制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
今朝、1㎝ほど雪が積もっていました。
被災地の皆様は、さらに積雪量も多く寒い中で過ごされていらっしゃいます。お見舞い申し上げます。
今週末、13日、14日に予定通り共通テストが行われます。1月5日、大学入試センターより公表がされました。
令和 6 年能登半島地震に関する令和6年度大学入学共通テストの対応についてhttps://www.dnc.ac.jp/news/nid00000314.html)
被災によりこの日に受験ができない場合は、27日28日の追試験の受験が可能であり、追試会場を新たに石川県に設置する調整がされているとのこと。
文部科学省からも、各国公私立大学に「令和6年能登半島地震の発生に伴う令和6年度入学者選抜における対応について」という通知が出されました。地震の影響を受けた受験生に対し、各大学にできるだけ柔軟な措置を講じるよう、そして、その措置をちゃんと受験生に情報提供してねというものです。
被災により、決められた期間に出願できない場合、出願書類や受験票を焼失してしまった場合、出願書類を入手できない場合やインターネットが復旧せず出願が困難になることが想定されます。高校に被災状況によっては、調査書や卒業証明書等の証明書の発行が難しいことも考えられます。
各大学は、出願期間の延長や、出願方法や受験当日の手続きの弾力化、出願書類は事後的に提出などの柔軟な対応するよう、また、検定料についても、納入期間の延長や減免を検討するようにというもの。
受験日程についても、被災した受験生の受験機会確保のために、別日への振り替えなどの対応や、入学料や授業料の振り込みの納期の延長や減免についても検討するようにというもの。
多くの大学が、HP上で対応策を公表していますが、対応は各大学毎によります。不明な点は、受験先の大学に問い合わせましょう。
合格を勝ち取った後、学費の心配が出てきますが、今回の能登半島地震による災害が、災害救助法の適用地域に指定されたことにより、日本学生支援機構奨学金、給付奨学金の家計急変採用、貸与奨学金の緊急・応急採用の申込みが可能です。
日本学生支援機構HP 『令和6年能登半島地震による災害により被害を受けた学生等への支援策についてhttps://www.jasso.go.jp/about/press/jp2023010401.html』
被災後3ヶ月以内に申込みが必要ですが、進学前に被災している場合、家計急変採用は在学採用で進学後6月末までに申し込みます。また、既に採用されている場合も、支援区分が変更になる場合も、申し込むことができます。
高等教育の修学学支援新制度により、給付型奨学金に採用される場合授業料減免の対象にもなりますが、授業料減免の手続きは大学で別途手続きが必要です。
受験生の皆さん、大変な状況での受験ですが、その中ででもできることをやりぬいてください。
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