林 智慮

今年もやってきました、年末調整

確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。

今年もやってきました、年末調整。

昨年度のコラムは、会社に提出する「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」(保・配特)の、どこに何を書けば良いかという内容でした。

 

やってきました、年末調整

 

 

iDeCoの加入者には、10月下旬頃、国民基金連合会から証明書が届いていると思います。

「小規模企業共済掛金等に掛金控除」欄に記入し、届いた証明書を添付して提出します。

10月下旬頃に届いた証明書には、1月から9月までに払い込まれた金額が記載されており、10月から12月分については払い込み予定金額と記載されています。

その合計額を書きます。

ただし、払込予定の10月~12月中に引き落としが出来なかったり、払込金額が変更されたりで、払込金額と証明書の相違が生じた場合、払込証明書再発行が必要になります。

「小規模企業共済等掛金払込証明書再発行申請書」を各金融機関の指示に従い提出します。

再発行された証明書で年末調整の再調整をしてもらいますが、やり直しが出来るのは『所得税の源泉徴収票』を交付する翌年の1月末までです。会社によっては期限がもう少し早いかもしれません。それぞれの会社にお訊ね下さい。

再調整に間に合わない場合、確定申告をします。

 

 

ところで、生命保険料控除、地震保険料控除、社会保険料控除の証明書類が間に合わない場合、1月末日(『所得税の源泉徴収票』の交付まで)に提出または提示する事を条件として、控除したところで年末調整ができます。

そして、本人が、本人や本人と生計を一にする配偶者や親族の掛金を支払った場合(個人年金保険は親族を除く)、本人の所得から控除出来ます。

しかし、iDeCoの掛金(小規模企業共済等掛金)は、自分の分の掛け金しか控除出来ません。専業主婦の分も支払っていても、自分の所得から控除出来ません。

 

 

関連記事

つみたてNISAナビ
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。   「つみたてNISAナビ」のサイトが完成されましたね。 iDeCoセミナーでご紹介する「イデコナビ」の姉妹サイトで、もう一つの姉妹サイト「たあんと」という資産形成のサイトと共に、個人の資産形成に役立つサイトとなっています。   12月のセミナーの時は、まだ「つみたてNISAナビ」のサイト……
「iDeCo」 と「NISA」と「つみたてNISA」
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。 来年1月から、つみたてNISAが始まります。 金融庁のお墨付きの初心者にも始めやすい投資信託やETFで、1年間に40万円まで、最長20年非課税で運用出来る制度です。 コツコツ積立投資で、無理なく大きく資産作りをしましょう。   iDeCoやっているけれど・・つみたてNISAに変えた方がお得? iDeC……
【ロボアド研究会】ロボアドバイザーにお任せ投資ってどうなの?
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。   iDeCo口座をどこで開設するかを考えるときに、開設時や月々の手数料を考えます。 運用に関係なく口座を開設しているだけで掛かるのですから、なるべく安い方が良い。 しかし安くても欲しい商品がないのは困ります。(他にも、サイトが使いやすい、コールセンターの対応が良いというので選ぶ考えもあります。) ……
会社を辞めるのですが、退職金をどうすれば良いの?
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。 相談されることが多いのは、個人型を始めようと思っている方より、既に会社で何かしらの退職給付制度があって、退職するときにそのお金をどうすれば良い?というご質問が多いです。   企業型確定拠出年金だったり、確定給付企業年金だったり様々です。 そして、退職後の生活も様々です。   転職した会社……