確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。
9月25日、イオン銀行さん主催のイオン銀行10周年記念特別セミナー「日本の資産形成の現在、そして未来」に行ってきました。
モーニングスターの朝倉氏、レオス・キャピタルワークスの藤野氏のお話でした。(22日に続いて藤野氏ですが、追っかけではありません)
9月25日13:20分、全国一斉開始。でも講師はこのお二人だけ。
?時間をずらしてお二人が講演で飛び回るのではない?
そうなんです。板橋のイオンシネマの講演を、全国のイオンシネマでリアルタイムの放映するという、映画館併設のイオンモールならではの取り組みです。
平日の昼間の空いた会場を使えば、他の会場を用意する必要はありません。講師の拘束もそれぞれ1回の講演分ですみます。参加者に飲み物引換券を配ればシネマ内で自由に引き替えてもらえばいいのです。
いつもの買い物ついでにイオン銀行に来て貰う他に、イオンシネマに入ったことの無い人に入って貰うというおまけがつきます。飲み物ついでにスナックをお買い上げになったりします。
セミナー1つで、金融商品に興味を持ってもらい、殆どの方がついでに買い物し、映画館を知って貰う。一石二鳥ならぬ1アクション3ゴール。
名証のセミナーの時は殆ど男性だったのですが、今回は女性の割合が多かったように思いました。会場の特質上仕方がないことかも知れません。
聞こえてくる言葉が、「・・・◯◯(ある銘柄)には儲けさせて貰った」とか、「投資信託の手数料(購入手数料のみ)がワオンで全額返ってきた(12月末までキャンペーンやっています)」「それだけの資産があるなら毎月分配型(?)にして」「FXはやったけど儲からん」等々。投資一色。
定年後でお時間のある方々は、個別株をチャートにらめっこで売買でいいのです。
でも、仕事が他にあってチャートとにらめっこしているわけにはいかない。
そんな時にも資産形成ができるのが、「長期」「分散」「積立」、投資信託を利用したコツコツ積立。
投資信託はリアルタイムで値段が決まらないので、チャートとにらめっこする必要がない。
分散には、時間分散、地域分散、銘柄・投資分散。どこかでこけても、どこかでカバーしてブレ幅を最小限にとどめながら積み上げ、複利の力を利用して、小さな資産を雪だるまのように大きく膨らませていく。
コツコツ投資は毎月一定の日に一定の額を買い付けるので、下がっていると単価が安いので口数が多く買える。よって、買ったときの値段が気にならななくなる。(さがってはいるのですが)最終的に上がれば、口数が多いほど儲けに繋がるのです。
朝倉氏からは、自分の身はじぶんで守る時代。
投資は投機ではない。FXの様にゼロサムゲームでもないし、宝くじ等のように運営者が必ず儲かるようになっているものではない。
経済の成長に投資するので、成長した分皆が儲かる。ファンドマネージャーが、様々な市場投資して運用してくれるのが投資信託。
そして、現役世代は「いつまでに幾らの資金を作るか」と、老後世代は「まとまった資金を何年後まで取り崩すことが出来るにはどう運運用する」を念頭にポートフォリオをどう組むかお話しいただきました。
そして、藤野氏のお話を、今回は違う視点で聞いてました。
藤野氏が考えている投資とは、「エネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」。
全てが投資でなりたっている、ありがとうの言葉すらも投資。
この考えの根底には、藤野氏のお母様の影響があります。
藤野氏のお母様は、ワコールにお勤めで、日本一ブラジャーを販売した一人だそうです。定年退職されてからも、頼まれて嘱託で働いていらっしゃったそうです。
お母様は、お客様の似顔絵を描いて、日付、商品、特徴、を書き込んで、全ての顧客を覚えていらっしゃったそうです。
お母様の仕事に対する姿勢、楽しそうに生き生きと働くその姿を見て育った藤野さんだからこそ、行動や情熱、自分の出来る事を社会に投入することで、ものやサービス、感謝や経験、お金などのお返しを受けることが出来ると考えられています。
社員が生き生き働く企業、人の可能性への投資をされています。
これが、ひふみプラス、ひふみ年金、ひふみ投信の運用の強さだと思います。
イオン銀行のイデコで「ひふみ年金」のファンドが買えます。
まもなく口座開設の受付が始まる積立NISAでも、「ひふみ投信」、「ひふみプラス」が、仮認定されています。(まだ、正式発表前なので)
金融機関によっては受付が開始されているようです。