【FP対談企画第4弾】女性の資産形成、家計のやりくりの仕方とは?
今回は、女性の資産形成、家計のやりくりの仕方とは?ということでざっくばらんにディスカッションをしました。株主優待でチャッカリ、確定拠出年金でシッカリ、NISAでガッポリ?女性ファイナンシャルプランナーならでは家計管理など盛り上がりました。
※当コンテンツは各FPの個人的な感想です。あくまで参考として楽しんで読んで頂けますと幸いです。
【Youtube】FPが本音で語る!【第4弾】女性の資産形成について
参加者
山中 伸枝
(やまなか のぶえ)山中 伸枝のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
新田 陽子
(にった ようこ)新田 陽子のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
林 智慮
(はやし ちりよ)林 智慮のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
竹内 美土璃
(たけう ちみどり)竹内 美土璃のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
確定拠出年金と小規模企業共済は満額で、保険もがっつり
- はい、ではですね。今回は働く女性で、既婚者で、みなさんファイナンシャルプランナーで、きっとがっつりと、へそくりもしてるだろうなというところでですね、お財布事情もぶっちゃけで話をしていきたいなと思います。
割と女性って、どうしてもそういったもの(資産形成)に消極的な人が多いじゃないですか。一般的にはね。
だけど、こういうこともやってるよっていう話をしていければなと思ってるんですけども、まずはにったさんから、私も興味があるので、にったさんのお財布事情を教えていただいてもいいですか?
- まずは、5年前に、今はすごくiDeCo(個人型確定拠出年金)が脚光をあびてますけども、企業型で始めました。それから、年齢がちょっと高いので、企業型の選択型に変えました。ですから、65歳まで満額積み立てようかなと思っています。
- 今おっしゃったのは、いわゆる確定拠出年金で55000円毎月積んでますよという数字も公開っていうことですね。
- 子供も出来上がったし、余裕もあるので、満額やろうかなと思ってます。
で、それから、小規模企業共済も、小さな会社なんですけど、一応役員なので。小規模企業共済も。
- 満額。7万円はいりました(笑)。ここでもうすでに月12万円ですね。
- それから、個人的には、PWMの投資信託で、ラップ口座みたいな形で積立をちょっとしています。
- なるほど。わかりました。
- あと、保険の代理店なので、保険も結構がっつり入ってます。それは、昔やっぱり5.5%のすごく良い平成2年とか3年のときに入った終身保険なので、それは個人的に終身保険も、私が死んだら子供たちが喜ぶだろうなというぐらい入ってます。
- なるほど。時代的な強みもあって、しっかりやってますよっていうことですね。では林さんお願いします。
株は株主優待狙いで。株アレルギー取り払えるからおすすめ。
- 私も、そこまではいってないですけど、やっぱり生命保険にまずひとつ入ってまして、平成2年に入ればよかったのかもしれないですけど、それの前だったんですね。だけどそれほど悪いわけでもなく、お宝保険という形で、ほぼそちらの方にまず回してます。
あと、個別株。ニーサの前にやってまして、というのは、主婦でもあるので、近くに株主優待が使えるとこがあれば、しっかりもってて。
- 優待狙いで。
- そう、まず優待狙いで。これは本当にね、株をやるのにアレルギー取っ払えるものでもあるので、始められるといいですよ。
- 例えばどんな優待を狙っていったんですか。
- えっとですね、買い物額に応じてキャッシュバックっていう。銘柄出していいですか。
- 別にいいんじゃないですか。スポンサーないので。
- イオンさんなんですけどね。あれはマックスバリューとかそこらでも使える。イオン系列全部使える優待なのでおすすめです。
- イオンってね、女性には人気ですよね。
- 私がやったときには、イオン株が落ちたときを狙ってすっと入って。
- なるほどね。それはバイアンドホールドでずっと。優待をもらって買い物に行くと。
- それはずっとやってますね。
- なるほどね。
- あと。ニーサが始まったときも、始めは売り買いとかやってしまって、損をっていうかね、うまく使えなかったので、今は小型株を入れておいて、膨らませて、それぐらいのことをしてます。
で、保険とそれとiDeCoですね。個人型で。本当はちょっと会社に働きかけて企業型やってもらいたいなーと思っていたんですけど、なかなかちょっと動いてくれないので、とりあえず個人型で入ってて、企業型も個人型と併用できる形でやろうかなとおもってます。
今はちょっとやれてないんですけど、もともと個人で自営業だったので、そのときに国民年金基金に入ってました。
- 何年ぐらいですか。
- そうですね、20年近く。なので、結構いい利率のときに入ったので、できれば続けたかったんですけど、個人じゃないと入れないものですから。
- 国民年金基金ってね、入ったときの固定金利だからね。いいときに入れたらいいんだけども、これから入るにはね、厳しいですよね。
- そうですね。小規模企業共済っていったら、利率が変わったときにもともと入ってた人も変えられてしまったんですけど、国民年金基金は入ったときのままでやってくれてたので。
- 本当お宝ですよね。まあ今度は受給者が増えて加入者が減っていくのでね、これからどうなるのかわかりにくいですけどね。わかりました。
へそくりというよりは結構いろいろやってますね。みなさんね。じゃあ竹内さんは。
国民年金基金は満額で。年末控除できるから保険。税金対策で小規模企業共済と倒産防止掛金も。
- 私もいろいろやっていて、まず保険は、独身のときに30歳になって、このままひとりかなって思ってしまったときに何か入ろうかなと思って、30歳のときに入った保険をずっと続けています。
- それって、運用として考えてる保険?
