こんにちは。
青森県弘前市で主に活動しています。確定拠出年金相談ねっと認定FP 寺田紀代子です。
一気に桜前線が押し寄せると思っていましたが、連日の寒さで足踏み状態。
それでも、例年より5日早い4月18日の開花予想✿が出ていて、弘前公園のさくらまつりも出店のみ早めに始めると新聞に載っておりました。
その新聞、地元の「東奥日報」に気になる記事が…
4月6日付「時論」という欄の記事です。
青森県の将来推計人口激減!
厚生労働省 国立社会保障・人口問題研究所が公表した数字によると、2045年の青森県の人口は2015年に比べ、約484,000人減って、約823,000人まで落ちこむ予想だそうです。
減少率の順位は秋田に次いで第2位!
いつものことながら、あまりうれしくないランキングでは東北が上位を占めてます。
それにしても、かなり深刻な状況。
もちろん、青森だけではなく、全国で人口減少は進んでいくのですが、特に青森の問題は人口比率です。
青森全体では、2015年の人口を100とすると、2045年は63
年齢区分で見ると、2015年を100とした場合、2045年の指数は
0歳~14歳 45.3
15歳~64歳 48.5
65歳以上 97.7
75歳以上 119.2 の予想になっています。
全体の人口は6割ほどに落ち込むのに、75歳以上の高齢者は今の2割増しになっている現実。
超高齢化とわかっているものの、数字を突き付けられると愕然とします。
2045年 あなたは何歳になっていますか?
現在「アラカン」の私は85歳になっています。
若者はスカスカなのに、高齢者はぎゅうぎゅうの大混雑。すごい世の中です。
日本を力強く復興させ大国に牽引しバブルを謳歌した世代の「アラカン」または「アラフィフ」以上の人たちは、支える人がスカスカの中、長生きのリスクをどう克服しなければならないのかを早急に考える必要があります。
今、何をすればいいのか?
大変だけど、困った時は国がなんとかしてくれるだろう。という神話は、崩れ始めています。
とりあえず、いますぐにでも取り組まなければならないのは、老後を自分で支える備えを始めることです。
若者スカスカ、高齢者ぎゅうぎゅうの世の中。誰も自分の事を支えてくれない世の中になるのは予想がつきますね。
国だって、ない袖は振れませんから。
「iDeCo」&「つみたてNISA」
そんな将来を見越して、国が大盤振舞いで提唱している制度が「iDeCo」と「NISA」です。
「iDeCo」
個人型確定拠出年金「iDeCo」イデコを活用しましょう。
全国的には認知度が進んできましたが、私の地域のお客さまや知人にきいてみると、まだ存在すらしらない方が7割程。
大企業の地方支社のご主人が企業型をやっているが、仕組みはまったく知らないという方もたくさんいます。
公的年金にプラスしたじぶん年金が増える!
掛金も運用益も受取時も税金を優遇!
のふたつのおおきなメリットがあります。
「つみたてNISA」
今年1月から運用が始まった「つみたてNISA」も活用しましょう。
「NISA」口座を開設している方、案外たくさんいらっしゃいます。
でも、全く口座がからの方、金融機関のおすすめで投資信託を買っているけれど、残高が思うように増えていない方。
投資に興味はあるけれど、踏み切れずにいる方、ぜひお試しになってください。
「iDeCo」に比べて、税金の優遇は運用益の非課税だけなので、メリットが少ないように思えますが、
すでに60歳を超えて「iDeCo」が使えない方
会社に確定拠出年金の制度があり「iDeCo」が使えない方
「iDeCo」は上限額いっぱい運用しているけれど、まだまだ余力がある方など、
毎年40万円の積立 20年間運用益が非課税なのは大きなメリットです。
このふたつの制度を使って、ぎゅうぎゅうだけど余裕をもった30年後をめざしましょう!