小川 洋平

未来予想図

こんにちは(^^)

ファイナンシャルプランナーの小川です。

ドリカムさんの有名な曲「未来予想図」 「未来予想図Ⅱ」ってありますよね?

湾岸ミッドナイトという、首都高の走り屋を描いた漫画でもこの「未来予想図」について、ポルシェを操る「湾岸の帝王」と、そのマシンをチューンナップする最高のメカニックがマシンのチューンナップについて語り合っているシーンがあります。

20歳頃にこの漫画を読んだ時にはあまりピンとこなかったのですが、今になってこのシーンがどれだけ奥が深いシーンだったかが痛いほどわかるのです。

「未来予想図」って、私達ファイナンシャルプランナーがよく言う「ライフプラン」の先にある「自分がなりたい姿」だったり、企業の「経営ヴィジョン」そのものなんです。

そんな経営ビジョンがなぜ大切かというセミナーを、2/21~2/23の3日間で、株式会社日本BIP&コンサルティング・サービスの有田社長と共に行いました。

「なりたい姿」「未来予想図」

経営者の方は当然のこと、会社員の方も、これが見えないまま生きていると実は結構な時間とお金のロスに繋がるのです。

なぜなら、これは行き先がわからないまま、海図も羅針盤も無しに「とりあえず海に出よう!」と航海に出るようなものだからです。

ここがわからないことで起きうる問題は

✓目の前の「美味しい話(美味しそうに見える」

本業に注力すればもっと大きな利益を得られるはずなのに小さな小銭稼ぎに走ってしまったり、単に稼げそうだからとMLMに手を出してしまったり、怪しげな投資話に手を出してしまったり・・・

✓やりたいことが定まらず、何をしたいのか迷ってしまう

経営者さんなら自分の事業が定まらなかったり、会社員の方ならやりたいことがわからず仕事が長続きしなかったり、定職に就けなかったりしている

何かを始めても中途半端で終わってしまい、時間とお金を浪費してしまう

何かをやってみようと思ったはいいけど、ちょっとした壁にぶつかるとすぐに辞めてしまったりしている。

✓いつも忙しくしているけどなかなかお金が残らない

仕事は忙しいのに、なかなか手元にお金が残らない・・・

など、このような結果に繋がります。

あなたには思い当たることはありませんか?

これは自分自身のなりたい姿や、自分の価値基準がわかっていないために起きることです。

そして、ここがよくわからないままだと職場や家族間など人間関係の不和にも繋がりますし、本来のあなたの実力を発揮することができる仕事に就けないなどの問題が起きてしまうこともあり、これらのことが続くことで段々と自分に対する肯定感や努力しようという気持ちを削いでしまう結果に繋がります。

自分自身の未来予想図を描くことの効果

自分自身の「未来予想図」を描くこと、ここがわかっていることで自分がどこに向かっていけば良いかがわかり、例えブレても修正するための方向が分かっているのでブレが少なくなります。

その結果、自分が理想とする姿に最大限近づくためのことに時間とお金を分散させず注力できるようになるため、最大限理想に近い人生を送ることができるようになります。

そして、それを実現するための設計図が「ライフプラン」であり、事業においての「事業計画書」です。

我々FPはよく「ライフプランが大事!」と言いますが、ライフプランはなりたい姿を実現するための設計図ですから、「自分はどうなりたいか?」ということを意識し、そのためのライフプランを描くとより理想に近いものを設計することができるかもしれませんね。

そして、経営者さんでしたら事業計画書もこれを意識して書くことが必須ですね。

未来予想図を描く際の留意点

未来予想図を描く際、気をつけなければならないことがあります。

それは、「そんなこと言っても無理だよね・・・」って自分自身で制限を設けないことです。

例えば、「年収1億円になって、海外の別荘にいながら仕事をしていたい」といった、一見すると非現実的な目標であっても、物理的に無理なことではないのですから自分自身で否定してはいけません。

本当に望んでいること、実現したいことなのであれば困難があっても芯を持ってなりたい姿に向かっていくことができるようになります。

有名なスポーツ選手も、実はそのなりたい姿を子供のころから具体的にイメージし、そのためにどのように行動し、どのようなステップでそこに向かっていくかをイメージできていたのです。

イチロー選手や、中田英寿選手の小学校時代の作文は有名な話ですね。

ただし、私達大人はもう固定観念ができあがってしまっていたり、これまでの環境から自分が本当に何をしたいのかが余計な思考が邪魔をしてなかなか描くことができなくなっているのですよね。

なので、紙に自分がなりたい姿を書き出そうとしてもきっと多くの方が書けなくなってしまうことと思います。

私もそんなワークをやってみましたが、数時間石化したようになってしまいました(笑)

何時間も固まってしまい、どれだけの時間を浪費してしまったのだろうかとも思いましたが、その一見すると非生産的なその時間は実は非常に重要なんですね。

なぜなら、それが定まることで自分のリソースをそこに集中することができるので、理想の姿に向かっていく勢いが最大限に高めることができるためです。

もし一度きりの人生を最大限自分の理想に近づけるために生きていきたいのであれば、自分自身の「未来予想図」を描いてみましょう。

漠然とした不安を具体的な課題へと変える

そして、お金というものはその未来予想図を実現するために必要なものです。

ですので、未来予想図を実現するためにはしっかりその設計図を作ってあげないといけませんね。

「お金が不安でやりたいことができない・・・」

こういった方も多いことでしょう。

しかし、お金の不安というものはしっかり数字にして「見える化」することで問題点や課題が目に見えるようになります。

問題点や課題が目に見えるようになったならば、あとはそれを解決するためにいかに動くかです。

このように考えていくと、「ただの夢物語」と思えることも「具体的な計画」へと変わっていきます。

「非現実的・・・」「夢物語・・・」

というように思う方も多いのですが、ここでよく考えていただきたいのは

不安の正体を数字にすら落とし込もうとせずに諦めていることと、理想に向かい実現するための具体的なプランを考えていることと、一体どちらが現実を見ていないのでしょうか。

諦める前に、数字に落とし込んで実現可能なように組み立てて実行していったら少しでも理想に近づくことはできるはずです。

「夢を不可能なことと諦めるのは もはや人生を諦めたおろかな人間だ」by 聖闘士星矢 キグナス氷河

数字に落とし込んでみると、自分自身で創り出した心の壁「メンタルブロック」を破壊することができます。

FPはメンタルブロックを壊し、目的地へと連れて行く航海士

私達FPはお客様のライフプラン設計をサポートし、お金の裏付けを行うことでやりたいことや不安に対するメンタルブロックを壊し、そして時に荒れることもある海を航海術を用いて船長であるあなたを目的地へと連れて行く航海士と言えます。

3月26日、3月27日、4月16日、23日の4日間で、先回と同様の内容で「未来予想図」の描き方と、その実現の仕方を私と有田氏の2名でお伝えしていきます。

午前午後で同じ内容を行いますので、いずれかご都合の良い日時を選んでいただけます。

興味を持たれた経営者さんはこちらのセミナー申し込みフォームへ

ws.formzu.net/fgen/S89874704/

次回も経営者さん向けですが、いずれ個人の方向けにも行っていきたいと思いますのでお楽しみに。