小川 洋平

経営者が早期にリタイアすべき理由

こんにちは(^^)

経営者の資産を最大化し、お金と時間のゆとりを創る資産形成のプロ、ファイナンシャルプランナーの小川です。

私はよく「経営者さんがいつでも現場を離れ、何ならいつでもリタイアできるように、会社と個人の資産を最大化し、お金と時間のゆとりを創りましょう」というご案内をさせていただいております。

今回はなぜあなたがリタイアできる状況を作らねばならないのかをお伝えします。

あなたが早期にリタイアすべき理由

「早期リタイア」

このように聞くと・・・

「いや、おれは生涯現役でやっていきたいから・・・」

「現場出てるのが好きだからリタイアには別に興味ないなぁ~」

「自分が現場に出ていないと回らない」

と、このように思われる方も多いでしょう。

そのお気持ち、私もよくわかります。

私も仕事が好きですし、こんな楽しい仕事を一生続けていたいと思っています。

しかし、少し目線を変えていただきたいのですが、もしあなたが働けなくなってしまったとき、あなたが今のお仕事を辞めるとき、あなたの商品、サービスはお客様に提供できなくなってしまいますよね?

そうしたら困るのは誰でしょうか?

お客様が困ってしまいますし、あなたの会社で働かく社員さんが困ってしまうことになりますよね。

地域のお店や会社が無くなってしまうとき、地域の人はこのように言いませんか?

「あのお店やめちゃうんだね・・・。もうあの味食べられないんだ・・・。」

「〇〇さんのところ、やめちゃうんだね・・・。今度から誰に頼もう??」

お客様にこのように思わせてしましまうのって、どう思いますか?

また、あなたが体を壊して仕事ができなくなったときも同様に、お客様に迷惑をかけてしまいますよね。

あなたのビジネス、会社が無くなってしまうことは、社会にとっての損失なんです。

私も以前は「生活にゆとりを持てるくらい稼げれば・・・・」「そんなに稼がなくなって・・・」

と考えていた時期がありましたが、考え方が変わってきました。

社員を雇ったり自分に賛同してくれる協力者を増やし、自分がもしもいなくなっても自分の意思を継いで事業を行ってくれる人を育てたりしないと、困るのはクライアント様なんですよね。

「自分が生活していければ・・・」

と考えていた頃は、こういった意味で目線が自分に向いていてお客様の目線になれていなかったと言えます。

自分がいなくなっても、自分に代わって事業を続けてくれる、自分のクライアント様を守ってくれる・・・

そんな人を育てる必要があると考えるようになりました。

本当に「職人」じゃなきゃできない仕事は何?

事業を始めた人の多くは、何か得意なことがあって、それで多くの人に喜んでいただける、既存の商品やサービスでは満たせないニーズで誰かの役に立てるから独立して事業主になる道を選んだことでしょう。

それにはご自身のこだわりがあり、簡単に人に任せることができないとお考えの方も多いでしょう。

しかし、よく考えてみて下さい。

日本の自動車メーカーのエンジンの技術って、世界でもトップクラスの低燃費と耐久性、メンテナンス性を持った技術力ですよね。

その製造現場に携わっているのは熟練の職人さんだけでしょうか?

美味しい日本酒を生産する酒蔵の工場、ここの現場に携わっているのは熟練の職人さんだけ??

違いますよね。

生産工程をしっかり言葉にして書き出し、料理のレシピの様に言葉と数字で表して、ある程度誰でもできるように職人の技術を標準化しているから可能になることです。

そして、そうやって自分の仕事を言葉にして数字にしていくと、全くのド素人でもできること、少し習熟すればできること、熟練が必要な技術と、このように業務を分けることができます。

そうやって考えていくと、自分が本当にやるべきことというのは実はとても限られていて、その他のことは人に任せた方が合理的と言える状況になります。

かく言う私も、人に頼むのが苦手な人間なので1から10まで全部自分でやってしまう、典型的な職人タイプです(笑)

しかし、最近になってやっとこのことに気が付いて、少しずつ人に任せることを覚えてきました。

まずは自分の業務を書き出し、手順に沿って並べてみる。

こういった作業から始めてみて、自分じゃなきゃできない仕事って何なのか、何を人に任せるのか、決めていくと良いでしょう。

自分にしかできない仕事に割く時間を増やすことでよりたくさんの仕事をこなすことができるようになり、売り上げを拡大していくことができますし、自分が働けなくなってもお客様に迷惑をかけない、収入が途絶え自分や社員の生活が困るようなことを防ぐことができるわけです。

