こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中伸枝です。
先日あるセミナー終了時に、年配の男性に声をかけられました。
「このイデコっていうのは、若い人向きなんだね。僕みたいな年寄りには関係ないね。あなたの話は良かったけれど、むしろ僕じゃなくて孫に聞かせるべき話だったね。」と
聞けば、ご自身の資産運用にもとっても興味があるし、お孫さんへの贈与もいろいろと検討していらっしゃるとのこと。
でも、こんな風にもおっしゃっていました。
「今孫にお金を贈与したところで、すぐに使っちゃったら意味がないんだよね~。良い贈与の方法はないだろうか」と。
お孫さんへの贈与で使える制度としては、ジュニアニーサもありますが、こちらのお孫さんは社会人だそうですから、このケースは適用外ですね。
どのくらいの贈与をするおつもりなのかを聞くと、奨学金を受けて大学に行かれたので社会人になっても給与からその支払いをしているのでかわいそう、その分くらいでも出してあげたい、とのことなんです。
あ~、優しいおじいちゃん。
確かに奨学金返済をしている方多いですからね、社会人になっても借金の返済をかかえてのスタート、不憫に思われているのでしょう。
でもお孫さん、進学の際奨学金は自分で返済するからとの約束もして、今一生懸命約束を守ろうと頑張っているというので、孫の意思を尊重しようと思うとうかつにおじいちゃんが支援するのも考え物だと思案してるのだそう。
お孫さんも立派!
さて、おじいちゃんの気持ちとお孫さんの気持ちにどうこたえるか・・・
あっ、だったら孫iDeCoしませんか?
iDeCoの掛金が引き落としになる口座をお孫さんが作って、そこにおじいちゃまが毎月おこづかいとして掛金を出してあげたらいいですよ。月2万3,000円ですから、奨学金の返済分の補てんをお孫さんへのプレゼントとして未来に仕送りができますよ。
お孫さん、60歳まで引き出しができないお金ですけど、せっかくおじいちゃま資産運用にも明るい方ですし、投資のことなどお孫さんにレクチャーされてみるのも良いんじゃないですか
その場でとびだしたアイディアでしたが、なんだかよさそう(笑)
目の前の男性もニコニコ乗り気です^^
お孫さん、さらにおじいちゃんからのおこづかいで、所得税・住民税が約4万円程度節約できる訳ですから「今」ありがたさを感じつつ、「将来」も感謝しますよね、きっと。
ちょうど10年くらい支援をすると奨学金完済までたどりつけそうです!
そうなったら、お孫さんが自分で掛金を出せばいいですしね。
気持ちが伝わるお金の使い方、考えるのは楽しいです。
孫iDeCo、いいんじゃない?
実は最近、あちこちで孫iDeCo、お話しています(笑)
めちゃくちゃ評判いいですよ。
社会人のお孫さんがいらっしゃる方、おこづかいはiDeCoで渡しましょう!