- じゃなくて、年末控除のために返ってくる、その程度しか知識がなかったので、5万円ぐらい戻ってくるなって思って加入して、それをずっと持ち続けてます。
あと、私も国民年金なので、国民年金基金に入ってます。それは、ずっと満額入ってたので、なかなかiDeCoに鞍替えすることができなくて、まだ一年ぐらいなんですけど、最低限残しておいて、今はほぼiDeCoですね。
- ひと口残しておけばね
- ひと口残して、あとは全部。
- 不動産は。
- 不動産もやってます。
- そうですよね。ワンルームやってましたっけ?
- 家賃収入で。まだ一つですけど。うまくいけば増えるといいなと思ってますけど。
- じゃあiDeCoと国民年金基金と。
- あと小規模もやってて、小規模共済と、倒産防止もやってます。
- 節税としてね。なるほどね。
- あと個別株もやってます。
- それは優待狙いですか。
- 優待狙いというか、がっつりそれは儲けたいなと思って。四季報を見ながら成長株を探してやってます。
- NISAで買ってるんですか?
- ニーサは、積立でずっとやってるんですけど、それ以外で、特定口座でお金をいくらまでって決めて、そこの中で。
へそくりでちょっとやるなら優待株いいかも
- そうなんですね。みなさん結構いろんなものをやってますね。
私、運用を始めたのって、17、8年前ですけど、当時は個別株とかFXとか面白かったのですごくやってました。で、ETFを買ったりとか売ったりとかしていたんですけど、最近時間のかけ方が厳しくなっちゃって、最近は投信ばっかりですね。
小規模でしょ?にったさんと一緒で、頑張って満額、満額で積み立てて、それからNISAでも積立やって、私はそんな感じですね。
そんなに広く株の売買とかはそんなに多くないですね。
- へそくりでちょっとやるなら優待株いいと思います。カゴメさんとかなんかだと、ちゃんと毎年二回ぐらい新製品送ってくるので、私はカゴメ大好きですし、テレビ通販でドクターシーラボいいなーと思って買ったら3倍ぐらいになってるし、意外と優待もしっかり1万円ぐらいの送ってきますから、それはそれで楽しめて。
- 優待お得ですよね。
- あとは、減らさないためにも、ふるさと納税も結構がっつりしてます。いいもの送ってきます。
- 食品狙いですか。
- 食品狙いです。お肉ばっかり。あと果物。
- 目標額ってあるんですか。林さんは。
- 別に目標額というものはないですけど、楽しみながらというところで。
- どちらかというと楽しみのためにやってる感じですかね。
長期でこのぐらいっていうのはないんだ。
- そうですね。
- バッグの値段ぐらい?
- バッグはまた別で、家計からすこしずつ積み立てて。
- それはリアルへそくりですね。
- リアルへそくりです。これは本当に主人に内緒の話なんです。
- にったさんは楽しみですか?
- 楽しみですね。見たことないバッグとか靴があるぞとか言われても、いやいや前からありましたとか。
- 同じです。
- なるほどね。
楽しみってとこが一番多いですかね。老後資金のためにっていうのはあるんじゃないですか?
- 老後資金は、まあこんなこと言ったら何なんですけども、いい老人ホームに入りたいなとは思ってますね。
- それは優待では入れないじゃないですか。そのあたりはどう考えてるんですか?
