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確定拠出年金ねっと認定CFPの塚越菜々子(つかごしななこ)です。
今日は、SBI証券でiDeCoやっている場合、とっても重要なお知らせです。
重要と書かれた青い封筒で「iDeCo運用商品の除外に関するご案内」が届いたりしていませんか?
重要と書いてあるから開けたものの、何のことだかさっぱりわからない。
そもそもがわからな過ぎて、見たところで何をどうしたらいいのかはもっとわからない、と途方にくれてしまいがちですね。
そもそも資産運用は、なんとなーく始めるものではありません。
ましてや確定拠出年金(iDeCo)は口座を管理する手数料もかかりますし、年末調整などで税金の調整もしなければいけませんから、身を守るためにも一定の知識が必要です。
とはいえ、節税・節税と言われて、エイヤ!と、とにかく始めていたり、会社に勤めている時にやっていたものを退職後慌てて移動したなどもあるかもしれません。
この記事では、SBI証券で確定拠出年金をやっていて「iDeCo運用商品の除外に関するご案内」が届き脳内フリーズしてしまっている方へ向けて、まずやるべきことを画像解説いたします。
そもそも「運用商品の除外に関する案内」って何?
確定拠出年金が何か、という話は今回は省略させていただきます。
すでにSBIで個人型確定拠出年金をはじめているのですものね。
どうしてSBI証券で始めようと思いましたか?
確定拠出年金を取り扱っている金融機関(運営管理機関)はたくさんありますが、手数料が安い・商品が多いなどの理由で選んでいることが多いと思います。
SBI証券は早くから手数料は安かったですし、何より取扱商品がたくさんありました。
「よくわからないけど、たくさんある方が選択肢が多いだろう」
こんな感じで始めたりしているかもしれません。
決して責めているわけではなく、かくいう私もそんな気持ちで商品を吟味することなくSBIに決めてしまった一人です(^_^;)
確定拠出年金を取り扱っている金融機関はたくさんありますが、取り扱っている商品の品数やラインナップはそれぞれです。
現在、SBI証券は『67本』を取り扱っています。
ところが、確定拠出年金のルールを決めている法律が変わりました。
制度の変更の細かい背景は省略しますが、とにかく
「2023年までに、商品は35本ぐらいに収めてください」
というルールに変わったのです。
そんなわけで、今回届いたお知らせは今ある67本のうち29本について、
「これらの商品を買っている人の1/3を超えるの人の反対がなければ、この商品は取り扱いをやめる予定です。
これを買っている人がいたら、気を付けてね。 買っている人には、改めて連絡しますね」
「2018年5月1日以降に購入した分(もう過ぎてる!)は、取り扱いをやめると決まったら現金化してしまいます。
それより前に買ったものはそのまま運用し続けることはできますが 新規に買うことはできません」
と書かれたお手紙なのです。
え?私は大丈夫?と思ったら、チェック!
定期預金だから大丈夫でしょ~と思ったら大間違い!
なんと、元本確保型商品も3つなくなります。
自分が購入しているものをパッと言えるようでしたら問題ありませんが、なにせ長ったらしい(笑)商品名。似たような名前も多いし・・・。
自分が購入している・保有している商品を下記の手順に従ってすぐに確認しておきましょう。
Step1:SBIベネフィットシステム(記録関連機関)にログインする。
SBI証券のホームページの証券口座にログインしてもダメなのです。
確定拠出年金の記録は、記録関連機関というところに記載されています。
www.benefit401k.com/
こちらにアクセスしたら、
「加入者サイトへログイン > 」を押します。
IDとパスワードを入力します。
確定拠出年金を申し込んだ後に、SBI証券から「ID及び初期パスワードのお知らせ」と書かれた紙が届いています。
※SBI証券の証券口座のID/パスワードとは違います。
忘れてしまった・紛失してしまった場合は、サイトの指示に従って確認しましょう。
(基礎年金番号は年金手帳などに書かれています)
現在の状況を確認しましょう
ログインすると、まず自分の現在の資産の状況が分かります。
いくら掛けてきていて、それがいまいくらになっているかと、現在の掛金が記載されています。
そして少し下がっていくと「保有している資産の内訳」が書かれています。
今はもう購入していないけれど、以前に買って今も持っている商品が書かれていることもあります。
この例の場合は
「スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)」
「DC外国株式インデックスファンド」
を保有していることが分かりますね。
さらに下がっていくと、現在購入している商品は何か割合で示されています。
この例の場合は掛金の全額(100%)を「DC外国株式インデックスファンド」にしていることが分かります。
上に書いた、保有している財産の「スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)」は割合に入っていませんから、今は購入していないことが分かります。
これらの商品が除外されるものでないか確認しましょう
今回発表された、除外になる予定の商品はこちらです。
ご紹介した例の場合「スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)」が除外商品になってしまします。
保有したままでいられますが、今後は購入できなくなります。
上記にも書いた通り、1/3以上の人が反対すれば変わる可能性がありますが、まあ・・・・あまりその可能性はないんじゃないかなと個人的には思っています。
除外商品を買っているなら、どれに変えるか検討しましょう
そもそも確固たるポリシーを持って今の商品を決めていたら、残念ではありますが同じポリシーで別のものを探していただければOKです。
どうしても残りのラインナップが許せなければ、SBIと手を切って運営管理機関を変えることも考えられますね。
問題は「選ぶ基準がよくわからない」「なんとなく選んだから、どうしたらいいのだろう」という場合です。
投資信託はナマモノ・・・・とまではいいませんが、買ったらおしまいではありません。
自分の財産の一部として大事に育てていく必要があるからこそ、自分なりの判断基準を持っておくことが大事ですね。
対象外商品を持ってしまっている場合、どんなものが代替案としてあがるのかは別記事で検討したいと思います。
2018年5月1日以降に自分が何を購入しているのか細かく知りたい場合は、取引履歴から1年分を確認することができますよ。
まず、何はなくとも「自分が買っている商品は何なのか」「どんなもので、どれくらいの手数料なのか」を確認しておきましょう。
見方もわからないよ~
何を勉強すればいいのかもわからないよ~
という場合は、どうぞご相談くださいね(^^)
商品のおすすめではなく、選び方・考え方の情報を提供しています。