名古屋のファイナンシャルプランナー竹内美土璃(みどり)です。
私は、ファイナンシャルプランナー×相続アドバイザー×夫婦再生カウンセラーをしています。
11月は11月22日(いい夫婦)と11月14日(いい投資)の日がありました。
これを記念して、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2018」をされましたので、これを元に数回に分けてお話させていただきます。
夫婦のお金の管理はどちらがするのが正解か?
これって、永遠のテーマですよね。
- 旦那にお金を持たせてたら、あればあるだけ使っちゃうの~。
- 妻はお金って無関心なんだよね。
- 旦那にお金を渡しておいた方が楽じゃない?もらった範囲内でやっていけばいいから。
- 将来のお金考えるの面倒だわ。すべて旦那任せ。
- 旦那の趣味に使うお金、半端ないんです。
などなど、お金のトラブルで相談を受けることも多いからです。
私は結婚して11年目に突入しましたが、結婚する時に色んな葛藤がありました。
ちょっとご紹介させていただきます。
祖母のススメ
私の祖母は砂糖問屋の家に生まれ、祖父の嫁いでから祖父が事業を始めたので、結局、商売人として生きてきました。
そんな祖母でしたから、「お金の管理は祖母に聞け」と、祖母の言うことを守ってきました。
祖母からは(名古屋弁です)、
「家のお金の管理は奥さんがした方がええよ。その方がお金が貯まるんだわ。男の人はお金を持つと、ええ格好しいで趣味や遊びに使ってまう。旦那さんがお金を管理する隣の奥さんが、よくいっとったわ。『下着買うのも旦那に言わんと買わしてまえん(もらえない)』情けにゃ~よ。」
あくまでも祖母の持論ですが、妻がお金を管理するメリットは、
- 夫の身なり(服装や持ち物)の管理もできる。
- 男性に比べ見栄を張らない。
- お金を把握していれば、あるのもで工夫をする。
- 頭を下げられる(男性に比べプライドを捨てられる)。→男性にプライドを保たせてあげられる。
戦後を生き抜いてきた人の言葉なので、今の時代に合うかはわかりませんが、よく話してもらいました。
あながち間違っていないなと思うのは、主人と結婚した時に、預金額が私の方が多かったこと。
「男の人はあるだけ全部使ってしまうんだ」と思いました。
最初はお金の主導権で喧嘩をしましたが、今は私が主導権を握り、主人はお小遣い生活です。
妻が主導権54.3%!
では、一般的にどうなんでしょうか?
スパークス・アセット・マネジメント株式会社の「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2018」によると、預金は妻が主導で管理が54.3%でした。過半数が女性が管理がしているのです。
(出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社)
やっぱり女性が管理がいいのね!と思いたくもなりますが、そう思うのも「満足度」からするとまた違う回答のようです。
実は、預金額の満足度は12.1%とかなり低いんですね。
(出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社)
今ある状態では、満足していないんですね。ちなみに預金額は下記のとおりです。
(出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社)
年代別にもよると思いますが、なかなか満足いく金額には程遠いんですね。
コミュニケーション取れていますか?
では何が原因か?
私は、お金だけでなく、夫婦関係は、コミュニケーションが不足しているのが一番の原因だと考えます。
中には本当に変わったお相手の方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はそうではありません。
そうすると、
- 私はコミュニケーション取ろうと努力しています!
- 「性格的不一致」なんで仕方がないです。
- 向こうが私に興味がないんです。
- 話しても聞いてくれないんです。
なんて言われます。性格的不一致、とても便利な言葉ですね。
実のところ「相手を理解してあげようとしない」方がほとんどだと思います。
相手を理解しようとしても、伝わらないという方も多いです。
「伝わらないのではなく、相手に伝わるように言ってあげていない」のよ。と言っています。
だから話しても無駄になり、コミュニケーション不足になりますよね。
その結果
話ができたら、何でもうまくいきます。
お金のことも、お互いが同じ気持ちでいたら、そのためにお金を貯めようと思います。
お互い、何のために使おう話し合いができていたら、無駄遣いも減っていきます。
収入が少なくても、夫婦が協力してお金を作っていけば、満足した結果になるんです。
そして、たくさんお金を作ることができます。
いいこと尽くしですよね。そうしたら次の段階へ進めるんです。
次回は、また、第2弾をお話させていただきますね。