小川 洋平

資金繰りが大変・・・。そんなときに考えることは?

こんにちは(^^)

経営者の理想を実現する資産形成のプロ、ファイナンシャルプランナーの小川です。

さて、私は「経営者の理想を実現する資産形成のプロ」と名乗ってるわけなのですが、実際に興味を持っていただける経営者さんとお話してみると結構多いケースが・・・

「節税の前に利益出さなきゃ・・・」

「お金増やす前に、経営を改善しないと・・・」

という場面です。

将来のためのお金を貯める、増やすということは、まずは資金繰りに余裕を持てるようになることが大前提です。

今回はそんなときにどうやって考えていけばよいか、実際の経営改善を行った企業を事例例に、順番にお伝えします。

飲食業 A社の例

従業員3名  

バイト 2名~4名

売り上げ規模  年間6,000万円

経営の状態を「見える化」する

仕事は忙しいんですけどね・・・

どんなに頑張ってもなかなかお金に余裕を持てないんですよ・・・

この仕事、儲からないんですかね・・・

う~ん、実際にお客さんは来てくれて、それなりに忙しいのですよね・・・

むしろコロナ禍なのにそんなに人が来てくれるわけですから、それすごいことだと思いますよ(^^)

今はコロナ禍の影響があるので難しいかもしれませんが、儲からないなんてことは無いと思います。

実際、売り上げがいくらで、毎月利益はいくら出てるんですか??

そうですね・・・

大体毎月の売り上げが今は400万円くらいです。

これで大体トントンくらいだと思います。

なるほど・・・

前月までの損益の実績はありますか??

売上はありますけど、実際掛かった経費はわからないですね・・・

なるほど、期末に税理士さんに領収書等一式渡してからわかるって感じですかね?

そんな感じですね・・・。

実は決算書もよく見方わかってなくて・・・。

なるほど。

じゃあ、毎月の損益と、収支をしっかり見えるようにしましょう。

「大体このくらいかなぁ~」っていう感覚だけだと、実際に損益を見てみるとブレが出てることよくあるんですよ。


決算書ができてから「あれ?思ったより利益出てる・・・?」なんてことありませんでした??

ありました!

利益は出てたので税金を結構払ったんですけど、資金繰りはそんなに楽じゃなかったので税金払うのがちょっと大変でした・・・。

妻に内緒で家のお金使ったり・・・。

なるほど(^^;)

経営の状態はチェックするのが遅くなればなるほど、そういったお金の面の問題が起きやすいんですよ。

だから、できるだけ早めに実績を見えるようにするのが大切です。

売上が「このくらいの売上で利益がこのくらい残せる・・・」って思ってても、実績を出してみるとブレがあったりして。

毎月10万円のブレが出てたら、1年で120万円になりますよね?

そんな大きな差がつく前に、早い段階で気が付くことが必要です。

そのために、「月次決算」と言って、毎月の損益を見える化して、収入と支出がどのようになっているかを確認する作業が超重要なんです。

そうすれば、早めに損益がどうなっているかがわかりますので、いくらくらいお金を準備しておけば良いかがわかりますよね。

それに、何かお金を使い過ぎていないか、早い段階でチェックすることができます。

実績が早くわかれば、その後の支出を減らす方法を考えてみたり、売り上げを伸ばす方法を考えてみたり、色々と手が打てるようになります。

そして、資金繰りがちょっと心配なら早い段階で金融機関に融資を申し込んで、運転資金を確保することもできます。

金融機関の立場になると、「お金が無くなったから貸して!」っていう、行き当たりばったりな会社よりも、しっかり計画立てて戦略的に融資を申し込む会社の方が安心してお金貸せますよね。


それに、月次決算はある程度の規模の企業になると当たり前のようにやってます。

規模が大きくなればなるほど、方向転換が効きにくいので判断ミスと修正の遅れが致命傷になりかねませんからね。

たしかにそうですね・・・。

税理士さんに毎月渡せばやってくれますかね・・・?

それでも良いと思いますけど、税理士さんのお仕事は基本的には正確な税務申告を行うことなんです。

月次決算は会計処理が多少違ってても、月次の損益や収支をタイムリーに把握することが大事なので、大体把握できれば良いのです。

後から間違いないように税理士さんに見てもらえば。

会計ソフトを使えば、売上や経費の入力を自動化して、入力に掛かる手間やコストを大幅に削減しながら、毎月の実績を確認できるので楽ですよ。

そんなこともできるんですね!!

それならできそう。

ポイント

・月次で実績をチェックする仕組みを作る

→会計ソフトの活用を検討

・数字を見える化すると改善点、今後の戦略を考えられる

→客単価をどうする?客数を増やすには?どの項目のお金をいくら減らせばいくら利益が残る?…etc

・金融機関から融資を受けるにも有利になる

②そもそも、利益はどれくらい残せる予定なのか?