「自分がいなきゃ回らない」と「好きだから仕事する」は違う

「自分がいなきゃ仕事が回らない」「店を休まなければならない」

という状況と

「仕事が好きだから生涯現役」

って、実は全然違うことです。

前者の問題点は

・自由な時間を創れない

・身体を壊したらお客様に迷惑をかける

・働けなくなったら収入が途絶えてしまう

・こなせる仕事の量が限られて売り上げがそれ以上増やせない

こういった問題点があります。(自分で書いてて耳(目?)が痛いのですが)

後者のような状況をつくり、現場仕事が好きならば自分も一緒にやりたい時に作業すれば良い。

こんな状況を創れば良いのですよね。

「この仕事は自分にしかできない」「自分じゃなきゃ回せない」

と、このように考える方も多いかもしれませんし、実際私もそう考えていました。

ですが、実はそれは勘違いですし、自分の技能を言葉にしたり、数字にしたりするために何をしたら良いかが考えられていないだけなんです。

実際、超高度な技術力で業績を伸ばす企業は職人技と呼べるレベルの仕事をほとんど自動化していますし、職人の感覚で行った方が良い作業や、手作業で行った方が効率が良い工程を人間が行っています。

「自分がいなければダメだ」というのは実は危険なことです。

仕事の見える化、マニュアル化、分業、基準の数値化を行い、基本的に自分じゃなくてもできるように仕組みを作ることが大切です。

職人から経営者に

ご自身の事業がそれなりに収益化できてきたら、次に考えることは経営者になることです。

経営者とは、社会的な使命を掲げ、その結果実現できる理想像を目指し、ヒト、モノ、カネという資源を最大限効率よく配分してその実現のために会社を運営していくことが仕事です。

例えるなら、目的地に向かい乗客を安全に、時間通りに運ぶことができる飛行機の機長さんです。

会社としてあるべき姿は何なのか、自社の事業がどのような社会的な使命を持っているのか、そして自社はどのような価値基準を大事にしながら経営していくのか・・・

これを記したものが経営理念です。

事業をとりあえず形にするには、社会に求められていることができていればそれなりに売り上げを作ることはできますが、組織としてそれを行っていくには目的地とやるべきこと、価値基準をしっかり明記し浸透させる必要があります。

目的地が北海道に行きたいのか沖縄に行きたいのか、目的地がバラバラならばルートは全く違います。

ルートがバラバラならば交通手段も時間もバラバラです。

のんびり景色を楽しんだり、道中の美味しいものを食べながら行きたいのか、素早く目的地に到着したいのかによっても選ぶべき手段は異なります。

企業理念が無い会社として目指すところがわからない、目的地までの行き方がわからない、どうやって行けばいいかがわからない、だから社員が入っても社長の思惑と全く別のことを言い出したり、「この会社やっぱり違うな・・・」と思っていなくなってしまったり、「もっとこうした方が良いのでは?」と会社の方向性とは違う方向を考えてしまうんです。

そして、そういった軸が無いと社長の言うこともコロコロと変わってしまうことも多く、社員から見放されてしまうことも多くあります。

しかし、会社としてこの理念をしっかり定めておくことで入社する段階からこの経営理念を共有し、それに賛同できるかどうかで選べばこの段階でまず合わない人を選別することができますよね。

そして、経営理念をコミットして、絶対にブレない軸を持つことで顧客、社員からの信頼を得ることができます。

人材~採用の段階で理念の共有がうまくできていないと、採用~育成で失敗し易く大損しやすいということになります。

だから、しっかり組織として会社を機能させ、経営者になるためにこの経営理念がとても大切なんです。

実際に、右肩上がりの成長を続ける大企業の経営戦略は、経営理念に基づき短期~長期ビジョンを掲げ、それを実現するために具体的にどうするのかを自社のホームページでわかりやすく公表しています。

下記のコラムを参照

そして、上場企業の社長や経営陣は何度も交代しますし、社長や経営陣が不在でも基本的に会社はしっかり機能していますよね。中小企業もそんな姿を目指して会社を創っていけば良いのです。

利益が出て節税を考えたいっていう経営者さんも、税金払うのが嫌ならばそんなときにしっかりお金を掛けて自分が不在でも会社が機能する仕組みを作るためにお金を掛けることもできます。

利益が出ているときは金融機関から融資な条件で、金額も大きな金額を借入することができますので、そのお金を使って設備投資、人員拡大をすることができます。

そうやって、次の利益を生むために投資をすれば、ムダな経費を使わずとも更なる利益を求めるために節税することができるようになります。

そして、いつでもリタイアできる環境にするには、経営の神様として知られた稲盛和夫氏の「売上の最大化と経費の最小化」の言葉の通り、業績の最大化、そして会社と経営者さん個人の資産を最大化する仕組みが必要です。

そんな秘密を、LINE講座にてお伝えしてますので下記のURL、QRコードよりご登録いただきご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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