こんにちは、福岡の確定拠出年金相談ねっと
認定FPの末次ゆうじです。
今回のコラムは、Q&A版をご紹介します。
ヤフー知恵袋の専門家として解答している中で、
ベストアンサー(BA)をいただいた解答になります。
1.
Q
「ideco」が気になっています。
こんばんわ。
私は、2010年に前の職場を退職し、今は、公務員として働いています。前の職場では、Nissayの
確定拠出年金に入っていましたが、現在は公務員
ということもあり、運用指図者として運用を行ってきました。
来年1月から「ideco」という制度(?)により、公務員でも
確定拠出年金を掛金を行い運用することが出来るということ
を知りました。
以下が質問になるのですが、詳しい方がいらっしゃいましたら、
ご回答よろしくお願いします。
・運用指図者から掛け金をかけて運用するために必要な
手続きはどうなるのでしょうか?
・よくわかっていないのですが、これを機にnissayでは
ない確定拠出年金の運用を行うことは可能なのでしょうか?
質問は、以上2点になります。ご回答よろしくお願いいたします。
A
確定拠出年金相談ねっと認定FPの末次ゆうじです。
2017年度から公務員の方も月12,000円まで掛金を
積み立てる(拠出)ことが可能になりましたので、
今現在前職時の年金資産がある方なので、 まず、
貴方様がやることは
➀新たに個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)の口座を
金融機関で作ること。
(金融機関によって口座管理手数料や運用商品ライナップ
などこ異なりますので どこの金融機関で口座をつくるかは
重要になります。)
→dcnenkin.jp/search/commission.php
などご参考ください
➁今までの年金資産を引っ越しさせて(移換といいます)
毎月12,000円までの範囲で積み立てる場合は合わせて検討
する。
まずは、どこの金融機関に口座をつくるかを決めて
資料請求をしてください。すべて完了するまで
1か月半~2か月位かかります。
質問した人からのコメント
回答ありがとうございました。
疑問点を参考URL等、わかりやすく回答してく
ださりありがとうございます。
すべて完了するのに1か月半から2か月位かかるのは、
長い気もしますが、これを機に私にあった運営管理
機関を検討していきたいと思います。
2.
Q
確定搬出年金について
教えてください。
企業年金(厚生年金基金)に25年ぐらい入っていて、
1年前に、その基金が解散してしまいました。
そして、今年から、確定搬出年金の運用になりました。
厚生年金基金は、会社が保険料を払っていて、従業員は
負担金ゼロは、知っています。
確定搬出年金は、これまでの、基金残高を運用するも
のなのでしょうか?
それとも、いくらか、会社が負担金払うのでしょうか?
50代なので、老後のことが気になり、質問致しました。
どなたか、おわかりの方、教えてください。
宜しく、お願いいたします。
A
確定拠出年金相談ねっと認定FPの末次ゆうじです。
結論から言えば、企業年金ですので会社によって異な
ります。ですから会社で確認しないと正確な答えはでません。
あくまでも一般論で申しますと
◆今までの厚生年金基金の残高は?
・確定拠出年金の方で運用をする
(お金を移動させるイメージ=移換といいます)
・一時金等で受け取る(前払い退職金)
◆今後の掛金は?
・会社が全額負担する
・自分の給与から負担する(選択制確定拠出年金という制度です)
・両方できる
会社の担当者の方に確認してみてください。
質問した人からのコメント
早々に、回答ありがとうございました。
詳しく、教えて頂き、感謝致します。
3.
Q
積立NISAと 確定拠出年金の違い教えてください!
確定拠出年金解禁っていいますが元々解禁してませんか?
A
確定拠出年金相談ねっと認定FPの末次ゆうじです。
まず順番が逆になりますが、
確定拠出年金制度は、2001年10月より
公的年金の上乗せの給付を保障する私的年金制度
の一つで、当然今もある制度なんですが、まだまだ
普及していないので、2017年度から、加入できる対象
を法改正によって拡大した経緯です。
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyosh…
公務員、専業主婦、今まで加入できなかったの会社員
など加入者できる対象者が拡大されたのが
新しい制度の解禁という認識になっていると考えます。
あくまでも、国加入者の普及を目的として、加入者の拡大を
図ったということです。
◆積立NISAと確定拠出年金の違いですが
●確定拠出年金の税制優遇メリットは
➀ 掛金が全額所得控除
➁ 運用益が非課税
③ 受取時に各種控除が適用
この3つですが、積立NISAは➁のみとなります。
現行のNISAが、非課税で投資できる期間が5年で
毎年の投資上限が120万円ですが●積立NISAは、年60万円を上限に10年間の非課税とする
という案がでているだけで決定事項ではありません。
決まったら、再来年の2019年1月からという案がでている
みたいですね。(2016/12/5に回答)優遇税制以外での違いとしては、
確定拠出年金(DC)は60歳まで払い出しできないのに対し
積立NISAは自由に売却、払い出し可能できる点になります
ので、 ご自身のライフプランに沿った使い分けが重要になるかと
思います。
老後の資産形成という観点で言えば、確定拠出年金(DC)
かな? とは思います。
いかがだったでしょうか。
企業型DCの場合は、やはり会社の規定など
まずは確認されるこが重要ですね^^