転職して企業型確定拠出年金の移換期限が迫ってきた!どうしよう!なんか書類が来てるけど、意味が分からない!とりあえず言われるがまま手続きして定期預金を選べばいい?っていうかそもそもこれ何ー!?
そんな状態のお客さまが、iDeCo口座を開設して商品を選び、ついでにご主人も一緒に個人型の確定拠出年金を始めました。
\家計簿にサヨナラしよう!/
共働き家計専門!「貯まる・増える仕組みづくり」
確定拠出年金ねっと認定CFPの塚越菜々子(つかごしななこ)です。
転職のタイミングでご相談いただいた40代(お子様3人)のご家庭で家計の見直しを行いました。結果、どんどんお金が貯まるようになったので、老後資金の準備のためにiDeCoをスタートしています。
転職前の会社で企業型確定拠出年金があった!
家計の見直しをしている最中に、数か月前に退職した会社に企業型確定拠出年金があったことが判明しました。移換についてのお知らせも来ていたのですが、すっかり忘れてしまっていたとのことです。
企業型確定拠出年金制度について、退職前はどうなっていたか伺ってみたところ
・なんか説明された気がする
・なんか分厚い冊子を配られた気がする
・たしか定期預金か何かにしていた気がする
だそうです。
・・・・チーン・・・・・。笑
いえいえ、でもわかります。
だって今まで学んだことも、自分のことだとも思っていなかったところに突然そんな話をされても、理解できるはずもないですもの。
(その会社説明会に私を呼んでくれ!もっとわかりやすく説明して見せるぜ!と燃えたのは内緒です。笑)
どちらにしても、その会社はすでに退職済みですから商品ラインナップがどうであってもかまいません。大事なのはこの先どうするかです。
退職した後の手続きにはタイムリミットがあります。
それまでにその浮いたお金の行き先を決めないと、自動移移換されてよくわからないまま自分の大事な財産が手数料で削られていってしまいます。
移換先と商品候補を選んで資料請求
お客様は40代前半。60歳まではまだ15年以上あります。
長期・積立・分散投資で資産形成をしていくのには十分な期間ですね。
家計を見直したら毎月お金がどんどん貯まっていってしまっているので、やらない理由がありません。
ご相談者様も転職後は公務員扱いになり、ご主人様ももともと公務員。どうせならと夫婦二人で12,000×2人分のiDeCoを開始することにしました。
私は特定の商品を販売しませんので、
- iDeCoそのものの制度と始めるとどんないいことがあるのか/注意点
- 金融機関の選び方
- iDeCo内で購入する商品の選び方
について、まずご説明しました。
いろいろと便利なツールをつかって自分に合った商品を絞り込んでいただき、いくつかの金融機関に資料請求をしていただきました。
ご相談者様は企業型からお金を移動してくるので「移換手続き用」の資料を取り寄せていただいています。
個々の商品の見方を学んで、実際に申し込み用紙の記入
長期・積立・分散投資の理屈を学ぶのはそれほど難しいことではありません。
でも実際に商品を選んで始めるのは思いのほかハードルが高いもの。
ですので、自分に合った商品選びを説明して、いくつか候補を絞っていただいたあと、商品の見方やここまでの実績を一つ一つ一緒に確認しました。
おおよそ固まったところで、実際に申込書の記入です。
こちらも決して難しいことを書くわけではないのですが、なにせなじみのない用語になじみのない用紙。間違っていたら差し戻されるだけなのですが、一人で書くのってなんとも心細いものですよね。
会社に書いてもらう用紙の説明。新しい会社ですでに誰かがiDeCoを開始していればスムーズですが、そうでない場合は会社に何か聞かれたときにどう伝えればいいのかの説明。そして実際に埋められるところは一緒に記入していきました。
金融機関も商品選びも「唯一の正解」はないから
山ほどある金融機関、無数にある商品。その中から「正解」を選び取ろうと思うと、挫折してしまいます。
インターネットでちょっと調べただけでも本当にたくさんの情報が出てきますものね。
経験がないジャンルで、一人で迷うのってしんどいと思います。
調べても調べても自分の選んだものが間違っているような気がする。かといって人に勧められたものを買っていいのかわからない。
その状態で始めると、長期付き合っていくのは不安になってしまいます。長い期間の間ではどんな商品を選んだとしても運用成績が悪くなることもあるでしょう。不安を持ったままの商品選びだと、途中で手を引いてしまいたくなるかもしれません。でもそれでは資産形成にはデメリットなのです。
最低限抑えるポイントを押さえたら、「今の自分のベスト」な商品選びでいい。
もっと勉強したくなって色々わかってきたら別のものにすればいいのです。誰もが認めるベスト商品がわかるまで待っていたら、今度は時間という財産を失ってしまいます。
最低限抑えるべきポイント、そして今の自分が納得できる金融機関・商品選びのサポートが私の仕事です。
始めたいけど最後の一歩が踏み出せない。
その時間はとってももったいない。
一人で迷っているのだったら、ぜひ相談にお越しくださいね。