制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
ちょっと不調を感じて、念のために病院へ行ったら、即入院や即手術ってことありませんか。
同意書を書いて、そのまま外来で手術を受けることも増えてきました。
レーザー手術など、外来での短時間の処置は身体への負担が軽くてすみます。早く処置して貰えて良かったと思う反面、保険適用でも通常の通院費用とは違い、急な出費でちょっとお財布に厳しい・・かも。
入院が必要な場合は、もっと高額になります。
しかし、一か月以内(同月)で支払金額が一定額を超えた場合に、申請すれば一定額を超えた分のお金が返ってくる制度があります。高額療養費制度です。
所得と70歳未満か以上かにより、上限額が異なります。同じ手術をしても、それぞれの上限額によって自己負担額が異なってきます。
医療機関ごと、そして同じ医療機関でも入院と外来は分けて計算しますが、70歳以上は外来のみの高額療養費の上限があります。
ただ、申請により上限を超えた分が返ってくる制度で、医療機関の窓口で一旦払い込む必要があります。
もし、高額になりそうだな・・というときは、予め「限度額適用認定証」を申請しておきましょう。窓口で負担するのが限度額までになります。
ファイナンシャルフィールド『突然の入院! 医療費の負担軽減にはどんな方法がある?』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1年間に3回以上の高額療養費の支給を受ける場合、4回目以降は上限額が引き下げられる多数該当があります(多数該当)。
総医療費が多くても、3回上限を超える場合、超えない人より年間の支払いが少なくなることも起こります。特に、毎月固定で医療費がかかる場合、これに該当するかしないかで、年間合計が大きく異なってきます。
大きな負担を軽減しようとする制度で、損得勘定で考えられるものではないとは理解していても、僅かなことで制度から外れてしまうと、もやっとされる方もいらっしゃるのでは。
(出典)
協会けんぽHP 医療費が高額になりそうなとき
www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3020/r151/