こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中伸枝です。
ある企業研修でのことです。
これからのライフプランを考えるをテーマに終日研修。
その会社の退職金制度や、50歳以降の働き方のコース選択や給与体系などのお話の後、私からねんきん定期便から自分の公的年金を試算する方法や家計の見直し方、お金の管理、増やし方などをお話しました。
研修終了後、50代女性お一人様という方が数名個別相談を希望されてきました。
「まさかこんなに長く会社に勤めるとは思っていなかったので、早く辞めたいとおもっているけどこれほど退職金が少ないとはがっかりだ」
「50歳を超えると、会社にはまったくポストがなく、はっきりいって仕事を続けるモチベーションがわかない」
「自宅通勤で、親の介護が心配 私のこれからの人生の選択肢は?」
「お一人様という目で見られるので、会社での居場所がないが、転職する勇気もない」
「年金がこんなに少ないなんて、いつまで仕事をしなければならないのでしょうか?」
などなど、なかなかみなさん暗い表情です。
でもね、思いませんか?
悩んだり悔んだりしたところで、自分の人生一度っきり。
まして、今の自分は過去の自分がつくりあげた自分。これまでの選択の積み重ねが今の自分。そう考えると、知らなかった、考えていなかった、こうなるなんて思ってもみなかった、という言葉はあまりにもお子ちゃまなのでは?
私もありますよ、こうしたらよかったとか、あの時、あーすればよかったと心が苦しくなるようなことも。
でも、言ったってしょうがないし、人生は「まさか」の連続ですものね。
人と自分を比べるなんて、意味がないし、それによって自分の立場を卑下するなんてナンセンス。
幸せに優劣はないんですもの。
自分を幸せにするのは自分だけ。
私もアメリカにいたころ、言われました。役に立たない自分、価値のない自分だと思い込んで落ち込んでいた時に。
まずは自分を幸せにすること!って。
だれかに幸せにしてもらおうじゃなくて、自分は自分で幸せになる。
自分が幸せになるためには、周りを幸せにしなければならないことに気づくからってね。
そのうえで、足元をしっかり見て、これからどうするかを考えましょう。
正直、まだ50代。人生100年だと思えば、やっと半分です。
好きなこと、得意なこと、やってみたいことはありませんか?
どんな時に楽しいって思いますか?
きっとそれがあなたの武器だと思います。
いましっかりお勤めできているんだし、これまで30年とか仕事をマジメにやってきたのですから、「何もできない」わけがない。
自分のやりがいを今の職場でもう一度探すもよし、そとに探しにいくも良しです。
あきらめるのはまだ早いと思いますよ。
私もつい先日誕生日を迎え51歳になりました。でも、「これからは歳を「取り」ます!」と宣言して、50歳から1歳「歳を取って」49歳と親しい仲間には宣言しています(笑)
同年代の女性が暗い顔でいるのはつらいです。
50代、若すぎず、年寄過ぎずいい感じですよ(笑)
顔を上げていきましょうよ!
お金の不安もやはり自分次第。
自分が稼げる頼りになるヤツになると、だいぶこれからの見通しが変わります。