確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております
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【質問】
確定拠出年金とは将来の年金を変動資産で運用して将来受け取るというものですが…
仮に将来世界的に株安などが起こり日経平均が100円になったとします。
(ありえませんが)
そうすると年金はほとんどもらえないということでしょうか???
それとも年金の一部のみを確定拠出にして、これだけの額は必ずもらえるといった確定拠出と確定給付、どちらも使うようなこともできるのでしょうか?
【回答】
こんにちは、確定拠出年金の専門家
ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
確定拠出年金は毎月の掛け金で投資信託などの金融商品に積立をしていくものなのでおっしゃる通り「変動資産」であるという解釈は正しいでしょう
ただもしかしたら、国からもらえる年金と確定拠出年金を混同していらっしゃるのではないかと思ったのですこし解説します
国からもらえる年金(国民年金と厚生年金)と確定拠出年金は全く別ものです
国からもらえる年金は、国が保険料を徴収しそれを国が運用し、特定の年齢に達した時に保険料納付状況に応じて決まった金額を支給します
この部分は確定拠出年金をしているからといって減ったりすることはもちろんありません
確定拠出年金は公的年金(国からもらえる年金)だけでは老後の暮らしが成り立たないのでそれを補完する「自分だけの老後専用貯金」です
仮に公的年金の財源が少子高齢化などを原因にますます悪化して、年金受給が非常に難しくなったとしても、確定拠出年金は個人のお財布ですからお金がなくなることはありません
経済状況は確かに確定拠出年金の残高に影響を及ぼします
しかし確定拠出年金の金融商品の選択肢としては定期預金や日本の国債や社債等に投資をするようなリスクの低いものもありますので、ご自身なりに投資のお勉強をしていただいて資産を減らさない運用を続けることも可能です