塚越 菜々子

成人した子供を親の扶養に入れるときの注意点

扶養といえば「配偶者の扶養」についての情報は多くありますが、それ以外の扶養に入るケースも決して少なくありません。
例えば、老齢の親を扶養に入れている、入れようとしていることもあるかもしれません。扶養は決して夫婦間だけで起こるものではないのです。

今回は「子供はいつまで親の扶養でいられるのか?」についてです。
小さな子どもは親の扶養に入っていることが多いですが、成人しても親の扶養に入ることができるのか?というご質問をいただきました。

こちらの動画で注意点を含めて解説しています▼

未成年や学生など、本人が自立するだけの収入を得ることができない年齢のうちは問題になることはありませんが、多くの健康保険組合では学生ではない・成人している子どもの扶養には条件を付けています。
経済的にも別家計になっていると扶養に入れるハードルは高いですが、やむを得ない事情がある場合はあきらめずに健康保険によく確認してみてください。

収入を証明するものや、仕送りなどはその事実を証明する書類が必要になることが多いです。
大事な書類は破棄せずに整理しておきたいですね。

関連記事

【ジュニアNISA】飛びつく前に要チェック!
2016年からスタートしたジュニアNISAですが、2023年末で制度が終了することになっています。利用が進まなかった理由のひとつでもある「18歳までの払い出し制限」が撤廃されることになりました。 それに伴い、制度終了が決まってからのほうが注目が高まっているようです。未成年の子供がいれば、子ども1人当たり年80万円の非課税枠が利用できますから、上手に使……
住宅ローンの繰り上げ返済してはいけない人【6選】
夏のボーナスの時期が近づいてきました。まとまったお金が入ってくるタイミングで、住宅ローンを繰り上げ返済しようかな?と考えているかもしれません。 でもちょっと待って!本当にいま繰り上げ返済してしまって大丈夫ですか? もしこんなことに当てはまりそうなら、ちょっと立ち止まって計画を練り直したほうがいいかもしれません▼ https://yout……
【2025年版】いくらまで働ける?年収の壁一覧
2025年から、扶養内で働くパート主婦にとって見逃せないお金のルール改正がありました。「なんとなく103万円以内に収めてるけど…」という方は要注意!今回ご紹介する動画では、扶養内で働く女性が「いくらまで働いたらいい?」「これまでとどう変わったの?」というポイントをわかりやすく解説しています。 103万円の壁が160万円に動いたからたくさん働ける!と思……
【371人が受講!】今すぐ見直す「保険」のギモン
家計の見直しは固定費からというし、保険を見直そう!でも、そもそもいま入ってる保険の何を見直せば?保険って何のために必要だっけ?  成人の8割が加入している生命保険ですが、その一方で加入している保障内容については半数以上の方がよく理解していないという調査結果があるようです。 実際に私が相談を受ける内容のTOP3にはいつも「保険について」が入ってい……