- ある程度目標額はあります。
- それは投資とか?
- そうですね。
- じゃあ優待と投資の積立はイメージが違うという感じですかね。株は足元で中長期とはいいづらいですよね。
林さんは目標としてるものはあるんですか。これが欲しいなあとか。今老人ホームの話も出ましたけど。
- そこまではまだ考えてないですけども、どちらかというと、私も終身入ってますし、夫も入っているので、どちらかになんかあったら、そちらのお金でなんとかしようという形で。
- あくまでも、自分が先じゃなくて後で夫の生命保険を使おうかなという感じですか?
- 後ででも先でも。その逆もありますから。そうなっても、どっちかがなんとかなるでしょうという形で考えています。
- なるほどね。
わりと女性ってさっきも言ったけれども、小さく優待とか株が好きっていう人が多いんですけど、長期で資産形成をっていうのが、意外と視点が少ない所があるんじゃないのかなと思っていて、で、そこは独身なのか既婚なのかによっても、割と変わるかなとか思うんですよね。竹内さんどうですか。
- 私はiDeCoとか、ニーサとか、そういうので、手堅いもので資金を作っていて、株は遊び、そんな感じです。好きなものを買うとか。
夫の運用は何をやっているの?家計の管理は?
- やっぱり投資って、それだけで生活しようと思うと厳しいので、生活に本当に必要なお金とゆとりの部分とを切り分けないと、失敗しますよね。
ご主人とかは運用してるんですか?
- 主人は何も運用していません。彼はリタイアしてるので、企業年金と、国民年金も今年からもらいましたし、厚生年金と、それなりに。
前は、主人のお金は私のお金だったんですけど、今は彼と私のお財布は別状態になっていて、私稼いでますけど食べさせてもらってますので、私のお金は好きに使ってるという感じですね。
だから、ちょっと役員をしているので、退職金もそれなりに出るんじゃないかなと思って、それを老人ホームにあてようかなと。一人分ぐらいしか出ませんけど。
- 一人で入るつもりで。
- 主人はどうなるかなー。かわいそうだね。
- 家計は基本的に別なんでね。はやしさんとかは家計はどうなってるんですか?
- 家計は私がだいたいいじくってます。夫の方も、企業共済とか入ってる形なんですけど、で、株式投資も一応やってるんですが、遊びなんですね。某おもちゃのにこにこした株とか、
- 小さい何かがつく?
- 株主総会のときにいろんなフィギュアが並んでたとか、
もう少し私がここで入ったらいいんじゃないっていうのを向こうで買ってとか持ってはいるんですけど、特にどんどん増やしていこうとか思ってはないですね。
- ふたりの生活資金っていうのは林さんが計画を立ててる?
- ていうのは、向こうのは持ってますし、小規模共済とか国民共済とか入りなさいって私が勝手に入れた感じなので、そこのルートをおおまかな形では私は作ってはいます。
それに乗ってくれたみたいな感じで。
- なるほどね。竹内さんとこは?
- うちも全部私がやってます。何がどこに入ってるとか、わかんないと思います。
- なるほどね。うちも結局はそうなんですけどね、情報公開はメールでしてるんですけど、でも、人によっては、家庭家庭でお金の管理って主導権をもってるのがどっちかってあると思うんですけど、女性でも毎月10万とか15万とか生活資金をもらってやりくりしてる人っているじゃないですか。あれってつらいだろうなーって思うんですよね。
私たちは、たまたまお金の管理を任されている方の側のような感じがするんですけど、いますよね、そういう方って。そういった方って、お金をコントロールする力を持っておかないと、いろんな意味で大変じゃないかなーって思うこともあるんだけど、どうですか。
たけうちさんなんかね、いろんな女性のお悩みを聞いていると思うんだけど。
- そうですね、へそくりが作れないので、そういう方って。生活費できちきち10万とかだと、全部生活費でなくなってしまう。
なので、計画して使うっていうのは、無いと思うんです。10万円のうちいくら貯めておこうとかそういう感覚がなくて、「使ってしまって、貯金とかは主人に任せます」みたいな感じの方がほとんどなので。
- そうだよね。
- それ、結構危険だと思うんだよね。どっちに主導権がなくても、お互いの家庭だから、二人で見なければいけないんだけども、わりとお任せしてるようなおうちってありますよね。やっぱり情報共有しておかないといけないし。
特に、昔はわかんないけど、月々15万必要だったら15万もらってやりくりして、足りなくなったらお父さん3万円とか言ってる人はいろんな意味で危ないと思います。
林さん、どう思います?
