ご覧の皆さま、こんにちは。
FP相談ねっと・五十嵐(いがらし)です。
Finaseeのマネーの人間ドラマで「繰上げ年金受給者の厚生年金加入」【前編】【後編】が公開されました。
【前編】「繰上げ受給後に再就職して厚生年金加入『掛けた分が全然増えません』62歳女性の困惑」
【後編】「『保険料が掛け捨てにならないのは安心』年金繰上げ受給後に厚生年金加入、63歳まで増額されない理由とは」
今回は年金の繰上げ後の厚生年金加入と年金額の改定をテーマとしています。
繰上げ受給をすると、減額された年金で受給を始めることになりますが、繰上げの減額受給を始めてから、その後厚生年金に加入することもあるかもしれません。
そうなった場合に掛けた厚生年金保険料は掛け捨てにはならず受け取る金額に反映され、老齢厚生年金の受給額として増額されることにはなります。
年金が増額されるタイミングについては、通常、退職をした際とされています(いわゆる退職時改定)。
しかし、繰上げ受給をしている場合は、退職をしてもそのタイミングでは再計算されず増えないこともあります。
今回の記事では、本来、特別支給の老齢厚生年金が受けられる人が繰上げをした場合の例で取り上げていますので、ご覧いただければ幸いです。
特別支給の老齢厚生年金や繰上げの有無に関係なく、60代で年金を受給しながら働く場合、掛けた分はいつのタイミングで再計算されるのかをあらかじめ知って備えておくと、将来の見通しも立てやすくなるでしょう。
——————————————————————————————————————————————————-
【FP相談ねっと・五十嵐義典 これまでの実績】
●FP個別相談、金融機関の相談会等含め年金相談は合計6000件以上経験。
●教育研修は地方自治体職員向け、年金事務担当者向け、企業年金基金担当者向け、社会保険労務士向け、FP向け、社会人1年生向け、大学生向けなど。㈱服部年金企画講師。
●執筆は通算550本以上!『週刊社会保障』(「スキルアップ年金相談」「年金相談のトビラ」、法研様)、月刊『企業年金』(「知って得!公的年金&マネープラン」、企業年金連合会様)、「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社様)、「MONEY PLUS」(マネーフォワード様)、「Finasee(フィナシー)」(想研様)、「現代ビジネス」(講談社様)、「THE GOLD ONLINE」「THE GOLD 60」(幻冬舎ゴールドオンライン様)、「あなたのお金と暮らしのそばに。ハマシェルジュ」(横浜銀行様)、「よるかぶラボ」(ジャパンネクスト証券様)、「ファイナンシャルフィールド」(ブレイクメディア様)、「セゾンのくらし大研究」(セゾンファンデックス様)。その他監修本・著書として、FUSOSHA MOOK『定年前後に得するお金の手続き』(扶桑社様・共同監修)、『50代からの戻るお金・もらえるお金』(ワン・パブリッシング様・共同監修)、『DCプランナー1級合格対策問題集』『DCプランナー2級合格対策問題集』(経営企画出版・共著)。
●取材協力先は『日本経済新聞』『日経ヴェリタス』(日本経済新聞社様)、『読売新聞』(読売新聞東京本社様)、『プレジデント』(プレジデント社様)、『女性自身』(光文社様)、『SPA!』(扶桑社様)。その他「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日様)放送用資料提供、「公的年金制度入門」(アフラック様)動画出演。
●調査研究活動は研究論文「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」(日本年金学会編『日本年金学会誌第39号』)など。日本年金学会会員。
※2024年7月までは井内 義典(いのうち よしのり)名義。