たくさん商品はあるし、手数料も安いけど、多すぎてわかりにくい!歴史はあるけどちょっと商品ラインナップがなんか新しくない・・・、がSBI証券の確定拠出年金(iDeCo)の正直なところです。
ところが、まさかの新プランが発表されました!!!
もともとのラインナップの運用除外予定と残るものの一覧表もよくわからず、新プラン登場でますます複雑に。
\家計簿にサヨナラしよう!/
共働き家計専門!「貯まる・増える仕組みづくり」
確定拠出年金ねっと認定CFPの塚越菜々子(つかごしななこ)です。
そんなわけで、新プランの概要と二つのプランの比較表を作ってみました!
◆SBIのiDeCoに新プラン「セレクトプラン」登場
SBIのiDeCoといえば取扱商品が多く、確定拠出年金のルール変更に伴い運用商品が除外されるというのが話題になっていましたね。
なにそれ?という方は先にこちらを。
なぜこの商品を削るんだ、これはなぜ残るんだと色々な話が飛び交っていて、どうやらひと悶着あるのかしら、なんて思っていたところに驚きの発表です。私の周りでもどよめきが起こっていました。
▶iDeCo(個人型確定拠出年金)新プラン設定のお知らせ
www.sbigroup.co.jp/news/pr/2018/0927_11275.html
今までのものを「オリジナルプラン」とし、今回新しく「セレクトプラン」というものが設定されました。
セレクトプランの商品ラインナップについてはままだ(予定)ということです。
※2018年11月1日から資料請求の受付開始です。
新プラン設定の注意点は
従来のものに追加されるのではなく「新プラン」が別に設定されることになりますので、注意点があります。
運用商品を指定しない場合は「元本変動商品」が初期設定になる
今まではiDeCoを開設して入金だけしておくと、元本確保型の定期預金にお金が入ることになっていました。
しかし新プランでは、何も指定しないと『SBIグローバル・バランス・ファンド』が基本設定になります。
日本を含む全世界の債券と株式に投資するもので、債券は40~80%・株式は20~60%の範囲で市況の未投資などで配分を変えて運用されるものです。
こちらは元本確保型と違い、価格の変動があるものです。
どうしても元本確保型を選びたい場合は、変更を忘れないようにしましょう。
プラン変更は『移換』と同じ手続きが必要
今まで、同じ運営管理機関(SBI証券のiDeCo)内で別の商品を買い付ける場合は、手数料無料ですぐに「スイッチング」を行うことができました。
しかし、今回追加されたものは「別プラン」ですので、スイッチングして商品を新プランのものに預け替えることはできません。
運営管理機関を変えるのと同様に「移換」のような手続きが必要となります。
まず、いま現在運用商品を保持している場合は一度現金化し、新プランに移行することになります。
手続きに2~3か月かかる見通しになっています。その間は新しいプランの積立はできません。即時手続き完了ではないのでご注意ください。
なお、移換に似た手続きを取りますが、プラン変更には手数料はかからないとのことです。
新プランに移行していきたい場合は、今すでに保有している商品の状況をしっかりと確認して、利益確定などをしながら準備を行っていきましょう。くれぐれも慌てて現金化しないようにしてくださいね。
どちらか一方のプランからしか選べない
それぞれのプランには重複しているものもいくつかありますが、基本的に異なる商品ラインナップとなっています。
どちらかのプランを選んで、その中で商品を購入します。
両方から好きなものをそれぞれ選ぶというわけにはいかないということですね。
上記にも書いた通りプラン間の移動はスイッチングのように簡単ではありませんので、よく吟味して決めてください。
オリジナルプランとセレクトプランの比較表を作ってみました
ちょっと画像が細かくて恐縮ですが、並べて比較したいから自分で作りました!
(あ、もちろんSBI証券のHPで確認しながらです)
運用商品除外もまだ決定したわけではないのですし、新プランもこれから商品変更があるかもしれませんが、この際並べてみました。
この表には手数料までは載せきれませんでしたが、セレクトプランは発表通り「低コスト」のラインナップになっています。
後出しだけあって、使い勝手がよさそうな商品が多いですね。
eMAXIS Slimシリーズだったり、セゾン投信の二つが入ったのには、思わず「おっ」となりました。ひふみ年金を続けたい~って方も、セレクトプランには入っていましたね。一度売却しなくてはいけませんが、新プランに変えても購入することはできます。
ぜひ参考にしてみてください(^^)
そもそも手数料の目安や、SBIを選んだほうがいいのか迷ってる~選び方がわからないー!
という場合は、ご遠慮なくご相談くださいね。
いろんな運営管理機関を比較してみて、より自分にあっているものを選びましょう!