こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中伸枝です。
相変わらずiDeCoがらみの仕事が多く、あちこち飛び回っています(笑)
何度もお伝えしていますが、確定拠出年金は2001年に日本に導入された制度でなにも新しいものではありません。今年はiDeCo元年とも呼ばれていますが、制度になにか大きな変更があったとかいうことは一切なくただただ「加入できる人が増えただけ」です。
でも、やっぱり今年は違う!
どうしてかというと、いままで金融業界の片隅で、本当に少ない担当者だけが一生懸命やっていたiDeCoにいわゆる広告業をしているメディアの人たちが大勢入ってきたからです。
もちろん発想も斬新だし、目の付け所も面白いです。
なんですが、どうも「iDeCoはお得なんだ」というメッセージだけが先行していて、ふるさと納税チックなんですよね~。
ふるさと納税もゆきすぎた「お取り寄せ」感覚にやっと少しだけブレーキが掛けられましたがやっぱりふるさと納税も「得するから」するんじゃないのに、寄付の部分は忘れ去られ、食品などの返戻品にばかり注目が集まってしまう
たしかにメディアのお仕事は、目を集めてナンボなんでしょうけど、iDeCoもなんかおんなじ流れっぽくて正直なところ気になります。
iDeCoって得するからやるんじゃなくて、やらなきゃいけないからやるんだけどな~って私の心の声は言いますが、それでもより多くの人に知ってもらうにはそのアプローチが必要なのかな~との想いもあり葛藤の日々です^^;
私たちは、歳をとります。
だれもが必ず老います。
老いた自分はいつか働けなくなります。
そして働けない状態は、人生100年時代それなりに長く続きます。
働けなくて収入が途絶えた時たよりになるのが年金ですが、それでもその年金は先細り。
100%体を預けては思い違いにより大変なことになる。
65歳からの予定が70歳から受給開始になり、現役時代の6割を約束した所得代替率も5割を切る状態に。
国にお財布を預けているだけでは、大変だってことに多くの人は気づいているのに、自分で管理できるお財布を持とうとしないこの矛盾ね・・・
もっと歳をとった自分をいたわって、今の自分が将来の自分に仕送りをしてあげないといけないんだけどね~って思ってもなかなか伝わらないジレンマ。
林修先生も言っていましたが、「いつやるの?今でしょ!」これって、本当に真実ですよね。
特にiDeCoは、掛金を拠出する期間に制限があるし、掛金額にも上限額ある。だから続けたくても続けられなくなるんです。
iDeCoやった方がいいですか?
iDeCoとニーサどっちがいいですか?
iDeCoはいくらがいいですか?
こうやってじりじりと機会損失をする人、本当にもったいないですよね。
つくづく思うのは、人生の大切なことは気が付くと手遅れなことが多いのよね~ってこと。
そんなことはないですか?
結構あると思いますよ~
決断できずに先延ばしにしてしまったことで、結果できるチャンスを逃してしまう。
iDeCoも然りです。
1年加入を伸ばすと数十万円もの将来の自分の選択肢が消える、ただそれだけ。
でもそれって「今」しかできないことだから、あとから後悔しても取り換えしが付かない。
今やれることを今やるって、結構深いと思うんですよね~
みなさんはどう思われますか?
大切なこと手遅れになっていませんか?