iDeCo:掛金が出せなくなるんじゃないかの不安をどう克服するか?

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中伸枝です。

いよいよiDeCoのアプリまで登場しましたよ!!

国民年金基金連合会、やればできるじゃん^^的な、とてもよい内容です。

イデコガイドはこちら

 

少しずつ少しずつ普及し始めた感じのiDeCo。

でも相変わらず、加入を「検討中」という方も多いです。検討中の方はそのまま検討中で終わってしまうことも多いんですね。

 

例えば何を検討中なのかというと、きっと一番多いのが「掛金が払い続けられるだろうか?」ってところの不安だと思います。本当にみなさんこれおっしゃいますから。

 

でもね、iDeCoの掛金は年に1回変更も可能で、増額も減額もできるんですよ。

それにね、最低掛金は月5,000円です。

月5,000円って一日あたり166円ですよ。

カフェでコーヒー一杯も飲めないくらいの金額です。この金額が捻出できないという状況は、そもそもiDeCoがどうのと言っていられる状況ではなく、真剣に今後のライフプランを考えなければならない相当切羽詰まった状況です。

そうなったら、なりふり構わずなんとかしなくちゃいけないですよ。iDeCoの掛金が払えなくなるなんてとるに足らない問題で、そんなことより解決しなければならない問題が山積みになっているはずです。

そこまでの事態を、加入前に「当たり前」のように想定していては、まずいと思うんですよね。

 

そりゃ、最悪の事態に備えるってことは大事です。多くの日本人が持つ、美徳だと思います。

でもね、万が一も大事だけど、万が9999の方がもっと大事だと思いませんか?

 

すべてのことはトレードオフ。
良いこともあれば、悪いこともあります。でも良い事の方が大きければやってみる価値は必ずあります。

 

何よりもね、万が一に備えるあまり、万が9999のメリットを捨てちゃうことがもったいないって思うんです。

 

もうひとつ厳しいことをいうと、iDeCoに加入するっていうことの決断が下せず何か月もそのままにしている人は、往々にして人生決断が下せない可能性が高いんです。

自分で決断するって、毎日毎日私たちは繰り返しています。

小さいこと、大きいこと、いろいろです。

 

でも、自分で決断し、その決断に自信をもって、前向きに頑張るって姿勢って、大きい小さいにかかわらずすべてに通じる人生のスタンスでもあるような気がするんです。

 

若い女性に多いのは、お金持ちの男性と結婚したらそもそも老後の貯蓄なんていらないしって発想。これは超危険です。だってお金持ちの男性はたくさんいると思いますが、その人にあなたが「選ばれる」保証はどこにもない。選ばれるかもしれないし、選ばれないかもしれない。確率の問題で、そこを担保にあなたの人生が安泰だなんてだれも言えません。

それより、自分でしっかりと資産形成ができる人になっていれば、結婚してもメリットだし、結婚しなくてもメリットだから、相当幸せの確率が高まりますよね。

 

男女関わらず多いのは、仕事がどうなるか分からないって発想。どうにかしなくちゃですよ。私たちは生きていくためには仕事をしなくちゃいけないし、家族を守るためには稼がなくちゃならない。仕事って受け身ではそんなに評価されないし、稼ぎも良くならないから、受動的に仕事がどうなるか分からないというよりもっと能動的にこんな仕事をしたいというマインドでいなくちゃ。

 

結果何事も誰かが何かをしてくれるなんてことは一切ないんですよね。自分が自分のために自分で考え行動するってこと。

今の自分を大切にしましょう!
そして、将来の自分も大切にしましょう!
未来の自分を守ってあげられるのは、今の自分だけです。

 

検討中って言葉、安易につかっちゃダメです。

 

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