確定拠出年金相談ねっと

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2017年 01月 15日

母親は子育ての総仕上げとしてiDeCoを学ぼう!

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝です。

iDeCoに関する取材も相変わらず多くいただいています。

先日もいわゆる主婦の方を対象とした媒体の方から取材の依頼を受けました。多くの場合、記事の流れというのはあらかじめ考えられていて、そこに専門家の言葉をエッセンスとして流し込んでいくというスタイルが多いのですが、そこもまさにそんな感じのスタンスで私から欲しいコメントは「iDeCoで楽に得する」というような内容でした。

 

正直私は「iDeCoでお得に節税!だれでも簡単に資産運用」なんていう言葉で加入を促すことは危険極まりないと思っています。今年1年間は、iDeCoもクーリングオフの対象にすべきだ!!と真剣に考えているくらいです。

 

なぜなら「だれでも節税」は間違っています。

専業主婦のようにもともと所得がなければ節税なんてできません。

 

また、「簡単に資産運用」も違います。

資産運用が簡単なわけがありません。まして、これまで為替や株の動きにも無関心だった方が、楽してお金が儲かるなんてありません。

 

「手軽に5,000円から」もダメです。

iDeCoは加入時、月々と手数料がかかりますから、そのコスト負担をしっかり理解していないと、資産形成どころか手数料分お金が目減りしてしまいます。

 

「ほったらかしでも大丈夫」もそのまま文字通りに理解したら大変なことになります。

そもそも、iDeCoは老後資金作りなのですから、本来自分はどのくらいの老後資金が必要なのかの目標を定め、その手段の一つとしてiDeCoを使うわけです。長期で家計を見直しながらお金を作っていくのに「ほったらかしでいい」わけがありません。

 

そんなことをちょっと言ったら、取材にお見えになったかたがとても困った顔をされました。私としてはその方を困らすことが目的ではなかったのですが、想定外の流れにとても戸惑ったようでした。

 

「なんか、iDeCoって主婦には難しいですね」

こんな言葉が飛び出してしまいました。ノリとしては、「お取り寄せ」ふるさと納税的な特集を組もうとおもっていらしたようなので、肩透かしだったのでしょう。

 

その媒体の主なターゲットは50代の主婦のようです。50代だとiDeCoに加入できる期間も短く、加入時の年齢によっては最長65歳まで引き出しが制限されてしまいますから、よけいきちんと制度を理解したうえで進めなければなりません。そこもかなり安易に考えていらしたようです。

 

 

「うーん、50代主婦にiDeCoは無理かな」

 

こんな言葉も出てきました。取材にこられた方は40代女性。読者の多くが50代専業主婦というこの媒体でいつも記事を作成してきただけに、これまでとはずいぶん傾向の違う題材をピックアップしてしまった!って感じで困っているようでした。

 

 

確かに50代、専業主婦がiDeCoをこれから加入して得られるメリットは多くはありません。でも私はだからといってiDeCoを学ぶことをやめては欲しくないのです。それはその方本人のためというより、息子さん、娘さんのために学んでほしいのです。

 

私自身も50代ですから、これから新しいことを学ぶってことに対しものすごく不安を感じるのは理解できます。昔と違って、気力も理解力も記憶力もすべて衰えています。

 

でも、50代が過ごしてきた時代と10代、20代がこれから生きていく時代は間違いなく違っているはずです。

 

50代であれば、個性より協調性。いつ役に立つのか分からないような汎用性の低い能力より、まじめにコツコツ、努力をして周りのひとからも引き上げてもらえる、かわいがってもらえるのが一番、みたいな価値観を少なからず持っているのではないかと思います。

専門的知識や判断力より、言われたことをしっかりそつなくできる能力、大企業で役割を果たせば一生安泰。

 

たしかにそんな価値観が通用していた時代はありました。でも今はどうでしょう。

ものすごいスピードで世の中が変わり「成長」なんてことばは、悠長過ぎて「変化」できない人はすなわち取り残される時代です。

 

そんな時代で働き、収入を得、家族を守って生きていかなければならない子供世代に必要なもの、その一つは間違いなく「お金の知識」ではないかと思うのです。それを端的に学ぶ手段として、私は50代主婦こそiDeCoを知って欲しいな~と思っています。

 

母親が学ぶ姿勢を見せないと、子どもは学びません。これは小さい子どもだけに言えることではなく、もう大きくなった子どもであっても同じです。

 

主婦こそiDeCo

母親こそiDeCo

 

目先の損得だけで判断せず、もっと俯瞰して欲しいな~と取材の現場で思いました。

 

密かに、どんな取材原稿が仕上がってくるのか楽しみでもあります(笑)

 

でも50代女性のこれまでの歩みって、チャレンジングじゃありませんでしたか?

子どもの頃から、アイドルのサクセスストーリーを見てきました。百恵ちゃん、キャンディーズ、ピンクレディーに松田聖子。(私はこのあたりまで(笑))普通の女の子が夢を叶える姿を見てきましたよね。

聖子ちゃんカットにワンレンボディコン、やりましたよ!

男女雇用均等法って国の旗振りではなんにも世の中が変わらないってことも知っているし、イクメンなんてステキな男子がいない過酷な環境の中、孤独な子育てもやってきました。イクメンは、私たち世代が産み育てたようなもんです(笑)

 

iDeCoで税金の勉強をするのも、資産運用の勉強をするのも、すべて同じ流れです。50代女性たちが興味をもって貪欲に取り組むと世の中変わると思いますよ。

少なくとも、次世代を育てるのはいつでも女性です。そもそも次世代の根幹が育まれるのは家庭ですから、母親の生きる姿勢は子どもに影響を与えないわけがないのです。

 

50代主婦の皆さん、息子さんが就職する会社はきっと確定拠出年金ですよ。これはiDeCoの会社版です。「資産配分、ちゃんとやんなきゃだめよ」くらいは息子さんに言ってあげないと!

娘さんの幸せに専業主婦はもうありませんよ、働く時代です。そして自分で自分の財産を作る時代です。iDeCoで資産運用、これからの女性の常識です。

 

母親がiDeCoを通じ資産運用を学ぶことは子育ての総仕上げとしても子どもに伝えるべき重要な事柄だと私は考えています。

 

「あー難しい!」とさじを投げないで!

新しいことにチャレンジするって、たのしいわ~って笑ってください^^

脳の活性化、アンチエイジングだと思いますよ(笑)