毎月十数人の家計の相談に乗っていると「妻の心配ポイント」と「夫の心配ポイント」ってずいぶん違うものだなぁと感じています。どちらもより良い生き方をしたいという目的には違いが無くても、その過程にはある程度の性差があるのかもしれません。
\家計簿にサヨナラしよう!/
共働き家計専門!「貯まる・増える仕組みづくり」
確定拠出年金ねっと認定CFPの塚越菜々子(つかごしななこ)です。
お勤め先から独立して自営業になったご家庭の奥様からのご相談を受けました。
自営業になってゆとりが出たけどこのままでいいの?
それまでは会社にお勤めしていたけれど、国民年金・国民健康保険に加入していて、貯蓄どころじゃなかった。それが独立することになったら、ずいぶんとゆとりが出てきました。楽にはなったけれど、今度は別の不安が・・・
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- 夫が独立してから収入が増え、財布のひもも緩んでしまっている気がする
- 我が家の『身の丈』がどれくらいなのか気になる
- ずっと家計簿見せているけれど「なんとかなるだろう」と夫が楽天的
- 自分ばかり家計のことを心配して空回りしている感じがする
ご相談のポイントは「どのくらい貯めて・使っていいのか」「それを夫とどう共有すればいいのか」ということでした。
自営業(個人事業主)ゆえの注意点あり
家計の管理にはとても熱心なご相談者様は、家計を預かる立場としてしっかりと家計簿を付けるなど管理をしていらっしゃいました。
会社を辞めて独立してからは収入が増えたそうですが、それゆえに今まで通りのやり方でいいのか不安を持つようになったとのことです。
色々とご不安や悩みをお伺いする中で、自営業(個人事業主)ゆえに気を付けていただきたいポイントが出てきました。
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- 事業所得と専従者給与
- 専従者給与を取るか外で働くか
- サラリーマンと違う年金制度
- 老後の公的年金と老後資金作り
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それぞれご質問にお答えしながら、「見える化」することで、よりスムーズに夫婦で共有できるようにご提案しました。
▼もう少し詳しいご相談内容と相談後のお客様のご感想はこちらから
mamasuma.com/selfemployed-retirement/
夫との共有には「数字とその根拠」を
夫が稼いできて妻が家計費を管理しているというケースは多いですね。上手に管理できていればお金は貯めやすい形です。
ですが、情報共有がうまくいかないとどちらか一方に不安や不満が募りやすいやり方でもあります。
一方が不満や不安を抱かないようにするためにに必要なのが「情報共有」
妻側がはどうしても「足りる」「足りない」という抽象的な感覚で伝えがち。これだと上手に伝わらず感覚の違いばかりが浮き彫りになってしまいます。
それを避けるためには「数字」で説明するようにしましょう。足りないならいくら足りないのか。どこからその数字が出てきたのか。それを説明するためには何より自分がその根拠を何より理解していないといけません。
不安に共感してよ~って思うかもしれませんが、ご主人がそういうタイプでないのなら、相談相手はまずFPにしましょう(笑)
数字でプレゼンできるようになると、驚くほど反応が変わってきますよ。
一般論と「ちょっと違う」に対応するから個別の相談
自分が知りたいことをインターネットを通じて調べたとき「うちの場合とちょっと違う」にぶち当たることって多くないでしょうか?
「サラリーマンなのに社会保険じゃない」
今回のお客様で言えば、例えばこんなことです。
もちろん全く事例がないわけではないけれど、ネットで探してもなかなか見当たらない。自分にドンピシャの情報をネットで探し出すのはとっても難しいことだと思います。
今回のご相談者様も、会社勤めだけど社会保険でない期間が相当にありました。そうなると、老後の資金のことを調べようと思っても、なかなか自分の家と同じケースを見つけることができなかったようです。
一般論や基本の知識を知りたい・調べたい場合は書籍やインターネットで調べるので十分!
その一歩先の「我が家の場合」について気になる場合は、ぜひFPの個別相談をご利用ください。