FP相談ねっと林です。
マスクに続いて、トイレットペーパー・テッシュペーパー(なんと、キッチンペーパーまで?)店頭で売り切れ状態になっています。
都市部だけの話では無く、地方の岐阜まで、量販店、ドラッグストア、コンビニまで。
ですが、
日本家庭紙工業会から令和2年2月28日に報道発表がありました。
発表によれば、
「新型コロナウイルスによる影響を受けず、現在も通常通りの生産・供給を行っております。また原材料調達についても中国に依存しておらず、製品在庫も十分にありますので、需要を満たす十分な供給量・在庫を確保しています。」
(日本家庭紙工業会からのお知らせ「トイレットペーパー、ティシューペーパーの供給力、在庫は十分にあります」より引用。)
日本製紙連合会のHPで確認出来ます。
それを受けて、経済産業省から「トイレットペーパーは不足していません!」
の発表もありました。
経済産業省の発表はトップページからではわかりにくいのですが、注目のワード「マスクや消毒液の状況」から確認することが出来ます。
今回は、工場の生産がストップしたわけで無く、在庫が無くて供給ができないのではなく、「無くなる」という話で必要以上の爆買いが起きてしまったことで、通常の供給では間に合わなかったことのようです。
ただ、トイレットペーパーは日常生活に欠かせないものです。
必要以上に爆買いする人の為に、本当に今、必要な人が買えないということも起きているのも事実です。
ふと、救急車をタクシー代わりにする方がいるために、本当に必要な人が間に合わないという話を思い出しました。
ところで、「経済産業省 トイレットペーパー」で検索すると、「トイレットペーパーの備蓄について」というページがかかってきます。
トイレットペーパーの4割は静岡県で製造されているため、東海地震等で静岡が被災した場合、深刻なトイレットペーパー不足が起こります。
(災害時に一番困ったことはトイレ不足です)
災害時には日本家庭紙工業会で増産体制になるそうですが、1ヶ月程度の混乱が予想されるとのこと。
その1ヶ月程度、備蓄しておきましょうとのことです。
災害はいつ来るか分かりません。
物が少なくなってきたときに慌てて買い占めるのでなく、普段から災害時に備えておきましょう。