経営を見える化するのと同時に、「そもそもいくら儲けられる予定なのか?」も大事です。

今期の損益や収支の計画って立ててありますか??

大体お客さんが何人くらい来て、一人当たりいくらの単価で、経費がどのくらい掛かって、結果いくら利益が残る・・・


みたいな

ボクの頭の中には何となくありますけど、やってないですね・・・

じゃあ、頭の中の数字を見えるようにしてみましょう(^^)

とりあえず、今期の数字をこんな表で表してみませんか?

これは前年の決算書を元に、損益の予想をシミュレーションした表です。

こうやって予想の数値を入れてみると、売り上げをいくら確保すれば黒字になるかわかりますよね。

そして、これはあくまで予測ですので、先ほどお伝えした「実績」をここに当て嵌めていきます。

そうすると、この表に記載された「予測」と「実績」のギャップがわかるようになります。

このギャップを素早く理解し、どの数字を改善すればこのギャップを埋めて予測値以上の利益になるようにできるのか、軌道修正をすることができるようになります。

これが期末の段階でブレが大きくなってから行うのと、月次でブレを素早く理解し修正するのでは雲泥の差です。

そっか、こうやって表にしてみると計画立てやすいですよね。

今はコロナ禍だから難しいかもしれないけど、社員の給料を上げてもしっかりプラスを維持できるかもこうやって考えればわかりますね。

仰る通りですね(^^)

毎年どのくらい事業が成長し、売り上げを拡大していくか目標を立てて、具体的にどのくらいの売上でどの程度の利益になるのか予想を立てておくんです。

それを実現するために何をするか、行動計画を立てることができますよね。

そして、何度もお話してますけどそれに対して実績を当て嵌めてみると予想とのブレが生じるので、どうやってその穴を埋めていけば良いか早い段階で修正かけることができ、結果的には目標にしていた数字に近づけることができるということです。


そうやって、金融機関に対しても計画を示すことで経営者がどれだけ計画性があるかがわかりますので融資を受けやすくなりますし、それに対しての実績がどうで、ブレをどのように修正していくかを定期的に担当者さんに話をすることで信頼して付き合ってもらえます。


予定以上に利益が出れば社員さんに賞与を払って、モチベーションアップと定着率アップに繋げることができます。

なるほど・・・・

そうやって使っていけばただの「絵に描いた餅」にならないで、事業を成長させるため、経営の安定のために使えるんですね・・。

社員にもその方が目標が持てていいですよね。

賞与って、決算のときとかに出してもいいんですか??

勿論です(^^)

「決算賞与」って、出してる大企業もありますよ。


売上がいくらになれば大体このくらいの利益になって、賞与をこれだけ出せるからって社員さんに目安となる数字を提示することでヤル気は違うと思うんですよね。


それをしっかり根拠を持って判断するために、月次決算を行うのと同時に、こうやって損益の予測を立てておくことが大事です。

ポイント

・前年の実績を元に、損益の計画を立てる

・計画に対して実績を対比し、ギャップがなぜ生じたのかを分析する

・ギャップを修正する方法を考え金融機関に示し関係性を築く

・実績を見ながら賞与の支払い、来期に向けての投資を検討

③支出削減のポイント

こうやって数字を見える化していくと、お金を何にいくら使っていいるかがわかりますよね。

それが見えたら、どれだけ多く利益、そして収支に余裕を持てるかを考えます。

まず真っ先にできることは「支出削減」です。

売上を伸ばそうと手を打っても、すぐに伸びるかどうかはわかりませんけど、支出削減は確実にその分減らすことができます。

なので、先に減らせる支出を減らし、少ない売上でもマイナスしない状態をつくることが大切です。

予め少ない支出でも利益が出て収支に余裕持てる計画を立てておけば、予想よりも売り上げが少なくなってもマイナスしませんし、ゆとりを持って経営できますよね。

そうですよね・・・

そういうところあんまり考えないで、どれだけお客さんに来てもらうかしか考えてなかったです。

勿論、そっちの方が大事なんですけどね(^^)

でも、せっかくお客さんが払ってくれたお金を、もっとお客さんの満足に繋がるようなお店にするために投資したり、社員さんがやりがいを持って働けるような体制を作ったり、オーナー自身やご家族もがんばった分だけゆとりを持って生活できるだけの収入を得たり、お金の使い方を考え直すことで関わる人がもっと幸せになりますよね。

だから、「何にどのくらいお金使うか?」

支出を見直しして優先順位をつけることって大事なんです。

納得です・・・・

ちゃんと使い道考えないとですね。

ザルのまんまじゃいけないですよね・・・

そうですね。

それを知るために、まずは①の「見える化」っていうのが大切になってきますね。

じゃあ、具体的にどうやって見直しをしていけばいいかって言うと、項目ごとに何にいくら使っているかを一つ一つ見直していきましょう。


経費のうち、最も大きなウェイトを占めてるのは何ですか?

