青山 創星

投資成果を格段にアップさせる方法3

こんにちは、青山創星です。

 

前回は「複利」について
お話ししました。

お話しししたのは
預金や貯金のように
金利が固定しているもの
についてでした。

しかし
いま投資しようとしているのは
預金や貯金ではありません。

前回見たのは、
毎年6%の収益が確保できた場合
についての計算でした。

投資信託のように価格の変動する
ものの場合どうなのでしょうか?

例えば、
100万円を投資信託で運用する場合
について考えてみましょう。

100万円が6%でうまく運用できた場合、
先ほど計算したように106万円になります。

しかし、
うまくいかず最初の年に
ー6%になってしまった場合、
94万円になります。
翌年は上の例と同じ6%で
運用できたとします。
94万円を6%で運用できると、
99万6千円です。

つまり、
下がった場合に
元の金額にまで戻るのには
下がった運用利回り(-6%)よりも
高い運用利回り(6%より上)が
必要になるのです。

このことから言えるのは、
同じ運用利回りを目指す場合に、
なるべく下がる可能性を低くしたほうが
よいということです。

価格が上がったり下がったりする
ブレのことを「リスク」というのだと
お話ししました。

この「ブレ」を小さくすればよい
といういことです。

「ブレ」を小さくする方法が、
既にお話しした
現代ポーフォリオ理論に基づく
分散投資なのです。

価格の動きの異なるものを
うまく組み合わせる
(分散投資)ことによって、
同じリスクでも期待リターンを高める
ことができるのでしたね。

この分散投資によって
同じ期待リターンでも
リスクを下げることが出来れば、
「複利」運用のプラスの効果を
より多く受けることが出来る
ということになります。

 

 

ここまでの話をまとめてみましょう。

投資成果を
格段にアップさせる方法としては、
「積立」「長期」「分散」の3つが
あるとお話ししました。

「積立」は、
知らず知らずのうちに貯まる
ということの他に、
「ドルコスト平均法」としての相場が
下がった時の心理的な利点があるのでしたね。

「長期」にわたって投資すると
「複利効果」が働いて、
増え方が加速度的になるのでしたね。

「分散」によって価格の「ブレ」を少なくし、
複利効果のメリットを
より多く受けることが出来るのでしたね。

一般的な初心者向けの教科書や
ネット上の情報では、
「複利効果」と「分散」投資の効果について、
今私のしたような説明を
行っているものは
ほとんど見たことがありません。

「複利効果」は、
定期預金のような
確定利回りのものについてして終わり。

価格の変動のあるものについては
どうなるのかについてまでの
説明はありません。

「分散」効果については、
分散効果のリスクを下げる効果について
単独で説明しているだけ。

このような一般的な説明だと、
価格変動のあるものへの投資の時に
複利効果はマイナスにも働くのだということや、
そのマイナス効果を小さくして
プラス効果を高めるのに
「分散」が役立つのだということが
理解しにくいと思います。

複利効果と分散効果の関係については
詳細に説明すると
とても難しくなってしまいます。

上記では
非常にシンプルにわかりやすく
説明したつもりです。
しかし、
ここが一番のポイントだと思っています。

今日はここまでです。

次回をお楽しみに❣❣❣

 

ところで、

「プロの投資手法で初心者が安全・簡単に資産を増やす方法講座(改訂新版)」という無料のラジオメルマガの配信がもうすぐスタートします。
この無料ラジオメルマガにご登録いただきますと、直後に配信される初回メルマガで、

小冊子「改訂新版『超』初心者でも今すぐ始められるイデコ(iDeCo)入門」(55ページ、PDF版)

を無料でプレゼントさせていただきます。

貯蓄・投資するだけで国から補助金がもらえると、今人気沸騰中のイデコをすぐに始めることの出来る小冊子です。
ひと月早く始めればひと月分多く国から補助金がもらえることになります。
早く始めないとその権利はどんどん消えていきます。
今すぐ、無料メルマガにご登録ください。
ラッキーネコちゃんをクリックしてね ❣❣❣
⇓⇓⇓

1lejend.com/stepmail/kd.php?no=JqOqXzXzyi

 

関連記事

分散投資か、株への集中投資か?
こんにちは、青山創星です。 今日は、 「分散投資か、株への集中投資か?」 についてお話しします。 やみくもに分散すると かえって大きな損失を被る可能性がある のに対して、 きちんと分散すれば 同じリスクでもより高いリターンを得られる 可能性が高まるのでしたね。 教科書にはこのように書かれていて、 書かれていることは正しいのです。 しか……
確定拠出年金の定期預金は普通の定期預金とどう違う?
こんにちは、青山創星です。確定拠出年金内で使える定期預金は普通の銀行での定期預金と何か違いがあるのでしょうか?ほぼ同じと考えていいです。でも、ちょっと注意することがあります。まず、定期預金の基本的なお話しから。例えば、1年定期預金を1年の期限が来る前に解約すると予定していた金利より低い金利しかつけてもらえなくなります。これを中途解約利率と言います。その理由は……
玉手箱の創り方(続々々々)
こんにちは、青山創星です。さあ、前回まではノーベル賞受賞学者の理論を基にした投資法についてお話してきました。この理論は現代ポートフォリオ理論というものです。今では銀行などの機関投資家と呼ばれる人たちが自分たちのお金を運用するやり方の基礎として使っている理論なのでこの理論を使った投資法を「世界標準の投資法」と呼んでいます。さて、この世界標準の投資法は天気予報に……
小規模企業共済と確定拠出年金、どっちがいいの?
こんにちは、青山創星です。一人社長が使える税金優遇の制度の中で所得税、住民税が控除になるものには、小規模企業共済と選択制確定拠出年金があります。  じゃあどちらがいいのでしょうか?小規模企業共済は小規模企業の経営者のための退職金制度(※1)です。掛け金全額が所得控除となるという点では、確定拠出年金と同じです。小規模企業共済の掛け金の限度額は月70,000千円……