確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております
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【質問】
確定拠出年金制度について質問があります。
現在、転職を考えていまして行き先の年金制度が退職金はなく確定拠出年金のみとなっています。
ネットをみると確定拠出年金は他の企業年金がない場合、最大拠出額が51,000円
となっています。
仮に新人から60歳まで51,000円積み立てたてて、利回りゼロだったとすると
51,000円×12ヶ月×38年=23,256,000円
60歳から20年給付をもらうと
23,256,000円÷12ヶ月÷20=96,900円。
退職金なしで確定拠出年金のみの場合、企業年金の最大額は上記のとおりで非常に少なく感じます。
新人から51,000円積み立てられる人なんていないので実際はもっと小さな数字になると思います。
確定拠出年金のみの会社の年金はこんなものなのでしょうか?
年金制度にお詳しい方、教えて頂けると大変助かります。
【回答】
こんにちは、確定拠出年金の専門家
ファイナンシャルプランナーの山中伸枝と申します
現在退職金がない会社も増えています
あったとしても、定年退職の際に2000万円以上の退職金をもらえる会社はおそらくそう多くはないでしょう
中小企業の場合、退職金は1000万円前後というところも多いのではないでしょうか?
また定年まで同じ会社に勤め続ける方も少なくなっていますので、まとまった退職金を期待できる人も少ないでしょう
実際企業型確定拠出年金の平均的な企業拠出額は2万円程度という話もあります(現在確定拠出年金企業型の掛金上限は55,000円に引き上げられています)から確定拠出年金だけの会社の場合、おっしゃるとおり退職金の額としては2000万円には届かないでしょう
流れ的には、以前のように会社は社員の老後の生活を支えるような企業年金を持ち続けることが非常に難しくなった、老後の生活は公的年金に100%依存することもできなくなったので、個人の自助努力が求められている、ということだと思います