FP相談ねっと林です。
「これひどくない?」
ある日のFBの投稿です。
ねんきん繰り下げのメリット(増額率=0.7%×繰り下げる月数 70歳で受け取ると、42%の増額 1.42倍)について、「70歳受給に誘導している!」と怒りのコメントが。
貰えずに死んだらどうするのとも。
いや、65歳から受給するなら請求手続きをすれば良いし、後から65歳まで遡って受け取る事も出来る(時効は5年)。
年金は老齢や、障害で働けなくなった時の保険だから・・のような書き込みをしたように思います。
そう、老齢年金は老齢のために働けなくなった時に生活を支えるもの。
繰り上げが65歳より前であればあるほど、65歳で受け取れる年金より減額されてしまい年金が少なくなります。
公的年金を繰り下げして貰えずに死んでしまうのはバカらしい、繰り上げして早く貰わなくては損と、伴侶を早く亡くされた人はそう思われます。
繰り上げによる減額率は、0.5%×繰り上げる月数
繰り上げれば繰り上げるほど、受け取る年金が減っていき、長生きすればするほど減らした分がどんどん損になります。
繰り上げのデメリットは、それだけではありません。
例えば、10年以上国民年金を納めた夫が年金を受け取らず死亡した場合、生計を一にする妻は寡婦年金を受け取れますが、繰り上げ受給をしていると受け取れません。
障害を負っても、繰り上げ受給をしていると障害基礎年金は受け取れません。
ファイナンシャルフィールド『友達が「年金は早くもらった方が良いよ!お得だよ」これって本当ですか?』