小川 洋平

自営業者の最強の将来の資金創り

こんにちは!

将来は自分の趣味と節税を兼ねて日本酒バーをやりたいなぁと密かに目論んでいる、ファイナンシャルプランナーの小川です(^^)

酒どころ新潟に住む私は日本酒が大好きでして、塩鮭や漬け物、たくあん、お豆腐などを肴に日本酒をよく飲んでいます。

そして、日本酒は地元新潟のお酒も勿論美味しいのですが、県外にもたくさん色んなお酒がありますし、その辺の居酒屋さんにはなかなか置いていない美味しいお酒もたくさんあるんです。

そんなお酒を知ってもらい、日本酒の楽しみ方を発見してもらいながら、何より自分が飲みたいという理由で(笑)将来の楽しみとして考えています。

お酒飲みながら気軽にお金の話、経営の話なんかもできると良いですね(^^)

さて、あなたには将来やりたいこと、こんな人生を送っていたいなど、理想はありますか?

やりたいことを実現するためにお金を貯める

将来やりたいことがある、こんな人生を送っていたい・・・

まだ漠然としている方もいらっしゃるかもしれませんが、あなたもそんな将来像をお持ちなのではないでしょうか?

そのために将来の資金をつくることが大事ですよね。

そして、どうせお金を貯めるならばお得に、今の負担を増やすことなく上手にお金を貯めたいとは思うのではないでしょうか?

例えば、毎月5万円貯蓄が必要な場合と、4万円貯蓄が必要な場合では毎月1万円自由に使うことができるお金に差が出ますので少ない負担で将来のお金を貯めることができますよね。

そして、それがもし半分で済むのならば2.5万円の負担で済むということになります。

貯蓄の方法を変えると今のお金を自由に使える

このように、やり方を変えると毎月必要な積立額を抑えたり、将来残すことができるお金や、今積立るお金をもっと自由に使うことができるようになります。

事業資金を残したり、プライベートで使うお金を残したり、お得に積立することでそんなことが可能になりますよね。

また、反対に将来に向けてその分多くお金を残してあげることもできますよね。

なので、「どうやって貯めるか?」を考え、ご自分に合った資金づくりの方法を考えてあげることは今と将来のお財布事情に大きく影響してきます。

「税金」をお得に将来の資金を創る

さて、ではどのように将来のお金を創ることができる具体的な方法は何があるでしょうか?

保険会社さん等が積極的に推奨しているのは個人年金保険など貯蓄系の保険商品ですので、これらの勧誘を受ける機会は多いことと思います。

でも、それよりもまずは自営業をされている方はもっとお得に将来の資金を創る方法があります。

それが「小規模企業共済」「iDeCo」「国民年金基金」

などです。

これらの制度に共通することは、税金がとってもお得ということで生命保険の節税効果をはるかに上回るメリットがあることです。

毎月2万円の積立で4万8000円税金が安くなる??

これらの制度は掛金の全額が所得控除となり、将来のお金を貯めることで課税される所得の金額を下げることができるのがメリットです。

仮に課税される所得が300万円の方ですと、所得税、住民税合わせて税率は約20%となりますが、これらの制度に毎月2万円加入することで年間24万円が課税される所得から差し引くことができ、税率分の20%税金が安くなるという仕組みになります。

年間の掛金の20%分ですから、年間4万8000円分税金が安くなるということになるのです。

これを生命保険の個人年金保険で同じ2万円を積み立てた場合、年間の所得控除額の上限は所得税で4万円、住民税で2万8000円が上限になるため、同じ条件でも所得税、住民税合わせて

これだけでもとってもお得感があるように感じますが、掛金の税金のメリットはメリットの一部でしかありません。

それぞれにメリットデメリットがある

これらの制度は税金の控除については同様の効果があるものなのですが、それぞれメリットデメリットがあります。

例えば、iDeCoについては60歳までは原則引き出せないという点がデメリットになりますので、準備したいお金までiDeCoに掛けてしまうと必要な時にお金を使えなくなってしまいますよね。

その反面、資産運用の知識を学んでいただき早い段階から加入していただければ20年、30年という長い期間続けていくことで現代の超低金利時代でも掛金の倍額以上を受け取ることも可能です。

小規模企業共済は運用利率が決められています(その時の金利情勢によって見直しされる可能性もある)ので受取額が確定しています。昨今の低金利であまり増えてはくれませんが、それでも保険会社さんの個人年金商品と比較すると高い利率で節税効果も高いため個人年金商品を検討する前にまずこちらを検討していただいた方が良いでしょう。

そして、iDeCoとは違い途中で資金が必要になった場合には解約してお金を引き出したり、これまで掛けてきた金額の中から一定割合まで貸し付けを受けることができます。

つまり、現在のコロナ渦で売り上げが減少した際などに貸し付けを受けることもできるため将来のお金を積み立てながらピンチに強い経営体質を作ることができます。

国民年金基金は個人事業主の公的年金の2階建て部分とも言える制度です。国民年金基金は一生受け取れる終身年金が基本部分になりますので、90歳、100歳と長生きしても一生受け取れる年金を作ることができるのがメリットです。

ただし、年金ですのでiDeCo同じようにお金を途中で引き出すことはできません。

何が良いかはその人の状況、価値観次第。自分が最も納得できる選択肢を見つけましょう!

簡単に制度のことをご紹介してきましたが、ここでは説明しきれないことがたくさんありますし、それぞれの魅力も留意点もあります。

そして、小規模企業共済は会社の規模と業種によって加入できない場合もあり、国民年金基金は法人経営者さんは加入することはできません。

それぞれの状況によってiDeCoを使うのが良いのか、小規模企業共済で経営の安定化をメインに考えた方が良いのか、もしくはそれらを組み合わせるのかなど人それぞれ適したプランは異なります。

なので、ご自身の現状、考え方に合わせて最適なプランを選ぶことが大切です。