小川 洋平

公的年金はもうダメなのか?

こんにちは(^^)

経営者の理想を実現させる資産形成のプロ、ファイナンシャルプランナーの小川です。

何度かこのテーマでお伝えさせてもらっているのですが、「公的年金って、もうダメなの??」ということについてお伝えします。

先日、とある政党の政治塾に参加させていただきまして、その際に講師である参議院議員の先生が仰っていたことです。

「公的年金はもう少子高齢化で崩壊は間違いない。破綻はしないが、ほとんどもらえなくなる。全てリセットして新たな制度に見直すべきだ」

と、このようなことを仰っていました。

その言葉を聞いたら10年以上前から毎日のように公的保険や金融・経済を研究してる私としては「よくぞ私の前でその言葉を言って下さいました」とばかりに質問コーナーで質問させていただきました。

その際のやりとりがこちらです。

と、このようなやりとりをさせていただきました。

その後は財政と経済のお話になったのですが、最終的には「経済成長が必要」という点で一致し討論は終了しました。

ここで登場している「所得代替率」という言葉や公的年金の仕組みについては以前のコラムで解説しておりますので、こちらをご覧ください。

と、こんなやりとりの中でお伝えしたいことは、年金制度について不安をお持ちの方も多いと思いますが、今現状においてはそのような心配は要らないということです。

ただ、公的年金のみで人並み以上の生活を送ろうと思うと難しいのは事実です。

これは制度が維持できないとか、少子高齢化といった問題はあまり関係ないお話で、そもそも公的年金は「老後に人並み以上の生活を送るための制度」ではないのです。

年齢を重ねて働けなくなり、収入を得られなくなっても人間らしく生きていくことができるように設計されている長生きのための保険なのです。

ですので、まずは年金制度を知り、その上で現状の課題を考えることが大切ですね。

そして、老後に必要なお金は人それぞれ全く違いますよね?

「自分はどうしたいのか?」「そのために何をすべきか?」

老後の不安というものはこの2点を考えて行動に移すことで全て解決します。

「年金だけじゃ○○万円足りないから今から貯蓄しておかなきゃ・・・」

って、後ろ向きに考えるよりも

「私は〇〇で○○な生活を送りたい!だから今から〇〇をしていこうと思う」

と、このような考え方で将来のことを考えた方が前向きで将来を楽しみにできますよね。

特に、個人事業主や経営者さんは会社員は使えない有利な制度や仕組みを使うことができますので、様々な考え方ができます。

制度を知り、ご自分にとって理想の将来を実現するための戦略を一緒に考えてみませんか?