前田 菜緒

転職で企業型確定拠出年金からSBIのiDeCoへ。書類の手続きについて。

(2019年8月20日編集)

こんにちは。
確定拠出年金相談ねっと認定FPの前田菜緒です。

 

私は、今、企業型確定拠出年金に加入しているのですが、この度、SBIの個人型(iDeCo)に移換することになりました。手続書類や内容について、お伝えします。

 

SBIのiDeCo申込み手続き書類

早速、申し込み資料を取り寄せました。
申し込みをした運営管理機関は、SBI証券です。

3、4日ほどで書類は到着しましたが、届いた書類は、こんなにたくさんあります。

 

 

字が小さいし、白黒だし、見る気が失せますね。

ですが、記入が必要な書類は、写真下の赤枠2通だけでした。

・個人別管理資産移換依頼書(企業型確定拠出年金を移換するための書類)
・個人型年金加入申出書(iDeCo申込書)

 

私の場合、会社員から個人事業主への転職なので、上記の2枚だけですが、企業型確定拠出年金を導入していない会社に転職する場合は、上記の書類に加えて、「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書(K-101A)」が必要です。

iDeCoをはじめるにあたり、転職先の会社の印鑑が必要なのです。

 

さて、記入内容は住所・氏名・基礎年金番号等を書くだけです。
書類の多さに圧倒されましたが、思ったよりも記入項目が少なく、手間はかかりません。

もちろん、申込者の確定拠出年金加入状況によって、提出書類も変わりますが、ほぼ、どんなケースでも記入書類は2枚から3枚で、記入内容は住所・名前・基礎年金番号など、記入項目はそれほど多くありません。

 

申込書送付後の流れ

まずは申し込み書を返送します。

 

その後、ID・パスワードが記載されたはがきが届きます。その後に運用商品を設定します。

 

口座開設後、運用商品を3ヶ月間の間に設定しなかったら、自動的に運用商品が選択されます。オリジナルプランは、定期預金、セレクトプランは、SBIグローバル・バランス・ファンドが選択されます。口座開設されたら、すぐに自分で運用商品を選択しておきましょう。

 

申し込みをしてから、第1回の掛け金引落まで2ヶ月〜3ヶ月かかるようなので、早めに手続きをしたほうがいいですね。

 

会社でiDeCoの書類を渡された場合

今回、私は自分自身でiDeCo申込書を取り寄せましたが、もしかしたら、会社から、iDeCoへの移換手続き書類が手渡されることがあるかもしれません。その場合は、現在、企業型で加入している運営管理機関でのiDeCo加入書類だと思われます。同じ運営管理機関で企業型からiDeCoに変更するというわけです。

 

運営管理機関によって、毎月の手数料は異なりますし、取り扱い商品も異なります。同じ運営管理機関で問題ないか、一度、検討して下さいね。もし、別の運営管理機関で加入するなら自分自身で申込が必要になります。とはいえ、申し込み手続き自体は、かなりシンプルで、それほど手間はかかりません。

 

なので、企業型からの移換手続きが必要になったら、6ヶ月以内にぜひ手続きを進めてくださいね。

 

もし、iDeCoに移換手続きが必要にもかかわらず、退職後6ヶ月間手続きを放置していたら、

拠出してきた資産は自動的に国民年金基金連合会に移換されます。その際には移換手数料が差し引かれますし、毎月の管理手数料も資産から差し引かれることになります。運用もできませんので、資産は減る一方。

 

詳細は、こちらのブログに書いています。

退職、転職。前職の企業型確企業型確定拠出年金はすみやかに手続きを!

 

いいことはひとつもありませんので、iDeCoに移換するのは忘れずに。

iDeCoへの移換から、運用商品選びまで、知識不足による「運用の失敗」を避けるお手伝いをしています。

運用で失敗するには、法則があります。失敗しない運用を行いましょう。

相談料金はこちら

 

 

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