森次 美尊

新NISA!米国債!ドル建て一時払保険!為替と物価に与える影響と対策【後編】

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

前編のコラムはこちら ▶ 新NISA!米国債!ドル建て一時払保険!為替と物価に与える影響と対策【前編】

今、円安がこのようになっているという話をしましたが、
20年30年と長い目で見た時に、日本はどちらに行くんだろう、というのは予想しかできません。
だから皆さんもご自身で考えてみてください。

為替というのは、政治やいろいろな物事とか絡みがあるので、今後どうなるかはわからないというのが結論です。
ただ確実に分かっていることがあります。、
それは、日本の人口はこれから20年かけて東京都1個分ぐらい減るということ。
それに対して、移民を必死に受け入れようとしているけど、海外の方が物価が今高くなっている状況。
最低賃金が3000円の国もあるくらいです。
そうなってくると、物価の安い日本にわざわざ働きに来る理由がありません。

そうなると、移民も来てくれない、子どもの数もどんどん減っていき日本全体の人口の数がどんどん減っていくわけです。
やっぱりたくさん人がいる国の方が経済的には力があるという見方をします。

日本は人口が少なかった時期があります。
この時の為替はやっぱり円安でした。
今よりももっと円安で、それこそ1970年代であれば1ドル200何円くらいだったりしました。

やっぱり日本に力がないと円に価値がないと見られて、円安傾向に行く。
これは人口に比例して必ずそうなるとは限りませんが、一つの見方としてはあります。

このように考えると、今は端的には円安という話が出ていて、さらにNISA効果がありますが、
それらを飛び越えて、さらに先に行ってもさらにさらに円安になっていく可能性があるということです。

その状況で、今後間違いなく物価は上がり続けます。
物価は絶対に上がっていきます。
これは逃れようがありません。
ただ、物価が上がることは悪いことではありません。
物価が上がる時に持っていてはダメな資産があるということを知ってもらいたい。

物価上昇時に持っていると損する資産‼
預貯金

どんどん物の値段が上がっていけば、おそらく賃金、給料も上がるでしょう。
物価が上がっていくということは、給料も上がり、全部が上がっていく。
その中で預貯金の金利がそこに追いつくかどうかという話です。

今のままの仮に金利0.001%で置いておいたとしても、去年、一昨年で3%物価上昇しています。
これはお金の価値がどんどん下がっていくということです。

だから国は貯蓄から投資へ、と言っているわけです。
預貯金を投資に回せというのは、こういうことが根幹にあって、
この先もこの円安の流れが続いていくということです。

では具体的にどのような投資をしたら良いのか、2つ説明します。

物価上昇時に持っておくべき資産
❶一時払いドル建保険

今すごく人気の米国債やアメリカの社債を集めて作った保険会社が出している商品です。
以前にもこれについて解説しているので、そちらも読んでみてください。

過去のコラム ▶ 今アツい?外貨建て一時払生命保険 徹底解説!【前編】
過去のコラム ▶ 今アツい?外貨建て一時払生命保険 徹底解説!【後編】

要は、アメリカが利回りを上げているから、アメリカの国債や社債も利回りがどんどん上がっているわけです。
これを今持っておくと、ドル建てで持つことになるので、長い目で見て円安に行くのであれば、
その時にドルを持っていると円に換金する時に増えて返ってくる、ということです。

仮に皆さんが150円で今ドルを買い、これが将来、仮に200円になっていたとします。
150円で買ったものを200円で換金してくれるわけですから、これだけでも資産を助けてくれます。
そうならなかったとしても、今4%以上20年30年固定してくれるような利回りで回っているので、
2倍から3倍に20年30年かけて自分の資産増えていくわけです。
何もなければ2倍3倍には増えていくので物価上昇に追いつくよね、ということです。
さらに円安が進んだときには、ドルという別の資産を持っているので助けてくれるよね、となります。

これは資産分散という考え方、資産を守りにいくという考え方です。
資産を守りたい人は、ぜひ米国債や一時払いドル建て保険、これらに自分の預貯金を替えていただくのが
いいんじゃないかなと思います。

物価上昇時に持っておくべき資産
❷世界株式の投資信託

このコラムでも何度も何度もお伝えしているように、世界に分散する投資信託を購入していただくという投資です。

これはお金を守るのではなくて増やします。

投資信託は守りではなく攻め‼

世界株式の投資信託というのは、一旦自分の資産をドルに替えて世界の企業に分散するものです。
世界中の企業といっても世界全体で商売をしている企業ばかりです。
この企業一つひとつが世界中で商売をするので、為替のリスクエッジは当然しています。
世界中のいろいろな国々で商売できるようになっているわけです。

このような企業は為替は織り込み済みで価値を生み出し続けていて、過去に実証されています。
為替よりも株価、企業が生み出す価値の方が圧倒的に強い。
為替を乗り越えて企業が価値を生み出すのであれば、そのような企業に分散して投資しておきましょう、
これが世界株式投資信託です。

世界株式投資信託を持っておくことで、自分の資産は為替にも負けないぐらい増えていくぞということです。

まとめます。

米国債、一時払いドル建て保険というのは資産を守るもの。
これからどんどん円安になっていくかもしれないし、物価は上がり続ける。
その時に円だけではなくて別の資産を持つということと、固定金利なのでしっかりとここまで増えていくよね、
という安心感を取りに行く。
資産を守る方は米国債一時払いドル建て保険が良いでしょう。

もう一つ世界株式投資信託で、これは資産を増やすもの。
為替とか物価以上に企業は価値を生み出す、そこに投資しておく。
これは世界株式投資信託が過去やってきていることです。

貯蓄から投資へ。
これらの投資の方法で、資産を守るのか増やすのか。
もちろん両方でも良いです。
ぜひご検討してみてください。

円安の時代に資産を守る、増やす方法は
❶米国債・一時払ドル建保険
❷世界株式投資信託

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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