こんにちは、高輪ゲートウェイ駅と品川駅の間にオフィスがある、確定拠出年金相談ねっと認定FP野原です。
ぜひ、新駅の様子を見に来てください!
世界中に投資する
確定拠出年金や積立てをしているかたなら、よく聞く表現かと思いますが、実際はどういうことなんでしょうか?
世界中の資産に広く分散しながら、長期的に積立てをして資産形成をしていくということに本当に意味があるのでしょうか?
いろいろ意見はあると思いますが、僕なりの投資をする理由はこちらです。
[youtube www.youtube.com/watch?v=p-dPzjWqh5Q%5D
動画内でお伝えしているように、人の成長への期待が最も大きい要因です。
これは株式が本質的に持っている特性です。
さらに、紙幣の膨張(紙幣はインフレを起こしやすい)という、貨幣経済の特性です。
ひとまずこれらを前提とさせていただいた上で、世界中に投資する意味を考えていきましょう。
では、何に投資すればいいのか?
世の中にはいくつもの投資先がありますが、僕なりに大まかにグループ化してしまえばたった8種類しかありません。
下図の色がついている8資産だけです。
基本的にはこの中から選んでいくことになります。
積立てによる長期国際分散投資をするかただと、一般的にはこのどこかにグループ化される投資信託を購入するケースがほとんどでしょう。
中には株式・債券などに投資しているバランスファンドもあれば、世界中の株式だけに投資するファンドもありますが、その中身を分解すれば、やはり8種類のどれかを組み合わせた運用になっています。
何にどれくらいの割合で投資したら良いのか、具体的に知りたいかたは、個別相談をご利用ください。
では、このように分散するとどうなるか、実際にリーマンショックの2008年からみてみましょう。
資産別リターン実績の順位表(円換算)
※西暦表記より下はマイナス
ちょっとグチャグチャしていて申し訳ないのですが、例えば日本債券の安定性が一目でわかりやすくなっていると思います。
また、2017年に最も順位の低かった日本REIT(不動産投信)が、2018年には見事に1位となっています。
試しに、気になる資産を目で追っていただくと、順位が結構上下しているのがわかりますよね。
では、順位ではなく実際のリターンを基に、折れ線グラフでみてみましょう。
資産別リターン実績表(円換算)
リーマンショックの年と翌年の動きが大きくはなっていますが、一定の上げ下げを繰り返しているのがわかると思います。
これは、各線が複雑に絡み合っているので、スパゲティチャートともいわれる折れ線グラフです。
これら2つの図をみていただいて何を感じますか?
意外と各資産ともランダムに動いているように見えるでしょうか?
結局、次の年に何が上がるのか下がるのかを当てることは、これらの図を見る限りとても大変なことのように見えます。
世界中に投資する
国際分散投資による積立ては、まさに将来を当てる必要がないんです。
むしろ、将来を当てるのはまず難しいのです。
※実際は、将来を当てる確率を上げるやりかたはなくもないですが、ここでは省略させていただきます
どの資産であっても必ず上下するので、目先の上下にとらわれずきちんと積立てし続けると、下がっている時の積立てが効いて、上がっている時にプラスになってくれるような印象を受けませんか?
また、たった11年しか見ないで判断するのは問題ありなのですが、あえて誤解を恐れずに言えば、
なんとなく、上下にどれだけ動くのか、一定の目安がわかると思います。
なんとなく、下方向にいくよりも、総じて上方向にいく力のほうが強いような印象が持てるかと思います。
国際分散投資による長期積立てには、それなりに意味があるということが、なんとなく伝わりますでしょうか?
ぜひこのような考え方を、資産形成の実践の場で役立てていただければ幸いです。
保有資産
参考にならないと思いますが、僕の保有している資産をご紹介します。
※純粋に投資と呼べないものも含まれています。投資は必ず自己責任でお願いいたします。
どうやって投資先を選んだらいいのか?
というのは、個々の様々な要因により、いろんなパターンが考えられます。
正解があるものでもないので、ご自身がある程度納得する組合せが見つかったら、まずは始めてみることをオススメします。
人生有限、貯蓄無限
そのワクワクから、お金が湧く湧く