確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。
名古屋証券取引所主催の株式投資サマーセミナー2017に行ってきました。
本日の企業説明会は、会場となった中電ホールの中部電力、そしていすゞ自動車ディーラーから携帯販売(auショップ)に転身、さらに4つの子会社を持つクロップス。
auのCMである「auショップショートドラマ」が流れましたが、明治安田生命の「たったひとつのたからもの」篇と同じくらいの感動を覚えました。
『access to you 』そして、『all for you』。
『au』に込める思い、お客様との絆を大切にするクロップスの思いが伝わる説明会でした。企業の成長に必要なことはいろいろありますが、ここが大切なのではと思いました。
そして、待望の株式講演会は「草食投資隊」のお一人、レオス・キャピタルワークス代表取締役 CIOであり、「ひふみ投信」ファンドマネージャーの藤野氏。
他のお二方、セゾン投信の中野氏、コモンズ投信の渋澤氏のお話を聞かせて戴いたことはありますが、藤野氏は今回初めてで、とても楽しみにしておりました。
「ファンドマネージャーが語る 成長企業の見極め方」でお話しをいただきました。
成長企業の見極め方がいろいろありますが、お客様の立場で考えることは外せない条件です。企業は常に社会に必要とされ成長します。
前回の「相場の福の神」の藤本氏もそうでしたが、企業を見極めるために一つ一つ会社を訪問して、社長と話して投資するかどうかを決めていらっしゃいます。
しかし、一般人は会社訪問などなかなか出来ません。
トヨタのように、見学者向けの施設や仕組みがあればまだいいのですが、会社の日常業務を見られることはまずありません。
ただ、物を製造しているところは、企業の商品=企業の顔です。つまり、日常生活の至る処に判断材料が転がっています。
例えば、我が家の子どもが小さかった頃、子どもの一人が気に入るおもちゃが何故か後々ヒット商品になったことが幾度かありました。
庶民が株を買うような時代では無かったので買うことはなかったのですが、「あのとき買っとけば」と残念に思ったことが何度かあります。
今はインターネットで、簡単に株の売買ができるようになりました。「ん・・これは・・」と思ったら、上場しているか調べてみるのも良いかと思います。
成長する企業に投資すると、企業の成長と共に株の価値は上がってきます。
その企業の成長を願う「ファン」の立ち位置で、株式投資を始めてみても良いですね。例えば、いつも利用するスーパーマーケットの株を株主優待目当てに持ってみるなど、どれか一つ最小単位で良いので持ってみると良いですね。
買おうとすると、値動きが気になりますよね。そして、店舗の状態、品物の状態、そして、経営戦略とか気になってきます。いろいろなところを気にして見るようになってきます。持ってみると、この店はもっとこうすると良いとか考えるようになってきます。(株主総会で会社の経営に持っている株数に応じて参加することが出来ます。株主総会は株式会社の最高意志決定機関です。)ものの見方、考え方が広がってきます。
前回のブログでもお伝えしましたが、2018年から始まる積立NISAの口座開設申込みが10月1日から始まります。
NISAとは併用出来ませんし、金融庁に届け出た投資信託・上場投資信託に限られるので個別株は買えません。積立NISAを開始した年は、特定口座とか一般口座(運用益が非課税にならない)で個別株を買うことになります。
今のところ、NISAの最長期限の2023年までは、各年NISAと積立NISAの選択が出来そうです。それ以降がNISA制度がどうなるかは分かりません。今までNISAで運用してきた商品がある方は様子見ですね。