小川 洋平

お金を上手にやりくりでき、確定申告が憂鬱じゃなくなる超簡単な方法

こんにちは(^^)

起業家のお金のサポーター、ファイナンシャルプランナーの小川です。

先日、私の手元に講師料等源泉徴収されていた税金が還付されました。

その額約6万円♪

元々は自分の収入なんですが、気分的にはちょっとしたボーナスですね。

確定申告や決算の時期になると貯まったレシートをまとめたり、憂鬱になるという方も多いでしょう。

でも、ちょっと考え方とやり方を変えてみると確定申告が楽しみにもなりますし、毎年憂鬱だった確定申告や決算がスムーズにできるようになったりしますし、何より経営のお金を上手にやりくりしたり、税金を安くすることにもつながります。

今回はそんな方法をお伝えしたいと思います。

月次決算をやってみよう!

確定申告や決算を憂鬱にならず楽しみにできる、経営のお金のやりくりが上手にできるようになる、そんなメリットをもたらすのが月次決算です。

月次決算って、要するにマメに売上と経費入力して、毎月会社にどれだけお金残ったのか、利益が出たのかをチェックする、簡単に言えばそれだけのことなんです。

確定申告や決算が憂鬱なのって大量の領収書が入力されないまま溜まっていて、まずそれらを整理することから始めるから時間が掛かって憂鬱になっているのではないでしょうか?

だったら、溜め込まないうちに入力しちゃえばものの数分で終了する作業なんですよね。

と、私も忙しいとついつい後回しにしてしまうことがあり自分で言ってて耳が痛いのですが、これを後回しにしていると年末、期末になってから「え~と、このレシートは、何買ったんだっけ??」とか何のために買ったものか忘れてしまったり、大量のレシートを纏めると余計な手間と時間が掛かってしまうんですよね。

だから、忙しくても時間を作って1か月に1回くらいは入力したり、税理士さんに記帳代行を頼んでいるのならばまとめて税理士さんにパスする。

そうすれば年末、期末に憂鬱にならずに済むんですよね。

結果、その方が時間を短縮でき決算、確定申告でバタバタしなくて済むんです。

そして、毎月決算する本当の価値は会社のお金が今どうなっているのかをタイムリーに把握できることにあります。

お金が無い原因は会社の数字が把握できていないこと

経営が危うくなる理由には売上不振や予期せぬ事態の発生などありますが、会社の数字を把握できていないことも大きな原因の一つです

売上だけ見て「今月は良いなぁ」って思ってても、実はフタを開けてみたらそんなに利益が出ていなかったとか、現預金が会社に残らないっていうことは多々あります。

売上が良くても原価率が高く粗利の少ない商品がたくさん売れていたり、思いのほか経費を使っていて実はほとんど利益が出ていないということもあります。

単に売上だけを見て感覚的に考えてしまうと現状を正しく理解できず誤った判断をしてしまうことがあるので、やはり今の経営状態がどうなっているかをできるだけタイムリーに把握することが大切になります。

そして、早い段階でそれを把握できるともっと利幅を増やしたり、売上を伸ばすために客数を増やしたり、客単価をアップするためにアップセルのメニューを考えたり、コスト削減を考えてみたり対策を立てて行動することができますよね。

反対に、利益がたくさん出ているようならば税金を抑える手段を考えてみたりすることもできます。

これが確定申告、決算のときにまとめてドーン、開けてビックリだとどうにも手が打てなくなってしまいます。

だから月次決算を行い、タイムリーに経営状態を把握することが大切なんです。

会計ソフトを有効活用しよう!

会社のお金が今どういう状態になっているか、会計ソフトを活用するととても便利です。

会計ソフトに入力しているとソフトの機能で現時点での損益計算書や貸借対照表、月次の売上と経費の推移などをタイムリーに把握できます。

未だにエクセルを使って現金出納帳で管理されていたり、手書きのノートに書いているという方も多いかもしれませんが、それらは税理士さんが決算の際にもう一度会計ソフトに入力しなおすため実は二度手間なんです。

だったら、会計ソフトに最初から入れて、後で税理士さんから見てもらって間違って処理されているところを直してもらった方が税理士さんにとっては時間短縮になりますし、自分で入力すれば自分が見たいときにいつでも見ることができますね。

銀行から融資を受ける際に「試算表見せて」って言われたときにもすぐに試算表を出せますし、現時点での損益計算書や貸借対照表を見こともできます。

経営者の仕事は会計処理を正確に行うことではなく、会社の数字を大雑把で良いから把握し戦略を考えることです。

なので、多少間違っててもいいから会社の数字をタイムリーに見ることができるようにして早い段階で適切な判断を行うことが重要です。

税理士さんが使っている会計ソフトを入れてもいいですし、個人事業主なら月額数百円、法人でも2000円程度でお手頃な価格で入れられる会計ソフトもあるのでそれらを活用するのも良いでしょう。

アプリの活用も

会計ソフトはPCに入力するものですが、今はスマホのアプリで入力したり、レシートを写真を撮ってアップロードすると自動的に取り込んでくれたり、口座と連携しながら自動的にデータを取り込んでくれたりと、大変便利な機能が付いているものもあります。

私はサイフにレシートを溜めておいて外に出ているときの待ち時間等に自分でアプリに入力し、入力が終わったものからレシートを台紙に貼り付けています。

どこで、何を買ったかを入力して、現金で払ったのかクレジットカードで払ったのか、何費になるのか等を選択していけばPCでWEBのマイページからいつでもその時点での売上と経費、利益をチェックできるのでとても便利なのです。

税務処理は後で税理士さんにチェックしてもらい直せばOKです。

なので、確定申告にあまり時間を割かれること無くできてしまいます。

時間短縮、会社のお金を見える化、最適な戦略を考えられる

月次決算を行うことで得られる利益は決算に掛かる時間を短縮すること、会社のお金を見える化し経営状態をタイムリーに把握できること、そしてそれに応じて最適な経営戦略や節税の戦略などを考える、その結果もっと多くお金を残すことができるという結果をもたらします。

勿論、銀行に提出する試算表や決算書もすぐに出せるのでお金が必要なときにもすぐに書類を出すことができますよね。

月次決算を行うことでこんなメリットが得られます。

ついつい後回しにしがちな売上や経費の処理、会計ソフトやアプリを上手に使えば結構簡単にできてしまいますので是非やってみましょう。