2022年7月28日(木曜日)13時15分より14時半まで「資産運用とFPの仕事について」と題して久留米大学経済学部の取越達哉ゼミの生徒さんにセミナーを行いました。
tatsuya-torikoshi.jp/
普段から経済を中心とした世の中の動きなどを勉強している取越ゼミですが、2021年11月に取越先生ご自身の確定拠出年金の相談を受けたのをきっかけで今回のセミナーにつながった次第です。
経済学部経済学科3年生で20歳前後の生徒さん20名ほど。(全員男性の生徒さん)
ほぼ全員ゆっくりと手があがる(笑)
冒頭に「お金を取り入れる3つの方法」をお伝えしました。労働収入で稼ぐ。今流行りのファイアを目指すのはいいけど、楽をして稼ぐということでもなく、早期退職ありきでもなく「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとってFIRE(ファイア)と呼ばれ、「経済的自立をすることが前提にある」ってこと。だから、基本は稼ぐ(=労働収入)、そして貯める、そして余裕があれば増やす(投資)をやればいい。この順番が大切になってくるよ!
FP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(独立投資アドバイザー)の存在としては、金融機関からの独立していて、長期にわたって関係性を築きながら金融のアドバイスをすること、お客様の購買代理人であること、将来的にFPやIFAに仕事に携わる人もでてくるかもしれませんね~(笑)期待したいです!
各国の金融資産の構成割合。日本は50%以上が預貯金であって預貯金大国です! 一方、アメリカは預貯金の割合は少なく、50%以上が株、債券、投資信託など有価証券になっています! なぜ国によって違いがあるのでしょうか?
しーーん・・・
(こちらから指名して生徒さんに答えてもらう)
「よくわかりません」的な様子
「72の法則」これは大事な法則で複利で運用する場合にお金が2倍になる期間を知るための便利な計算式です。お金を増やすときにこれは使いましょう!
国も「貯蓄から投資へ」言葉を変えて「貯蓄から資産形成へ」と力をいれていますが、なかなか「お金に働いてもらう」資産形成を始められていないのも現状なんですよ!それがこちら↓
日本は約30年間物価上昇があまりなく安定していてモノやサービスの値段はあがってこなかった!
しかし、実際はどうでしょうか?
こんななか国も粛々と2%目標を掲げ物価安定の目標をすすめています。ということは・・・
お金の額面はへらなくても実質のお金の価値が減っているということにもなりますよね~
そういわれても、日本ではお金は減らないからいいかと思っているし、アメリカも減らないからいいかと思っているけどお金に関する根本的な考えが違うんです!それがこちら↓
同じ100万円でも、日本は額面を考え、アメリカは価値を考えている。お金の価値って何でしょう!
じゃあ、投資したほうがいいってこと?
ただし投資にも相性っていうのがあって、ここは目的ごとに時間軸で考えてほしいんだ!
「投資は増やすことよりも減らさないことが重要である」
これから投資をやっていこうと思っているみんなにこの3つのことを普通にしてほしい。それは↓
FP・IFAの仕事について
情報はネットで取れても最終的には人が情報をもっているし、もってくる。
だから担当者さんがいたほうがいいんですよ!
セミナーを終えて
今回、大学で生徒さんにセミナーするのは初めての経験でしたが、今の若い方はしっかり話も聞くし冷静な人が多いという印象でした。自分の学生時代とあえて比べるなら目立つ人がすくない感じを受けました。質問しても積極的に発言する生徒さんは少ないとは思ってましたが、今回は「質問が出たほうだ」と取越教授もおっしゃっていました。「非常に学生さんにも日ごろ使っている教科書にも載っていないテーマも話していただきとてもいい刺激になったと思う」と感想をいただきよかっかなと思います。
「セミナーは良かったけど、末次さんの書籍が1つも売れなかったのは残念ですね!」と労いの言葉もいただき20歳って若いな~! 自分が20歳のころって懐かしさを覚えました(笑)
取越教授とは、確定拠出年金の相談がきっかけでこのような機会をいただきありがたいと思っています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。