ご覧の皆さま、こんにちは。
活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。
現代ビジネス(講談社様)で新規記事「『年金が減る』と65歳主婦が絶句…年金事務所で言われた『思いがけないひと言』」が掲載されました。
今回取り上げているのは3号不整合による老齢基礎年金の減額です。
これはたまに発生しますので、専業主婦等で第3号被保険者期間がある場合は要注意です。
年金の被扶養配偶者である第3号被保険者ですが、夫が第2号被保険者でないと、妻は第3号被保険者になることはできません。
夫が第2号被保険者となるのがいつからいつまでなのかを把握しないと、夫が第2号被保険者でなくなったにもかかわらず妻が第3号被保険者になり続けるという記録の不整合が発生することがあります。
誤った不整合記録は当然正しい記録へと訂正する必要がありますが、その時期次第では妻の年金額が訂正前より減ってしまうこともあります。
そして、特に65歳で初めて不整合に気が付いて老齢基礎年金が減ると、足りない分の老齢基礎年金をそこから補うことができなくなってしまいます。
「夫が転職を繰り返すとき」
「年が離れた年上の夫が65歳になるとき」
といった場合の妻は特に要注意です。
夫婦で年金の記録をしっかり確認しておくこと、気になることは早めに年金事務所で確認することが大切です。
【これまでの実績】——————-●FP個別相談、金融機関の相談会等含め年金相談は合計5000件以上経験、●教育研修は地方自治体職員向け、年金事務担当者向け、社会保険労務士向け、FP向け、社会人1年生向けなど。㈱服部年金企画講師。●執筆は通算450本以上!『週刊社会保障』の「スキルアップ年金相談」「年金相談のトビラ」(法研様)、月刊『企業年金』の「知って得!公的年金&マネープラン」(企業年金連合会様)、「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社様)、「MONEY PLUS」(マネーフォワード様)、「Finasee(フィナシー)」(想研様)、「現代ビジネス」(講談社様)、「THE GOLD ONLINE」(幻冬舎ゴールドオンライン様)、「あなたのお金と暮らしのそばに。ハマシェルジュ」(横浜銀行様)、「よるかぶラボ」(ジャパンネクスト証券様)、「ファイナンシャルフィールド」(ブレイクメディア様)。その他、FUSOSHA MOOK「定年前後に得するお金の手続き」(扶桑社様)共同監修。●調査研究活動は研究論文「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」(日本年金学会編『日本年金学会誌第39号』)など。●取材協力先として『SPA!』(扶桑社様)、『女性自身』(光文社様)、『プレジデント』(プレジデント社様)、『日本経済新聞』(日本経済新聞社様)、『読売新聞』(読売新聞東京本社様)。