ご覧の皆さま、こんにちは。
「ファイナンシャル・フィールド」(ブレイクメディア株式会社様)で執筆しました新規記事「2020年9月から高報酬の人の厚生年金保険料が上がる?どれくらい上がるの?」が掲載されました。今回は厚生年金保険制度についての記事となります。
今年9月から厚生年金保険制度の標準報酬月額の等級が1つ増え、最高等級は62万円ではなく、65万円になる予定です。
これまでは標準報酬月額は88,000円~62万円(1~31等級)の間で決まり、月給が80万円の人も、100万円の人も、62万円(31等級)が標準報酬月額となって厚生年金保険料が計算されましたが、9月からは65万円(32等級)に変わり、65万円に厚生年金保険料率を掛けて計算することになります。
つまり、こういった高報酬の人は厚生年金保険料が上がることになります。
62万円×9.15%(被保険者負担分)=56,730円だったのが、65万円×9.15%=59,475円になります。9月分の保険料が10月の給与から引かれるとなると、10月の給与明細から控除額が変わることになるでしょう。
もちろん保険料が上がった分、将来受け取る報酬比例の厚生年金にも反映され、その分受給額は増えて計算されることにもなるでしょう。