- そうですね、それだったら、いざというときのお金というのをまず考えてもらわなければいけないですよね。急な出費というのは出てくるわけじゃないですか。冠婚葬祭とか。なので、そういうものをいざというときにも出せるっていうのをよけとくような形でとっておく。まずそこはよけといて、残りでやってみようっていう、そういう頭を作ってもらわないと、足らなくなってもらえばいいやっていう形では。
それに慣れちゃうと、もっと足りなくなるってどんどんそちらが広がってしまうので、万が一のときのものをプールしておくっていう。
で、そうしていけば、気が付いたらあるじゃん、こんなところにってそういう形で万が一のときのためのものをすぐに出せる。保険とかしなくてもまだいいんですよ。利息つかなくても、積立の口座で強制的に入ってきたやつがこっちいっちゃっててっていうような形で流れを作っていって、用意してく。自分の意識の中で知らず知らずのうちにできていくっていうのをやっていくっていうものをつくってく。言い方がおかしいですけど。
- 9割生活とか。
- そうなんですよ。まず一番に外してやってみるっていう。
- ただ9割がね、全体として家計収入がいくらあるのか知らない人ってやっぱり多くて、それが月々15万もらっていてそこでやりくりするようだったら、家全体としていくらもらっていて、いくら貯金があって、万が一のときどのぐらいまで耐えられるのかっていうのがわからないとやっぱり厳しいんですよね。
で、昔みたいに給料がどんどん上がっていくわけではないから、退職金ってあるのって考えたときに、私も家計のコンサルするときに、女性が全然知らないことっていっぱいあって、住宅ローンも退職金で払えば完済できるように組んでますって言ったところで、55歳過ぎたら給料3割カットになるけど、退職金で完済できるの、そもそも退職金ってあるんですかって言ったら、旦那さんがいや今会社の制度が変わってみたいな。そこを情報共有していない人が多くて。
今私たちの共通項としたら、既婚者です、仕事してます、女性です、FPの仕事してます、ここの強みは何かっていうと、お金をコントロールできる。だから、ちょっとしたバッグでもお小遣い程度の優待でもできるけれども、これが出来ない人っていうのは、いろんな意味でリスクが大きいなって思いますね。
どうだろうね、ご主人からお金をもらってやりくりしてる奥様達って。
主婦は家計のファイナンシャルプランナー
- 主婦はね、家計のファイナンシャルプランナーだと思っているので、ある程度一定のお金をもらって回してるって言っても、全体のご主人の給料とか資産とかはわかってないとまずいかなとは思ってます。
- ご主人が生命保険入ってると思いますって、入ってると思いますって、何がどのぐらいあるのか知らないし、証券がどこにあるか知らなかったら、ご主人がいきなりばたっといっちゃったらあなたどうするのっていう危機感がない人がいるかな。
- それは男性にも言えますよね。
- 男性もそうそう。へそくりの話をしてましたけどね、お財布事情って言ったけど、結果家計って二人でみていかなければいけないのに、その意識の低い人達がまだまだ多いかなって。
はやしさんは最初からコントロールしてた感じですか?
- そうですね。もともと親も商売やってた形なので、母親がやってるような形だったので、自然にそういう形になってしまって。
- 竹内さんは?
- うちは、結婚したときにもめましたね。どっちが握るかっていうので。私すごい使う人って思われてたみたいで、最初、心配されてたんですよ。だけどちょっと生活してみて、信用してもらって。それで任されるようになりました。
- にったさんは?
- 自分の母が、先生がおっしゃるように、一定の金額だけもらって父が回してたっていう。
- 昔はそういう家庭多かったもんね。
- で、それは私は絶対嫌だって思って、だから結婚するとき、全部もらっていいですか、ちゃんとやりますからって言って、だから、私のお金は私のお金、旦那のお金も私のお金っていう感じで。ただ、使ってはいましたけど、それなりに増やしたかなと。丁度いい時代だったので、そこそこ増えたかなと思ってますので、さっき旦那かわいそうだなって言いましたけど、私が死んだら結構保険入ってるので、それでなんとかしてねって。でもあたしの方が長生きすると思うけど。
- でもやっぱりね、これから何が起こるかわからない時代だから、お父さんがたの時代、うちの母もそうだったんですよ。父から予算をもらってやりくりをして、なんの心配もなく、月15万だけが彼女の世界で、何の心配もなく暮らしているわけですよ。だけどやっぱり、何もできないことになっちゃうので、そうなったら良くないから、お金の知識は女性こそもってたほうがいいなと思いますね。
もし始めるとすれば、例えば知識0の主婦が、月々5万円とか10万円とかでやりくりしてますっていう主婦がすこし頑張ってトライするとしたら、投資は何が一番とっかかりはいいと思いますか?
