名古屋のファイナンシャルプランナー竹内美土璃(みどり)です。
私は、ファイナンシャルプランナー×相続アドバイザー×夫婦再生カウンセラーをしています。
前回に続きまして、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2018」をされましたので、第3弾として、「夫婦で投資するメリットは?」をテーマに、実際のカウンセリングなどを元に考えていきます。
夫婦で一緒に考えて投資をしている人は?
スパークス・アセット・マネジメント株式会社の調べによると、夫婦で一緒に考えて投資をしている人は、4人に1人でした。正直なところ、「もう少しあってもいいのかな」と思いました。
夫婦再生カウンセラーの立場からすると、夫婦で同じ目的を持っていることは、夫婦の会話が増え、夫婦が仲良く生活するためには最高の条件と言えます。
一緒に勉強をして、どの投資の仕方にするのか、どの株式に投資をするのか、ずっと細かく話し合えるのはとてもいいでしょう。
しかし、必ずしもそうでなくてもいいと筆者は考えます。
例えば、筆者の場合で考えてみましょう。
筆者夫婦の現在のお金を貯める目的は、「老後のお金をメインに貯めていくこと」です。それはお互いの認識です。
ただ、主人は私に任せっきりなので、「どの個別銘柄がいい?」「どこに投資する?」などというお話はほとんどしません。それでは一緒に考えて投資をしていないのでは?とお思いですよね。
違うんです。
毎朝、先に新聞を読む主人は、私が関心を持ちそうな社会保険や確定拠出年金、NISAの新聞記事を見つけると、その記事が書かれている新聞をびりっと破り、先日も「厚生年金、70歳以上も払うんだって。生涯現役でいないとな。」と感想付きで、うれしそうに事前に私に渡してくれます。現在は個人事業主である主人は、今年法人成りすることにより、第2号被保険者となります。これは主人にとっても、我が家にとっても必要な情報だから、私に伝えてくれました。よく、ドラマで先に結末を言われると「楽しみがなくなる」という人もいるかもしれませんが、ニュースになる情報のセンテンスを伝えてくれるのは、今度実際に読む時に、別の情報も入ってきやすいので、いいですよね。
それは最初は「きゃー、新聞は破らないで!」と思っていましたよ。綺麗な新聞で読みたいですもの(笑)。
でも、今では「主人の愛情」と受け取り、私はとってもうれしく思っています。主人はそうすることで、私と一緒に投資をしていると思えるのですから。
これも、「老後のお金を貯める」という目的が一緒であるからこそ、主人との会話ができるわけです。
夫婦仲が良くなる!
主人だって私に興味を持ってくれて、私の望むであろうと思っていることを、主人のフィルターを通してやってくれているんですよね。
そう思えることで、夫婦の会話も増えるし、投資成績が良い時など、喜びを共有でき、夫婦仲が良くなることにつながります。
だから、同じ目的を持つことで、夫婦の仲は良くなります。
まずは、夫婦が、「将来どうなりたいのか?」相手に相談してみる。
そのためには、何をしたらいいのか?それにはきっとお金がないと実現できない事の方が多いでしょう。
そのために投資をして、遊ぶお金を殖やすのもいいですね。
その会話こそが夫婦円満の秘訣だと筆者は考えます。