「確定拠出年金と夢プラン設計士」の専門家
ファイナンシャルプランナーの末次ゆうじです。
確定拠出年金(DC)は自立型の自分運用年金
確定拠出年金(以下DCと言います)は、会社で加入している企業型
と最近、話題沸騰の個人型「iDeCo(イデコ)」の2種類がありますが
加入者数で言えば個人型の20倍で圧倒的に企業型の加入者が多いです
勤務先で企業年金制度の一環として加入している(させられている)方
と個人型のイデコの加入者との「お金を貯めていく」「運用していく」
という意識の差はあるかと思いますが、“自分で運用していく年金” という
制度や仕組みは同じなので、自分の年金という意識を今一度確認して
家族で共有(両親でも可能)してみてはいかがでしょうか?
例えば、ご主人の勤務先に企業型DCがあって、奥様自身ご主人が
企業型DCの加入者ということは知らないケースだってあるかも
しれません。ましてやこのDCが退職金になる ???とは
DCの存在を知らなければ「運用するという意識」はおそらく
ほとんどの奥様が皆無でしょう。
奥様は「何で言わなかったの?」と思うかもしれませんね。
家庭によって様々だとは思いますが、特に企業型DCの加入者の方
は、家族でのDC制度(仕組みや運用商品)の共有化をすることで
ご自身の老後資金が1円でも増えてくれればいいと思いませんか?
年金原資はあくまでもご本人のものなので特に運用や商品についての
家族で勉強するイメージです。
共有化するメリットとは
このDCは自分で運用する年金制度なので人によっては、
もらう年金額に差がでます。これは制度上仕方がないことです。
たくさんもらえるようにすることだけを考えればいいのです。
ただ、運用の結果は定期預金など元本が確保されている商品
以外の商品での運用だと結果はもらう時にならないと分かりません。
例えるなら、年1回の資格試験の合格発表より60歳以降の
もらえるまで時期わからない未来の年金の結果を待たなければいけません。
その間、やることは運用の意識をすることと管理することだけです。
自分年金をモニタリングすることがDCにおいては重要なことになります。
しかし、ご安心ください。途中経過はいつでも自分の目で確認できます。
ですからもらえる金額はおおよそ把握ができます。
この自分で運用・管理をしていく中で、もし家族での共有化ができれば
気が楽になりませんか?(家族の仲がいいことが条件かもしれませんが)
この家族での運用・管理の共有化が日本人の「金融リテラシー」を向上する
一つの方法だと思うのです。
他の金融商品にも相乗効果が期待できる!
2017年度から、専業主婦(夫)や公務員の方など個人型DC(イデコ)
の加入者の拡大されるので、ご主人の扶養に入って今はパートをしている
奥様やお互い公務員の家庭はイデコを使って老後の資産形成を行うことで
運用や税金のことが学べるチャンスにもつながります。
小額投資非課税制度(NISA:ニーサ)の口座で運用したり、投資信託で
資産運用したり、お子様の教育資金をジュニアNISAを使って用意したりと
一般的には日本人が今まで苦手としてきた分野に今以上に派生して学べる
機会につながればと個人的には思います。
そういう意味では、このDCを利用することで
「運用することは普通なんだ」という多くの人の意識が変わってくれば
イデコ加入者の普及や企業型加入者の運用意識の拡大に貢献するかも
しれないですね。
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