専業主婦には、つみたてニーサがおススメ
- そうですね、来年から始まる、つみたてニーサ。専業主婦の方にはぴったりかなって思います。
- 年間40万ね。
- 40万以上って多分難しいと思うんです。お小遣いをもらってる方って。だけど、年間40万円という比較的低い価格なら貯めようっていう気持ちになれるかなって。だから1万円でも2万円でも少しずつやってっていただけたら。
- そうだよね。つみたてNISAはいいですね。iDeCoだったらね、手数料取っちゃうから、収入のない方にはきついですけど。
林さんは?
- つみたてニーサを始めるまえに、よけて生活するっていうスタイルを作って、ある程度できたら、つみたてニーサをやってもいいんじゃないのかなと思います。
- つみたてNISAってね、投資商品じゃないとできないからね。選択肢がね。
まずはよけておく。要は計画だよね。貯蓄計画を立てましょうっていうことですね。
にったさんは?
- 何か始めるより、まずはご主人と相談して、話し合いで、自分の家計がどういう形で貯蓄されてるかとか、旦那さんがどういう商品でどういう保障になってるかとか、会社の制度とか、あとは法的な制度なんかも勉強して、そこから何が必要かっていうのを見ていただけたらと思います。
- そうですね、話しあいが大切ですよね。会社の退職金当たり前にあると思ってるのは奥さんだけで実は違ったっていうこともあるしね。
確かにそうですね。あとは、これ私の考えなんだけど、女性も、母親として子供と話しをするときに、大人になる子供に、きちんと何か伝えるべきことを考えると、経済の話とかできた方がいいと思うんだよね。
それが、時代が違うから、そのあたりもお話ししてもらいたいなと思いますね。何もやってない人いるから。定期預金とかネット銀行だったら普通の銀行よりも10倍金利がいいですよとか、知らないしね。で、もう少しお話しを夫婦でしてみて、って感じですかね。
お友達とかどうですか、周りのお友達とかって、お金に前向きな方います?
- そういう子もいますけど、でも、だいたい与えられたものでやりくりしていく人が多いですね。
- はやしさんどうですか?
- 例えば、住宅ローンの借り換えでこれだけお得になるって話をしても、それを持って帰ってご主人に話しても、そんなに困ってるんかって言われたっていうとこで終わってしまうんですよね。今困ってなければいいっていうそういう視点があるみたいなんです。
積み立ててくとこんなになるっていうのが分かってても、今問題なくやれてればいいっていうそういう考え方の方が多いですよね。
- なるほどね。
確かに目先の損得のお話しするのは好きですね。こっちとこっちどっちが安いのっていう話好きだけど、20年後、30年後どう違うのかって議論するのが苦手な方はいますよね。
にったさんどうですか?
- やっぱり、まずね、投資ということ自体にアレルギーがあって、やっぱり貯金かなみたいな人が結構多いので、やっぱり普及もしていかなきゃいけないなっていうのが私たちFPの仕事なのかなって思いますし、先ほどおっしゃっていたように、ちょっとでも将来のことを見据えて貯蓄だけじゃ食えない、72の法則だから、3600年ぐらいかからないと倍にならないですよって話をしますが、ほんのちょっとでも、運用してほしいなっていうふうに思います。
- そうですね。まあ男だから女だからってことはないけれども、これからの時代で考えるとね、やっぱり資産形成って大事なので、私たちいろいろ伝えていきたいと思いますんで、ちょっとね、私たちのペルソナ的には日本の人口の中では特異な方たちだったのかもしれないけれども、女性同士みたいなところでね、気軽にいろんなところでお話ししていけたらいいのかななんて思います。
というところで、お時間になりましたので、以上で終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
対談動画
今回の対談に参加された皆さん
山中 伸枝
(やまなか のぶえ)山中 伸枝のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
新田 陽子
(にった ようこ)新田 陽子のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
林 智慮
(はやし ちりよ)林 智慮のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
竹内 美土璃
(たけう ちみどり)竹内 美土璃のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