森次 美尊

素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 4章 】一括と積立どちらがおススメ⁇

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

【過去のコラム】
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 1章 】2000万円問題の報告書
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 2章 】投資と投機の違い
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 3章 】投資信託ってなに?

これまでのコラムで、株ではなく投資信託を買えば良いことは分かりました。
では、どのように買ったら良いですか?と聞かれた時、大きく2つの買い方があります。

一括でまとめて買うか、積立で買うかです。

ちなみにiDeCoという制度は積立でしか買えません。
NISAという制度は成長投資枠はどちらでも買えます。
積立投資枠をわざわざその名前にして、積立でしか買えないとしています。
つまり、iDeCOは絶対積立、NISAはなんとなく積立推しです。

つまり、税制優遇が効いてるということは国が推奨しているということで、
国は積立推しなのです。
一括ではありません。
これが長期・分散・積立投資、積立のお話です。

では、積立とは何なのか?という話です。

まずこのようなデータがあります。
インデックスファンド、世界全体に分散するものを、
2003年から2020年まで毎月5万円で積立をしていきました。
するとどうなるか?
17年間積立したので、1020万円の積立をしたことになります。

このインデックスファンドは、全世界株みたいなものです。
どんどん上がっていくので、結果的に1020万円を払って、2020年で1600万円になりました。
1.6倍になりました。

一方で、2003年に1020万円を一括で入れた人はどうなったか。
2020年時点で2600万円です。
積立の場合は1600万円になっているものが、一括では2600万円になりました。

このくらい一括の方が運用効率は圧倒的に良いです。

当たり前です。
毎月積立していたら2020年の最後に入れた5万円は、1ヶ月も運用されていません。
一方で最初に1020万円を一括で入れたら、全て運用されます。
運用の期間が圧倒的に変わります。
だから、どう考えても一括の方が運用効率は良いのです。

では、なぜ、わざわざ運用効率の悪い積立を国は推奨しているのか?という話です。

ここがポイントです。
現実どうなったか。

1020万円を2003年に入れた人、このインデックスファンドは4年間で倍になりました。
すごくないですか?

皆さん、いかがでしょう?
1000万円の退職金をもらったとします。
「この大切なお金をどうしようかな、投資信託が良いって聞いたな、入れるか。」

1000万円を頑張って入れました。
これ、相当な勇気がいることだと思います。
そして、4年で2000万円になった。

その時点では、担当者にお菓子でも持っていきたい気分になります。
とても感謝すると思います。
4年で2000万円、この4年間はすごかったのです。

ただ、その後の1年で1000万円を割ります。
ドカーンって下がってきたのです。
そして、いよいよ1000万円を割るのです。

もう解約しませんか?
いい夢見させてもらいました、もう私やめときます、私には向いていません、そうなりませんか?
その後、一回そこまで下がった後に少し戻りました。

その時点でやめませんか?
もういいです!もうあの怖い思いはしたくないです!
まだ下がる可能性あるじゃないですか、今なら元金割れしていません、やめます、そうなりますよね。

つまり、2600万円にたどり着いた人はほぼいないのです。
みんなやめてしまうのです。

投資というのは長く続けないと意味がありません。
長期的に成長する、投資は成長すると言いました。

では、長く続けるためにはどうすれば良いのか?
一括で入れると、長く続けられないリスクがあるわけです。
大きく下がった時に不安になってしまう。

ところが積立は何が起きているのか。
毎月5万円で買っているわけです。
毎月毎月、投資信託を5万円分買います。

リーマンショックが起きたとき、2000万円の株価が1000万円まで減ったと言いました。
ということは、この投資信託の原価が半額になったということです。
つまり、いつもの5万円でいつもより多くの投資信託が買えるということです。

これが口数というものです。
価格が下がった時、口数をたくさん買い込めるのです。

パチンコやる人であれば、ラッキーモード、確変という状態です。
走っている人のホップステップジャンプの、グーッていう状態、
今からドーンと行くぞみたいな状態です。
スト2のような対戦ゲームでグーッと溜めているモード。
そのようなイメージです。

だから楽しくて、積立投資は株価が下がっていても続けられるのです。
分散して紙切れにならないことを知っているからです。

ここがポイントです。

分散して紙切れにならないことを知っていて、
グーンとゲージが溜まっていたら楽しくないでしょうか?
毎月買っていた口数で、積み上がってた口数が一気に積み上がっていくのです。

一括と気持ちが大きく違うと思いませんか?
一括の人はどうしよう!やってしまった!もう損した!私の未来真っ暗だ!と思っている時、
積立の人はグーンってゲージ貯めて、やった!となっているわけです。

どちらの人生が楽しいでしょうか?

1円でも多く増やすことが目的ではありません。
老後の資産が困らなければ良いわけです。
それであれば、積立が良いよ、という話です。
積立にしておけば、枕を高くして寝れます。

もう一度言います。
今説明している内容は、素人の人がほったらかしにしても安心できる投資の仕組みについてです。
枕を高くして寝れるのですから、ほったらかしにできます。
だから国は積立を推奨しているのです。

そのように考えると、一番大切なことが分かってくると思います。

投資というのは長く成長させていきましょう、という話をしました。
分散ということがわかったから、長くほっておいても紙切れにはならないということを説明しました。
積立というものがあれば、上がり下がりしていても下がった時にグーンとゲージが溜まっている状態。

投資したお金はいつ使うのか?ということを考えて、
置けば置くほど溜まっていくわけです。
どこかで株価が戻った時、バーンと爆発するわけです。
株価が戻った時というのは時間を使っていく、ということです。

(次回に続く)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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