間違いなく人件費ですね!

でも、給料下げたりとかはあんまりしたくないんですよね・・・

大事ですね(^^)

そうなんです、給料を下げるのは本当に最後の最後の手段で、それをしないとどうにもならないときに、一人一人に土下座するくらいの覚悟でやってください。

でも、できることは

「残業時間の削減」

です。


残業代って、時給換算で1.25倍にして支払う必要があります。

だから、できるだけ効率化できるところは効率化した方が良いんですよ。

「ちょっと投資が必要だけど、これをやったらもっと作業効率が良くなる」


っていうこと、ありませんか?

すっごいあります・・・

でも、投資にお金が掛かるからちょっと二の足踏んでるところです・・・。

そういうときに、助成金が使えるんですよ。

「業務改善助成金」って言って、要は作業効率を上げるための投資をして、社員さんの労働時間を短縮し、削減できた人件費の分賃上げすることで必要な経費の3/4以上を助成金出してくれるんですよ。

www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html

そんなのがあるんですね・・・

知らなかった。

これ、必ずもらえるんですか??

ちゃんと承認が出て、忘れずに申請すれば100%ですよ。

そこが補助金とは違うところですね。


なので、こうやって活用すれば残業時間の短縮という形で、人件費の削減にも使えるんですよ。


他にも、社員じゃなくてもできるけど、社員がやってるっていう業務ありませんか??

ありますね・・・。

そういった仕事を、社員さんより時給が安く、社会保険料も掛からないアルバイトさんをできるだけ使うんです。

もしくは、外部の業者さんに委託したり、システムを使って短縮したり。

例えば、事務作業を社員さんがやるんじゃなくて、事務作業の代行業者さんに頼めば、社員さんの作業に掛かる時給と同等程度の費用を代行業者さんに頼めば、消費税の節税にも繋がります。

消費税の節税・・・?!

どういうことですか???

消費税の納税額って

①売上に掛かる消費税 ー ②経費に掛かった消費税

ですよね?


社員さんが作業すると、②は発生しませんけど、委託業者さんが作業すれば②を差し引くことができるんですよ。

だから、外部の業者さんに委託した方が支払う消費税が安く済むってことです。


派遣社員の規制緩和の際に大企業がこぞって派遣社員を使い始めたのもこういう消費税の節約に繋がることがわかってるからというのが理由の一つです。


残業時間の削減もできて、消費税の節約にもなるのですから、外部に委託できるところは委託した方が良いのですよ。

なるほど・・・

そんなやり方あるんですね。

そういう方法使っていけば、社員の手間を減らしながらコストを減らせるんですね・・・。

仕込みももし外注した方が良いものあればやってもいいかもしれませんね。

そうですね。

他に、生命保険料とか、通信費とか、見直しのポイントはあります。

特に、「節税」って言われて生命保険入ったりしてませんでしたか?

あります!

なんか、もう節税に使えなくなるから急いで入った方が良いって言われて契約したのがありますね・・・。

それ、今解約した方が良いですね。

こういう経営が大変になっているときの資金を準備したりするための契約で、赤字が見込まれる今が解約のチャンスです。

それに、貯蓄目的の保険って保険料も高くなりがちで、現金を減らしてしまうことになるので今のような状態では真っ先に削減すべきコストとして考えた方が良いですね。

そう思ったんですけど、「もうこういう契約はできないから解約は勿体ない」って言われてて・・・

いえ、勿体なくないですよ(^^;)

むしろ、今解約しない方が勿体ないです。

そもそも、「節税保険」って呼ばれてるものって、実際には節税にならないんです。

節税に使えるケースもありますけど、結果的には解約時にその分利益になるのですから、「課税の繰り延べ」と言うのが正解です。

なので、どちらにしろそんなにメリットはありませんから、今解約した方が良いですよ。

それから、そもそも「保険」って、「保障」を買うものですよね?

