塚越 菜々子

成人した子供を親の扶養に入れるときの注意点

扶養といえば「配偶者の扶養」についての情報は多くありますが、それ以外の扶養に入るケースも決して少なくありません。
例えば、老齢の親を扶養に入れている、入れようとしていることもあるかもしれません。扶養は決して夫婦間だけで起こるものではないのです。

今回は「子供はいつまで親の扶養でいられるのか?」についてです。
小さな子どもは親の扶養に入っていることが多いですが、成人しても親の扶養に入ることができるのか?というご質問をいただきました。

こちらの動画で注意点を含めて解説しています▼

未成年や学生など、本人が自立するだけの収入を得ることができない年齢のうちは問題になることはありませんが、多くの健康保険組合では学生ではない・成人している子どもの扶養には条件を付けています。
経済的にも別家計になっていると扶養に入れるハードルは高いですが、やむを得ない事情がある場合はあきらめずに健康保険によく確認してみてください。

収入を証明するものや、仕送りなどはその事実を証明する書類が必要になることが多いです。
大事な書類は破棄せずに整理しておきたいですね。

関連記事

住宅ローンの繰り上げ返済してはいけない人【6選】
夏のボーナスの時期が近づいてきました。まとまったお金が入ってくるタイミングで、住宅ローンを繰り上げ返済しようかな?と考えているかもしれません。 でもちょっと待って!本当にいま繰り上げ返済してしまって大丈夫ですか? もしこんなことに当てはまりそうなら、ちょっと立ち止まって計画を練り直したほうがいいかもしれません▼ https://yout……
変額保険って保険付きで投資できてお得なの?
最近加入している人が増えている「変額保険」 『iDeCoやNISAの相談をしようとしたら、保険付きで投資できるものがあると勧められた』という話を耳にしました。話を聞いてみると、どうやら変額保険のことのようですが、本人がよく仕組みをわかっていない様子。 そもそも「よくわからない」ものにお金を出すのは、保険でも投資でもアウト!ただ、変額保険はちょっ……
老後の年金を増やす!5つの方法
年金不安・年金不信は無くなりませんが、老後の暮らしには公的年金が大事!自分の年金をしっかり受け取れるように準備していこう!そんな情報も少しずつ広がってきたようです。 では、そんな年金を少しでも増やすことはできないか? 「年金は自分で作るもの」どこかの誰かが分けてくれるものではありません。どうやったら年金が増えるのか、自分にできることはないか整理……
夫婦でお金の話をスムーズにする5つのチェックポイント
夫婦で暮らしているとお金の話を避けて通ることはできません。でもどうやら、ここでつまづいていているご夫婦も多い様子・・・? 共働きのご夫婦のご相談に乗っていると、一番の問題は「夫婦での掛け違い」だということもよくあります。今回は主に妻側からお話を伺っているときに感じる「夫婦でのお金の話し合いあるある」と、どうやったらうまくいったか、うまくいきやすいかを……