんどありませんよね。
大体の場合は、
『 間に不動産屋が入る → 仲介手数料が余分にかかってくる 』
といった可能性もあるということが起こってくるので、
一概にどちらが良い悪いといった問題ではないんですよね。
本日のまとめ
今日のお話をまとめますと、新築か中古のどちらが良いのかって
要は自分に合うか合わないかなんですよ。
結局は家を買う時、自分たちは何が一番大切なのか、
自分たちが一番大切にしたい物って何なのかというのを
ちゃんと明確に決めておくってことが重要だと思います。
周りで色々言われたりすると、
「あれも良いし、こっちも良いよね」ってなってくるけど、
全てを選ぶなんていうのは中々出来ないし、難しいですからね。
なので、
自分達の理想の優先順位をちゃんと決めて
新築 or 中古を選びましょう!!
っていう所から始めてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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