ご覧の皆さま、こんにちは。
FP相談ねっと・五十嵐(いがらし)です。
Finaseeの『マネーの人間ドラマ』で新規記事「長く年金を掛けたのに…」【前編】【後編】が掲載されました。
【前編】「専業主婦の妻の基礎年金が自分より多いのはなぜ? 40年以上会社勤めの夫が抱いた素朴な疑問…判明した『意外な真実』」
【後編】「『ねんきん定期便』で発覚! 夫婦の年金額に“まさかの差”が生まれた驚きの理由とは?」
老齢基礎年金の計算方法が今回のテーマとなります。
老齢基礎年金は、20歳以上60歳未満の480月の期間で計算されます(一部例外として60歳以降で国民年金の任意加入期間も対象になります)。
その40年(480月)がすべて保険料納付済期間であれば、満額の老齢基礎年金が受け取れ、未納や免除期間、未加入期間があると、年金額が少なくなる仕組みです。
かつて平成3年3月以前は、一部を除き、学生は国民年金に加入義務がありませんでした。
学生当時「加入しなくてよいから加入しなかった」という人も多いでしょう。
実際、大学生だった場合は、20歳から卒業まで2、3年未加入期間がある人もたくさんいらっしゃいます。
大学受験のために浪人した人、大学を留年した人、大学院まで進学した人は卒業・修了が遅くなるため、その未加入期間はもっと長くなるでしょう。
大学卒業後に就職した人は、高校や短大、専門学校を卒業して就職した人より、未加入期間が発生することになり、その結果、将来の老齢基礎年金がその分少なくなる結果にもつながります。
「ねんきん定期便」の年金見込額はその点も含めて計算、反映されています。
学生時代の未加入期間がある場合、60歳以降の厚生年金加入によって経過的加算額でその穴埋めができます。
経過的加算額も含めて取り上げていますので、ご覧いただければと思います。
——————————————————————————————————————————————————-
【FP相談ねっと・五十嵐義典 これまでの実績】
●FP個別相談、金融機関の相談会等含め年金相談は合計5500件以上経験。
●教育研修は地方自治体職員向け、年金事務担当者向け、社会保険労務士向け、FP向け、社会人1年生向け、大学生向けなど。㈱服部年金企画講師。
●執筆は通算550本以上!『週刊社会保障』(「スキルアップ年金相談」「年金相談のトビラ」、法研様)、月刊『企業年金』(「知って得!公的年金&マネープラン」、企業年金連合会様)、「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社様)、「MONEY PLUS」(マネーフォワード様)、「Finasee(フィナシー)」(想研様)、「現代ビジネス」(講談社様)、「THE GOLD ONLINE」「THE GOLD 60」(幻冬舎ゴールドオンライン様)、「あなたのお金と暮らしのそばに。ハマシェルジュ」(横浜銀行様)、「よるかぶラボ」(ジャパンネクスト証券様)、「ファイナンシャルフィールド」(ブレイクメディア様)、「セゾンのくらし大研究」(セゾンファンデックス様)。その他監修本・著書として、FUSOSHA MOOK『定年前後に得するお金の手続き』(扶桑社様・共同監修)、『50代からの戻るお金・もらえるお金』(ワン・パブリッシング様・共同監修)、『DCプランナー1級合格対策問題集』『DCプランナー2級合格対策問題集』(経営企画出版・共著)。
●取材協力先は『日本経済新聞』『日経ヴェリタス』(日本経済新聞社様)、『読売新聞』(読売新聞東京本社様)、『プレジデント』(プレジデント社様)、『女性自身』(光文社様)、『SPA!』(扶桑社様)。その他「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日様)放送用資料提供、「公的年金制度入門」(アフラック様)動画出演。
●調査研究活動は研究論文「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」(日本年金学会編『日本年金学会誌第39号』)など。日本年金学会会員。
※2024年7月までは井内 義典(いのうち よしのり)名義。