だから、必要な保障が何かを考え直して、できるだけ安い保険料で備えた方が支出を抑えながら、ちゃんとリスクに対策できますよね。

たしかに・・・・

その他に、会社契約にしているオーナーの携帯とか。

あまり大きな節約にはならないかもしれませんが、ちゃんと必要な契約に見直して、格安SIMにしたりすれば毎月1万円とか簡単に節約できるようになります。


さほど大きな節約効果ではないのですが、こういった小さなコスト削減を積み重ねていくとちゃんと利益の改善ができるんですよ。

毎月1万円でも、それだけの粗利を生み出そうと思ったらお客さん3人分くらいの集客が必要ですよね。

そうですね。

こういうのを落ち着いてちょっとずつ考え直していけば少しでも利益を残すことに繋がるんですね。

そうなんです。

大事なことは、とにかくケチケチして減らすことじゃなくて、優先順位をつけることです。

減らしても特段問題無いのでしたら迷わずバッサリ切る、減らしたら問題がある費用や、掛けるべきコストはしっかり掛けることですね。

「断捨離」ですね。

わかりました。

それから、オーナーの役員報酬もこういう時はできるだけ減らしましょう。

さっきお話したような支出削減を、オーナーの家計でも同じことをしてみます。

それから、家計も「見える化」してみることです。


家計簿アプリとかで簡単に今は見える化できますからね。

なんか、いっぱいありそうな気がします・・・

保険とか特に、個人でもよくわかんないまま入ってますしね・・・

そうなんです。

役員報酬の見直しをして、必要分に減らせばオーナーが個人で支払う税金も安くなりますし、社会保険料に関しては会社負担分も、個人負担分も両方安くなりますよ。

例えば、毎月5万円役員報酬減らせば、毎月1万円くらい社会保険料安くなりますから。


だから、家計を改善して役員報酬を減らすことも経営改善では有効なんですよ。

中には「社長なんだからこのくらいは取れ」ってアドバイスされる方や、「会社が危なくなったら経営者が自分のお金出すことも必要なんだから」と、役員報酬をたくさん取るようにアドバイスされるケースもあります。

利益が出ていて税金をたくさん払わねばならないような状態であればそれも一つの方法なんですが、そもそもそういう状況にならないような仕組みを作ることが大事ですよね。


それに、役員報酬を増やすことは税金、社会保険料を支払うことになるので、赤字で法人税を払わなくて良い今のような状況だとむしろ手持ちのお金を減らすことになっちゃうんです。


だから、その時に応じて適切な手段を選ぶことが大事です。

そういったアドバイスが正解な場合もありますけど、画一的にみんなにそれが当てはまるわけではないので。


こうやって、今できることをとにかくやり尽くすことが大事ですね。

ポイント

・人件費削減は「減給」ではなく、「業務量の削減」で行うこと。

→助成金を活用する

・生命保険や通信費などの固定費を優先的に見直す

→必要な保障を何かを考え直し、保険料が安い掛け捨ての保険を選ぶ

・社長の家計を見直し、役員報酬と社会保険料の削減を同時に行う

こうやって考えていけばとりあえず経営を見える化して、状況を正確に把握できるようになりますよね。


そして、次に売り上げを伸ばすために何をするか?

その前に、そもそも会社としてどこを目指していくのか?

どうやって社員の統率を取っていくのか?


目先の数字を何とかしても、こういったことも考えていかなければなりません。


出血して対処療法で病状を抑えるだけでなく、こういった危機にも強い経営体質を創っていく必要があるってことですね。


・企業として何を目指すのか?

・企業としての使命は何か?

・どんな価値基準で経営していくのか?


こういった企業としての根本を考え、それに基づいたマーケティング戦略や商品設計なんかを考えていくことを再構築していく必要があります。

まずはしっかり現状を把握して問題点を分析し、応急手当を行い、事業を存続できる体制を作る。

それをしながら、しっかり収益を生み出せて、お客さんが喜んでお金を払ってくれるような商品、サービスを設計し、ビジネスモデルを再設計する。

こうやってトライ&エラーを繰り返しながら経営していくことでしっかり儲かるビジネスを創り上げることができるんですよ。


今はコロナ禍なので仕方が無いのですが、儲からないのはその業界だからではなく、自分の商品、サービスの設計と、ビジネスモデルに問題があるからです。

だから、まずは応急処置をしてマイナスを食い止めた上で、根本的な問題の解決をしていくことが大切です。

・・・と、資金繰りに困ったときに行うべきことを対話形式でお伝えしてきました。

私がまだ経営のことを学ぶ前に、とあるベテラン銀行員さんから教えてもらった経営難に陥る企業の特徴の中に、

「経営者が経営の状態を把握していない」

「どんぶり勘定」

という特徴を挙げています。

今は業績が良い企業でも、決算書の内容がよくわかっていない、収益の計画を立てて、定期的にチェックする仕組みを作れていないなど、こういった企業は何かのきっかけで資金難に陥る可能性が高いと言えます。

今回のコラムを参考に、資金繰りの改善、現在は順調な方もの経営体質の見直しを考えてみていただければ幸いです。

もし誰かの手を借りたいという場合は、私にお声がけ下さい。

初回は無料で今の現状をお聞かせいただき、改善の方向性を示すアドバイスを行っています。

強固な会社の財務の体質を創り、経営環境の変化に柔軟に対応できる・・・

名付けて、亡き安倍元総理の掲げていた「国土強靭化計画」に倣った、貴社のための「経営強靭化計画」をご提案させていただきます。