小川 洋平

社長の資産が知らぬ間に〇百万円増えるクレカ活用術

こんにちは(^^)

経営者の資産を最大化し、お金と時間のゆとりを創る資産形成のプロ、ファイナンシャルプランナーの小川です。

先回の自動車税のクレカ払いのテクニックをご紹介したのですが、車屋さんからも好評いただきまして転載いただきました(^^)

自動車税を気持ちよく払って、賢くポイントを貯めるクレカ活用 : コラム – FP相談ねっと認定FP 小川 洋平 :2023年5月18日 更新。 (fpsdn.net)

さて、そして今回はクレカを使って経営者さんの個人資産を〇百万円増やす方法について解説します。

1.ポイント投資の活用

私も以前はクレカで貯めたポイントは投資に使っていましたが、マイルに交換した方が効率が良いことがわかりマイルに変えることにしました。

しかし、「別に旅行興味ない」っていう方も多いでしょう。

そんな方にオススメなのが、やはりポイント投資です。楽天証券やSBI証券はクレジットカードで利用して貯まったポイントで投資商品を購入することができます。

詳細については以前LINE証券様の記事で執筆させていただきましたので、こちらをご参考に↓

ポイント投資って何? | LINE投資部 (line-sec.co.jp)

つまり、ポイントを使って0円で投資することができるのです。

例えば、楽天ビジネスカードを法人で使ってクレジットカードで年間1000万円を決済したとします。

楽天ビジネスカード|楽天カード (rakuten-card.co.jp)

楽天ビジネスカードの場合、100円=1ポイントですので年間10万ポイントを貯めることができ、年間10万円分のを投資することができるということです。

楽天市場を使って仕入れや備品の購入をする場合など、通常の楽天カードよりも更に+2倍分のポイントが加算されますので、特に効果的にポイント投資に充てることができますね。

仮に毎年12万円分を投資することができ、仮に30年間年利5%で積立運用した場合にはトータルで800万円を超える金額にもなります。

資産運用シミュレーション : 金融庁 (fsa.go.jp)

いかがでしょうか?

これらは法人クレカを使うだけでこのようなことも実現することが可能なのです。

10年程度ならば150万円程度、20年ならば400万円と、忘れた頃にこれだけ資産を創ることができるということです。

2.どうやってそんな仕組みをつくるの?

まず、楽天ビジネスカードを作成します。

楽天ビジネスカードは、楽天カードの事業の決済用カードのことです。

通常の楽天カードはこちらです。

楽天カード
【公式】楽天カード (rakuten-card.co.jp)

ピンク色のものや限定デザインもあります。

通常の楽天カードは100円=1ポイントで、年会費は無料です。

なので、年会費が無料でポイント還元率も高いオールラウンダーなカードですね。

そして、楽天ビジネスカードはビジネス用のカードです。

楽天ビジネスカードを作成するには、個人用のプレミアムカードを作成し、その上でビジネスカードを作成する必要があります。

楽天ビジネスカード|楽天カード (rakuten-card.co.jp)

なので、個人の方で年会費11,000円の負担と、会社の方で2,200円の負担は必要になります。

年会費は掛かりますが、楽天市場で買い物した場合のポイント還元率が高く、様々な特典が付いていて、つみたてNISAなどで投資信託を購入した際のポイント還元率が通常のカードでは0.5%なのに対し、1%を還元してくれます。

こういったメリットもありますので、ビジネスカードと併せて年会費以上のメリットを受けることはできるでしょう。

あとは、楽天証券の口座を開設すると、プレミアムカードとプレミアムカードのポイントが合算されてきますので、それをポイント投資してもらうことができます。

3.法人クレカのポイント、個人で使って大丈夫??

基本的に、法人の支出で付与されたポイントについては法人のものになりますので、個人で利用すると給与扱いになってしまうと見られています。

なので、自動的にポイントが個人のポイントと合算されてきますが、実際のところ個人でそのポイントを利用するのはNGとなります。

ただし、会社でポイントの利用について経営者だけでなく社員も利用することができる規程を設けることで使うことができるようになります。

また、そもそも楽天カードの場合ですと、個人カードのポイントと法人用カードのポイントが自動的に合算され代表者個人のものとなるポイントを、いちいち法人の雑収入として計上しながら損金不算入の代表者への報酬として扱うのもおかしな話になるかと思いますしね・・・。

実際のところ、決算書には載らないものですし、税務署も調査の際には現金、預金の流れには着目してもポイントについては特に対象としいないというのが現状で、法人ポイントを個人利用することについてはグレーゾーンとなっています。やはりポイントの利用についてはだれが、どういう名目で使うことができるものなのかをしっかり規程を定めておくのが安心ですね。

このように、法人の場合は決済する金額が大きいため、ポイント投資を活用してもらうと将来的に残せる資産に大きな差が出てきます。

最初にしっかり仕組みを作っておけば、タダで貯めたポイントを積立投資して、あとは知らぬ間にポイント投資でひと財産出来てしまうものなのです。

ただし、楽天ビジネスカードの上限額は300万円までになっていますので、あまり高額な決済はできませんのでご注意くださいね。